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475_空気が汚い地域ではミスが増える #環境 #行動

「イライシャ・グレイに少しの差で実用的な電話の特許を取得したことで知られるアレキサンダー・グラハム・ベルは『大気の管理が安全にできる国が、世界を究極的に支配する』と言ってます。空気を制するものが世界を制するみたいです」


「やっほー、役立つ知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『空気が汚い地域ではミスが増える』です。よろしくお願いします」


「読者様が住んでいる地域は空気が綺麗ですか?」


「え? 『都会だから空気が汚い』ですか。そうですか、空気が汚いと呼吸したくなくなりますよね」


「まあ、呼吸をしないと死んでしまうので、空気が汚くても呼吸は止められませんが」


「ともかく、今回は空気が汚い、つまり大気汚染が進んでいる地域ではどのようなことが起こるのか、についてお話ししたと思っております」


「都会は都会で便利ですが、大気汚染というデメリットもあることを覚えておいてください」


「参考文献はオランダのマーストリヒト大学などの研究となります」


「研究者はドイツで調査を開始しました」


「具体的に何を調べたのかといいますと、チェスの会場とチェスプレイヤーの手を分析しました」


「会場内の気温、二酸化炭素濃度、PM2.5濃度を調べて、どれくらい会場の大気が汚染されているか調べました」


「ちなみに、PM2.5とは、空気中を浮遊する超超小さい物質のことです。物を燃やしたりすると発生します」


「チェスプレイヤーの手に関しては、チェスエンジンを使って最適な手を指しているのか評価しました」


「要するに、会場の空気の悪さによって、チェスプレイヤーの手に変化があるのか調べたのです」


「読者様は、どう考えますか?」


「会場の空気が物理的に悪いと、チェスプレイヤーの思考にプラスの影響を与えると思いますか?」


「普段より、最適な一手を指すことができるようになるのでしょうか?」


「それとも、反対に空気が悪いとミスが増えたりするのでしょうか?」


「何となく、空気が悪いと頭が回らなくなりそうな気がします。疑問は正しいのでしょうか?」


「もしくは、何も変わらないのでしょうか?」


「大気汚染がされていても、脳にまで影響はなく、チェスプレイヤーの思考はプラスにもマイナスにも転ばないのでしょうか?」


「はたして、結果はどうなのでしょうか?」


「分析の結果、大気汚染が進んでいる会場でのチェスプレイヤーの手はーー」


「ミスが増えていました!」


「最適とはほど遠い手を指す確率が増えていたのです。空気が悪いと頭も悪くなってしまったのです」


「読者様、大気の綺麗さは頭の回転にも影響を与えます。空気が悪い場所に長く居続けるとバカになるかもしれません。気を付けてください」


「会場内のPM2.5濃度が1立法メートルあたり14から70マイクログラムの状況だと、ミスが増えます」


「数値を言われて想像ができないと思いますので、分かりやすく説明すると、都市の大気と同じくらいです」


「つまり、都会で生活している人は、常にミスの確率が増えている、といっても過言ではないでしょう」


「読者様、会社や学校などの特定の場所でミスが多いなんてことはありませんか?」


「もしかしたら、その原因は空気かもしれません」


「空気が汚い場所で作業をしているとミスが増えます。空気清浄機などを活用して、空気を綺麗に保ちましょう。ミスが減るかもしれません」


「またPM2.5濃度が高くなるほど、ミスが増えることも判明しています。空気が汚ければ汚いほど、ミスが増えるので注意してください」


「PM2.5濃度が1立法メートルあたり、10マイクログラム増えるとミスする確率が2%増えます」


「しかも、ミスが増えるだけでなく、最適な一手からも離れることも判明しています。10%も悪手な手を選んでいました」


「会場の空気が汚ければ汚いほど、悪手の一手を指す確率が増えていました」


「大気汚染はミスを増やすだけでなく、冷静な判断力も奪うみたいです」


「読者様、大事な決定を行う場合は、空気が綺麗な場所で行いましょう」


「ミスも増えませんし、最適な戦略を選べます」


「空気を読む、なんて言葉がありますが、それよりも空気は綺麗にするものです。読むのではなく、浄化することに注力しましょう」


「空気が綺麗なら、判断力が落ちていないので空気を読まない発言も減ることでしょう」


「空気は大事、って所で今回のまとめです」


「研究者はチェスの会場の空気を調べて、チェスプレイヤーの手との関連を調べたよ」


「すると、会場内の空気が汚いとミスをするプレイヤーが増えたよ」


「しかも、会場内の空気が汚いほど、ミスが増えて、最適な一手からどんどん離れた手を指していたよ」


「大気汚染が進んだ地域では、冷静な判断力を失ったバカが量産されるよ。気を付けてね」


「それに、大気汚染は頭を悪くさせる以外にも悪影響があります」


「大気汚染で健康に悪影響が出たり、メンタルが悪化したり、運動のメリットを減らしたり、犯罪が増えたり、精子が減少するなど言われています」


「読者様、健康などの諸々のことを考えると、都会に住むメリットは少ないかもいしれません」


「昔は都会のほうが色々揃っていて便利でしたが、現在では地方にいても都会と遜色のない生活を送ることができます」


「メリットとデメリットを考えて住む場所を選びましょう」


「必ずしも都会のほうがいい、とは思わないことです」


「ということで、今回は『空気が汚い地域ではミスが増える』でした。知識が増えましたか?」


「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト待ってます」


「次回の『指パッチンが一番早い件』で、会いましょう! バイバイ」



参考文献

Indoor Air Quality and Strategic Decision Making

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