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486_嘘つきは嘘に騙されやすい残念な人 #言葉 #性格

「子供が遊んでいる老人の家が火事になりました。老人は「危ないから逃げなさい」と言いましたが、子供たちは聞く耳を持っていませんでした。そこで老人は「外に出れば欲しがっていた羊の車、鹿の車、牛の車があるよ」と言って、外へ誘導しました。このことから、時と場合によっては嘘をついてもいいという、嘘も方便という言葉が生まれました」


「やっほー、実用的な知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『嘘つきは嘘に騙されやすい残念な人』です。お願いします」


「読者様は嘘が好きですか? また、嘘をつきますか?」


「私、個人としては嘘はあまり好きではなく、嘘をつくこともありません」


「嘘をついた所で基本的にメリットがないからです」


「ですが、世の中にはよく嘘をつく人がいます」


「どうして嘘をつくのでしょうか? 本当に不毛……もとい、不思議ですよね」


「なので今回は、どうして人は嘘をつくのか……ではなく、嘘をつくとどうなるのか、についてお話ししたいと思います」


「嘘をついている人は得しているのでしょうか? それとも損しているのでしょうか?」


「参考文献はカナダのウォータールー大学の研究となります」


「研究者は826人を集めて、嘘を見抜けるかのテストを受けてもらいました」


「複数の記事を見せて、それが科学的に正しいのか、それともデタラメな記事なのか見分けてもらいました」


「私たちは相互に関連性のある時代に生きている、いずれは量子スープを利用できるようになる、熱力学において相互に作用する熱力学エネルギーは増加する、みたいな記事があったみたいです」


「さらに、参加者には普段からどれくらい嘘をつくのか調べました」


「要するに、嘘をたくさんつく人と、嘘をつかない人で、嘘を見抜けるのか、それとも嘘に騙されるのか調べたのです」


「さて読者様、結果はどうなったと思いますか?」


「普段から嘘をつく人は、嘘を見抜けると思いますか?」


「嘘に慣れ親しんでいるので、他人の嘘にも敏感になるのでしょうか?」


「それとも、自分は自分、他人は他人。嘘つきも、嘘に騙されるという残念な結果になるのでしょうか?」


「はたして、嘘つきは嘘に強いのでしょうか? 弱いのでしょうか?」


「分析の結果、よく嘘をつく人は、嘘にーー」


「騙されていました!」


「普段から嘘をついている人ほど、嘘に騙されるという結果が出ました」


「読者様、日常的に嘘をついていませんか? そんなことをしていると他人の嘘に騙されやすくなりますよ」


「人を呪わば穴二つ、もしくは因果応報です」


「とはいえ、すべての嘘つきが嘘に騙されやすかったわけではありません。嘘つきの中にもヒエラルキーがあるみたいです」


「研究者は嘘つきを二つの種類に分けています。それは、説得型と回避型です」


「説得型は、話を誇張したり尾ひれをつけることで、他人を感心させたり、自分を大きく見せる嘘のことです」


「回避型は、率直にいうと相手を傷つけたり、自分の失敗を隠す嘘のことです」


「説得型は自分が中心で、回避型は相手を中心に考えています」


「二つに分けたところ、はっきりと違いが出ました。片方は騙されやすく、片方は騙されにくかったのです」


「で、騙されやすかったのは、説得型でした」


「普段から自分の功績を盛って話している人がいたら、注意してあげてください。その人は騙されやすいです」


「騙されてからでは遅いので、『あなたは騙されやすいですよ』と注意してあげてください」


「もしかしたら、騙されにくくなるかもしれません」


「また研究では参加者の認知能力、洞察力、自信レベル、思考能力などを調べるテストを受けてもらいました」


「その結果、説得型の嘘をつく人は認知能力とその他諸々の能力が低いことが判明しました」


「説得型の嘘つきは、もっともらしい文章を読むと勝手に奥深い文章だと勘違いする傾向が確認されました」


「こういったことが起きるのは、ひとえに自信過剰だからみたいです」


「自分は賢くて騙されるはずがない、と自分の能力を過信しているので騙されやすいみたいです」


「つまり、普段は嘘をつかなくても自信過剰な人も嘘に騙されやすい可能性があります。嘘つきではないから安心、と油断しないでくださいね」


「対して、回避型の嘘つきは相手に配慮ができるので騙されません」


「直接的に表現すると相手が傷つくから、言い方を変えようという思考の人は、相手の気持ちを推し量れる人です」


「相手の言葉や文字を、文字通り受け取らず、相手の立場になって考えることができます。そのため、本質に迫れるので、嘘に騙されないみたいです」


「読者様の身の回りに配慮できる方がいましたら、心強い味方になります。嘘か真実か分からないようなものに出会ったら、頼るといいですよ。きっと力になってくれます」


「嘘も方便ですよ、って所で今回のまとめです」


「研究者は、800人以上を集めて、嘘について調べたよ」


「その結果、嘘つきは他人の嘘に騙されやすいことが判明したよ」


「嘘つきの中でも、相手を慮ることができる嘘をつく人は騙されなかったよ。でも、自分を大きく見せたくて嘘をついている人は嘘に騙されやすかったよ」


「普段から、自分の功績を声高に主張している人がいたら、詐欺師に目をつけられるよ。あんまり自分の功績を誇張しないようにしようね。変な人が寄ってくるから」


「読者様は嘘をつかないようにしましょうね。謙虚が一番」


「それに、嘘をついてもメリットがありません」


「嘘はいずれバレますし、嘘を隠し通す労力もバカになりません。嘘は百害あって一利なしです」


「読者様は、嘘をつかないで過ごせる人生を送りましょう」


「嘘つきは嘘に騙されにくい、なんて言われていますが、このことが嘘ですよ」


「ということで、今回は『嘘つきは嘘に騙されやすい残念な人』でした。役に立ちましたか?」


「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト待ってます」


「次回の『SNSを一週間やめるだけで幸福度が激増する』で、会いましょう! バイバイ」



参考文献

‘You can’t bullshit a bullshitter’ (or can you?): Bullshitting frequency predicts receptivity to various types of misleading information

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