468_同姓だけのチームより男女混合チームのほうが評価が高くなる #チーム #性別
「スペイン生まれの哲学者ジョージ・サンタヤーナは『男女が結論だけ同じ時には、双方の理由は、いつもかけ離れている』と言ってます。同じ結論だからといって、過程が同じとは限りません」
「やっほー、人生に役立つ知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『同姓だけのチームより男女混合チームのほうが評価が高くなる』です」
「では、よろしくお願いします」
「これまでにチームを成功に導く要素はいくつかお話ししてきました」
「たとえば、"049_賢い人を集めてもチームは成功しない。チームを成功に導く要素とは?"や”254_チームワークに好感度は必要なのか?”や”189_【たった一言?】グループが上手くいく秘訣が判明しました”などです」
「これだけでも十分といえば十分ですが、今回新たにチームを成功に導く要素を発見したので、紹介したいと思います」
「是非、最高のチームを作るために活用してください」
「参考文献はアメリカのノースウエスタン大学の研究となります」
「研究者は過去20年間に発表された論文600万件以上を分析しました」
「高い評価を得ている論文を調べて、その論文を書いたチームの特徴を調べました」
「論文の評価というのは数字で表せます」
「被引用数というものがありまして、その論文が他の論文で引用された回数を調べると論文が高く評価されているか分かるのです」
「良質な論文だと他の論文から引用される回数が増え、被引用数が増えます。なので、被引用数が多い論文は評価の高い論文となります」
「自分で自分の論文を引用して数を稼ぐという手段もセコい手段もありますが、今回は取り扱いません」
「さて読者様、評価の高い論文を執筆しているチームの特徴とは何だと思いますか?」
「シンプルに賢い人が集まったチームでしょうか? チームの全員が賢いと論文もサクサク進んで、品質の高いものを作れるのでしょうか?」
「それとも、賢さより情熱が大事なのでしょうか?」
「知識不足は情熱でカバーできるのでしょうか?」
「もしくは、別の要因が関係しているのでしょうか?」
「はたして、最強のチームに必要な要素とは何なのでしょうか?」
「論文を分析した結果、評価の高い論文を執筆していたのはーー」
「男女混合のチームでした!」
「男性だけ、女性だけなどの同姓だけで組まれたチームより、男女混合のチームを組んでいるほうが論文の被引用数が多くなることが判明しました」
「被引用数だけでなく、論文の内容が斬新だと評価されていました」
「読者様、最強のチームを作りたければ、男女混合にするといいですよ」
「男女混合チームがいいからといって、男性を一人だけ、女性を一人だけチームに入れるというのは良くありません」
「チームのバランスが大事です。具体的な数字は出ていませんが、極端な男女比になっている場合は、メリットを活かせません」
「チーム全体のバランスを考えて、男女比を決定するのがいいでしょう」
「男女混合チームが評価の高い論文を執筆できる理由として、挙げられているのは多様性です」
「男性しか持ち得ない視点、女性特有の考え、など男女が入り交じっていると同じものを見ても、たくさんの視点から物事を観察できます」
「それが、斬新な発見に繋がるのです」
「読者様、同姓だけのチームは居心地がいいかもしれません。ですが、評価が高いものを作れているかは疑問が残ります」
「本当にいいものを作りたければ、性別の垣根を越えてチームを構築してください」
「予想以上の仕事をしてくれるに違いありません」
「ただですね、研究者は懸念もしています」
「それは、男女混合チームが過小評価されていることです」
「女性の社会進出が進んだり、男女平等が叫ばれているのに、依然として男女混合チームの成果は過小評価されているそうです」
「世間は最強のチームの作り方を知らないのです。とても、もったいないことです」
「読者様は男女混合チームのメリットを活かして、最強のチームを構築してください」
「気を付けてほしいのは意見を封殺しないことです」
「トップの人が主導して、部下が意見を言えないような環境では、せっかくの男女混合チームのメリットが活かせません」
「色々な意見が出ることで新しい発見に繋がります。自由に意見を交換できる環境作りも大切です」
「男女混合チームを作っても、全員の意見を気かなけば意味はありません。忌憚なく意見を言えるチームにするのも大事です」
「声が大きい人の意見を重視しているようでは、せっかくの男女混合チームのメリットは活かせません、という所で今回のまとめです」
「研究者は過去20年間の論文を600万件以上調べて、素晴らしい論文を書いているチームの特徴を調べたよ」
「すると、男女混合チームの論文が評価が高かったよ」
「ちなみに、斬新さが最大7%高くて、アッパーテール論文の可能性が14%高くなるよ」
「読者様も、仕事が上手くいっていないようなら、チームの男女比を再考してみましょう。バランスが悪い可能性があります」
「強いチームというのは、色々な視点があります」
「男性の視点、女性の視点、子供の視点、大人の視点、老人の視点、マイノリティの視点、など」
「自分とは違った意見を積極的に知ることで、新たな発見に繋がります」
「読者様、自分が知らない知識を知ることは、新しいアイデアに繋がります」
「時には、興味のないジャンルに手を出すのもありですよ。きっと新しい発見があるはずです」
「ということで、今回は『同姓だけのチームより男女混合チームのほうが評価が高くなる』でした。知識の足しになれば幸いです」
「ありがとうございました。高評価、コメント、お願いします」
「読者様のリクエストも受け付けてます!」
「次回の『マッチングアプリで相手を選ぶ際の注意点』で、会おうね!」
「いくぜ、知識の完全制覇。バイバイ」
参考文献
Gender-diverse teams produce more novel and higher-impact scientific ideas




