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448_骨折しやすい人の特徴 #肉体 #行動

「骨折り損のくたびれ儲けという言葉はコンニャク屋が由来です。昔、コンニャク屋を営んでいた権兵衛はコンニャクが売れまないことに悩んでいました。そこでコンニャクを売るためにサイズを大きくしました。すると、お店は大繁盛。飛ぶようにコンニャクは売れました。ですが、値段を据え置きにしていたため、原価でコンニャクを売っていて、儲けはありませんでした。これが由来です」


「やっほー、役立つ知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『骨折しやすい人の特徴』です。よろしくお願いします」


「読者様は骨折を経験したことがありますか?」


「ちなみに、私は今まで骨折は経験したことがありません。とても痛くて、ギプスで固定しなければならないので大変だと聞いたことがあるだけです」


「他に知っていることといえば、ギプスに落書きされるくらいですね」


「とまあ、私のように骨折を経験したことがある人もいれば、しょっちゅう骨折をしている人もいます」


「この違いは何なのでしょうか?」


「そこで研究者は、骨折をよくする人と骨折をしない人の特徴を調べました」


「今回は、よく骨折する人と骨折をしない人の特徴をお話ししたいと思います。骨折り損のくたびれ儲けにならないように私も精一杯お話しします」


「参考文献はニュージーランドのオタゴ大学が行った研究となります」


「まず、子供というのは、全体の約半分が一度は骨折を経験するみたいです。その中でも男の子は25%、女の子は15%が二度以上の骨折を経験するそうです」


「研究者は子供の頃に骨折をしていると、大人になってから骨折するのかを調べました」


「1972年から1973年に生まれた1037人の子供を対象に、骨折をした回数を調査しました」


「0歳から18歳までの小児期と18歳から45歳までの成人期の骨折の回数の聞き取り調査を行い、子供の頃の骨折が大人になっても影響するのか調べました」


「その結果、子供の頃の骨折と大人になってからの骨折には関連があることが見つかりました」


「さて読者様、大人になってから骨折しやすい人の特徴とは何だと思いますか?」


「子供の頃に骨折をしていることでしょうか?」


「骨折をして、治療が終わると、元より丈夫になる、なんて話はよく聞きます」


「たくさん骨折をすることで、丈夫な骨に育つのでしょうか?」


「反対に何度も経験することは癖になるといいます」


「たとえば、脱臼です。何度も脱臼を繰り返していると、簡単に関節が外れるようになります。骨折も癖になることがあるのでしょうか?」


「はたして、骨折をしやすい人の特徴は何でしょうか?」


「分析の結果、骨折をしやすい人の特徴はーー」


「子供の頃に一度でも骨折している人でした!」


「子供の頃に骨折を経験していると、大人になってからの骨折の回数が、子供の頃に骨折をしていない人に比べて骨折のリスクが上昇していました」


「子供の頃に複数回の骨折を経験していると、リスクは2倍以上になります」


「つまり、子供の頃から骨折をしている人は大人になっても骨折に苦しむことになります。対して、子供の頃に骨折をしていない人は大人になっても骨折とは無縁の生活を送ることができます」


「既に大人になっている読者様は手遅れですが、ご家庭に子供がいらっしゃる読者様は子供が骨折をしないように気を付けましょう」


「今後の人生に響きますよ」


「どうして子供の頃の骨折が大人になっても影響しているのか詳しい理由は判明していません。元々骨が弱い人が大人になっても骨が弱いままなのか。それとも、子供の頃の骨折が癖になっているのか分かりません」


「ただ、スポーツへの参加、肥満、虐待、骨密度などは骨折と関係がなかったそうです」


「スポーツに参加しないより、スポーツに参加しているほうが骨折をしそうなイメージですが、関係ないそうです」


「まあ、スポーツをしていても骨折をする人もしない人もいます。個人的にはスポーツで骨折するのは、同じ人が別の箇所を折っているイメージがありますね」


「タイムマシンが発明されていないので、子供の頃に骨折した経験を消すことはできません。しかし、骨を丈夫にして骨折のリスクを減らすことはできます」


「たとえば、有酸素運動です。ウォーキングやダンスをすることで鍛えることが可能です」


「他にも、カルシウム、ビタミンD、タンパク質などを適切に摂取することで骨折のリスクを減らせます」


「子供の頃に骨折を経験したことがある読者様は今一度食事内容を見返しましょう」


「ただでさえ骨折しやすいのに食事に気を使っていないと余計に骨折しやすくなります」


「骨折すると行動が制限されたり、働くこともできなくなります。人生の損失なので、骨折しないようにしましょう」


「普段からのケアが症状を軽くするのです」


「やっぱり日頃の行いが大事、って所で今回のまとめです」


「研究者は1000人以上の子供を50年以上追跡して、子供の頃の骨折と大人になってからの骨折を調べたよ」


「すると、子供の頃に骨折をしていると大人になっても骨折しやすいことが判明したよ。なんとリスクは2倍以上だよ」


「読者様も子供の頃に骨折を経験したことがあるなら、骨折しやすいかもしれないよ」


「運動や食生活でリスクを減らすように心がけようね」


「先行研究によると、骨折しやすい子供の特徴は肥満、ビタミンDの不足、カルシウムの不足、活発な運動、虐待などです」


「読者様の努力によって改善できる点も多いので、子供に骨折をさせないように覚えておきましょう」


「骨折はわざわざ経験するものではありません。健康的な生活を送るために気を付けましょう」


「ということで、今回は『骨折しやすい人の特徴』でした。知識の足しになれば幸いです」


「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト、お願いします」


「次回の『うつ病になりたくないならキノコを食べよう』で、会おうね! 目指せ、知識の完全制覇。バイバイ」



参考文献

Is repeated childhood fracture related to areal bone density or body composition in middle age?

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