046_マインドフルネスで学校の成績が上がったよ #マインドフルネス #勉強
「045_【初心者歓迎】瞑想で体と心の痛みが和らぐ #瞑想 #肉体」は、「小説家になろう」では更新しません。
「カクヨム」にて掲載しています。
気になる方はカクヨムで、お願いします。
「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『マインドフルネスで学校の成績が上がったよ』のお話をしたいと思います」
「では、よろしくお願いします」
「読者様はマインドフルネスをしたことがありますか?」
「え? 『したことがない』ですか。それは、とてももったいないです」
「なぜなら、マインドフルネスにはストレスの軽減や学力の向上が望めるのです。マインドフルネスから目を逸らすのは損でっせ」
「読者様の中には『ストレスなんて屁でもねぇ』という方もいらっしゃるかもしれません。その場合は不要です」
「ですが、大半の読者様はストレスとは切っても切り離せない生活を送っていることでしょう。そんな読者様はマインドフルネスのメリットを知って、足がかりにしてください」
「では、お話ししたいと思います」
「マサチューセッツ工科大学(MIT)は約100人の6年生(日本の小学6年生相当)を集めました。その内の半数に、8週間のマインドフルネスのトレーニングを受けてもらいました」
「このマインドフルネスとは、現在起こっていることを全面的に受け入れて、今この瞬間に注意を向けることです」
「瞑想とは違いますので、誤解なきようお願いします」
「心を無にすること、リラックスすることとも違います。結構誤解されている方が多いので、お気をつけを」
「さて、結果がどのようになったか。読者様もわかりますよね?」
「マインドフルネスのトレーニングを受けた学生は、自身のストレスが低下したことを報告しました」
「さらに、悲しみや怒りといった、ネガティブな感情が少なくなったと報告しています」
「ここまでは学生の主観の話です。言わずと知れたMITの研究者は、学生の扁桃体の活動を調べています」
「扁桃体は恐怖や感情を処理する機能があります。活発に活動していると、恐怖などの感情を強く感じていることになります」
「恐怖を感じている、ということは強いストレスを感じている、と同じです」
「学生には様々な表情をしている顔写真を見てもらい、扁桃体がどのように活動するか観察しました」
「扁桃体の活動を調べるのはマインドフルネスのトレーニングを受ける前と、受けた後で行っています」
「トレーニングの前後で結果を比較すると、両者の違いは一目瞭然でした。トレーニングを受けた後は、扁桃体の活動が弱まっていたのです」
「つまり、学生のストレスが軽減した報告を裏付ける証拠が揃ったのです」
「8週間のトレーニングでストレスに強くなれる。なんともありがたい話です」
「読者様も日々ストレスを受けてることでしょう。そして、何らかの方法でストレス解消をしていると思います」
「買い物ですか? それとも、音楽や映画の鑑賞ですか? もしくは旅行ですか?」
「以上の方法はどれもお金がかかりますよね?」
「ですが、マインドフルネスではお金がかかりません。それにストレスそのものに強くなるので、日々のストレスを受けにくくなります」
「読者様もやめませんか、対処療法的なストレス発散は?」
「対症療法は、お金も時間もかかります。何より、抜本的な対策をしないと、いたちごっこです。一度解消しても、またストレスに苛まれます」
「ストレス生活とバイバイしたくないですか?」
「『ストレスなんて知らないな』と言ってみたくないですか? 読者様は人生で一度は言ってみたい台詞の中にランクインしてないですか?」
「言いたいなら、答えはマインドフルネスにあります」
「それにマインドフルネスのメリットは、ストレス対策だけではありません」
「別の研究では学生の成績が上がることが判明しています」
「研究者はアメリカの学生の5年生~8年生(日本の小学5年生~中学3年生)にマインドフルネスを行えているかアンケートをしました」
「アンケートにはマインドフルネス注意認識尺度を使用しました。マインドフルネスの傾向がわかるアンケートですね。マインドフルネスを調べる際によく利用されます」
「そのアンケートに答えた学生は、なんと! 2000人を越えています。協力者が多いですね」
「研究者はアンケートから学業成績、テストの点数、出席率、停学などの処分を受けた回数などとマインドフルネス傾向を比較しました」
「その結果、マインドフルネス傾向の高い生徒ほど、学業の成績がよく、テストの点数が高いことが判明しました」
「さらに、欠席も少なく停学などの処分が少なかったみたいです」
「いやはや、驚きですね。目の前のことに注意を向ける能力が高いと、ストレスには強くなるし、学校の成績は上がる」
「学生の時分から差がついたら、大人になったらもっと大きい差になります。マインドフルネスをしない人は、する人にどんどん置いてきぼりにされます」
「学校は授業にマインドフルネスのトレーニングを取り入れるべきですね。成績が上がるんですから。校長先生のありがたくない話を聞くより、万倍も生徒のタメになります」
「もしかしたら、読者様の中には『子供を対象にした研究だから、大人には意味がないんじゃないの』と考えていませんか」
「甘いです。甘々です。ストレスを与えて育てた、トマトくらい甘いです」
「子供に効果があるなら、大人にも効果があってもおかしくありません」
「子供も大人も等しく人間です。子供にしか効かない道理はありません」
「つまり、大人な読者様も今からマインドフルネスのトレーニングを始めれば、ストレスに強くなるし、成績が向上します」
「会社の上司にストレスを受けてませんか?」
「新しい仕事を振られて、覚えることがたくさんありませんか?」
「そんなお悩みを解決するのが、マインドフルネスんなんです」
「是非、お試しください。上司の言葉を右から左に受け流して、ついでにストレスも受け流しましょう。それに、新しい仕事をさくっと覚えて一目置かれましょう」
「人生が超楽々になりますよ! 人生イージーモードはすぐそこにある!」
「ではでは、今回のまとめです。学生にマインドフルネスのトレーニングを受けさせたら、ストレスが軽減したよ」
「マインドフルネス傾向が高い学生は成績がよかったし、態度も良好。学校を休む回数も少なかったぞ」
「最初は5分からでも構いません。続けることが大事です」
「目の前で起こっていることに注意を向けるのがマインドフルネスです」
「食事に全ての意識を向けるマインドフルイーティング、全力で歯磨きをするマインドフルブラッシングなどがあります」
「注意を向ける対象はなんでもいいです。仕事に使う文房具でも構いません。会話相手でも構いません」
「脇目を降らず、目の前のことに集中してください。一つのことに集中する、それがマインドフルネスです」
「全集中です!」
「細かなことまで注意が向きます。今まで見逃していた、新たな発見があると思いますよ」
「ということで、今回は『マインドフルネスで学校の成績が上がったよ』のお話でした。読者様の参考になれば、私はとても嬉しいです」
「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。質問やリクエストも待ってまーす」
「それでは、次回の『平凡な見た目の主人公は絶対に存在しない』で、またお会いしましょう。バイバーイ」
参考文献
Mindfulness training reduces stress and amygdala reactivity to fearful faces in middle-school children.




