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417_【いつでもどこでもできる】超お手軽な不安対策 #不安 #緊張

「アメリカの作家ニール・ドナルド・ウォルシュは『人間の行動には二つの行動しかない。「不安」か、「愛」か。他の選択の余地は無い。これ以外の選択肢が無いからだ。だが、どちらを選ぶかは自由に決められる』と言っています。自分のためか、相手のためか、人の行動は二つに一つです」


「やっほー、役立つ知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『【いつでもどこでもできる】超お手軽な不安対策』です。よろしくお願いします」


「人はいつだって不安と戦って人生を生きています」


「恋人のデート、会社でのプレゼン、就職・転職活動、試験や大会の本番、不安はどこにでもあります」


「そんな不安に対して、読者様はどのように対処していますか?」


「え? 『手のひらに人って書いて、飲み込む』ですか。それは……緊張した時の対処法ではありませんか?」


「まあ、大きなカテゴリーでは同じですね」


「ともかく、不安の対処法は色々あります。不安な気持ちを紙に書き出したり、食事をしたり、もっと最悪なケースを考えたり、運動したり、深呼吸したり、様々な対処法があります」


「人によっては、寝たら忘れる、ってこともあるでしょう」


「ですが、本番直前に不安を感じた時、悠長に感情を紙に書き出したり、運動なんてできますか? できませんよね」


「ということで、もっとお手軽に不安を吹き飛ばす方法を紹介したいと思います」


「しかも、不安を感じやすい人ほど有効となっています。ネガティブな感情が強い人は必見ですよ」


「今回の参考文献はイギリスのエクセター大学の研究となっています」


「研究者は健康な大学生を42人集めました」


「参加者には言葉や写真を使って、不安を感じてもらいました」


「その後に、二つのグループに分けて、それぞれに写真をごく僅かな時間だけ見せました」


「一つ目のグループは、普通の写真を見てもらいました。家庭にある道具の写真です」


「二つ目のグループは、愛情を感じる写真を見てもらいました。恋人がハグしている写真です」


「実験の歳にはfMRIをつけてもらい、感情を処理する脳の扁桃体をモニタリングして、不安がどのように変化するのか調べました」


「扁桃体は不安を強く感じるほど、活発になります。扁桃体の活動を調べれば、どのくらい不安を感じているのか計ることができます」


「要するに、不安を感じた時に、ありきたりな物を見るか、愛を感じるものを見るかで不安が解消するのか調べたのです」


「さてさて読者様、不安が解消するのはどっちのグループだと思いますか?」


「家庭の道具を見るといいのでしょうか?」


「家庭の道具を見ると、いつもの日常を思い出します。日常のリラックスしている状態を想起させるので、不安が吹き飛ぶのでしょうか?」


「それとも、愛は偉大なのでしょうか?」


「幸せな人を見ると、自分も幸せになります。幸せな気分が不安をどこかに連れ去ってくれるのでしょうか?」


「はたして、どっちの写真が効果的だったのでしょうか?」


「分析の結果、不安を解消してくれるのはーー」


「愛を感じる写真でした!」


「愛の写真を見た参加者は、扁桃体の活動が抑制され、不安が減少していることが確認されました」


「読者様、不安を感じたら、カップルを見るといいですよ」


「リア充爆発しろ、って思うかもしれませんが、そう思えるなら不安は吹き飛んでいるはずです」


「とはいえ、都合よくカップルなんていません。実験で行っていたように、不安を吹き飛ばすには写真で十分です」


「不安にならないためにも、ラブリーな写真を肌身離さず持ち歩きましょう」


「写真に写っているのは自分である必要はありません。なので、家族、恋人の写真でもいいですし、推しのアイドル写真でもいいです」


「とにかく、愛を思い出せるような写真なら、効果があります」


「しかも、不安をすぐに感じてしまう人ほど、不安を吹き飛ばす効果が強いです」


「よく緊張する人、すぐに不安で心臓がバクバクする人、いつもネガティブに考えてしまう人は、愛の詰まった写真を手元に置いておきましょう」


「スマホの待ち受け画面にして、いつでも確認できるようにしましょう」


「不安を吹き飛ばす効果は、意識してなくても効果があります。目の端に幸せそうなカップルが見えるだけで、不安は減衰します」


「よく目にするものに配置しておくと、不安な気持ちになることが減るでしょう」


「見る時間も短くて十分です。写真を認識できるくらいの時間でも効果があります。スマホで時間を確認する感覚で写真を見たらいいと思います」


「読者様も、今すぐに待ち受け画面を変えましょうね。きっと人生がハッピーになりますよ」


「という感じで、今回のまとめに入りたいと思います」


「研究者は大学生を集めて、不安にさせたよ」


「その後に、ハグをしている写真を見せて愛を感じさせたよ」


「すると、不安がなくなっていることが判明したよ」


「不安を感じた時には、愛を感じる写真を見るといいよ」


「お手軽に試せるから、読者様も今日から愛のある写真を持ち歩こうね」


「写真を見るだけなので、時間もかかりませんし、どこでも試せます。効果が実証されている不安対策は色々ありますが、本番の直前に行うのはとても難しいです」


「ですが、今回紹介した内容なら、問題ありません」


「緊急措置かもしれませんが、普段から愛を感じる写真は持ち歩きましょう。スマホに入れていれば、場所も取りません」


「読者様も、不安を感じたときは、深呼吸、手のひらの人を飲むの他に、愛を感じる写真を見るを加えてましょう」


「この三点セットがあれば、怖いものなしです」


「ということで、今回は『【いつでもどこでもできる】超お手軽な不安対策』でした。知識の足しになれば幸いです」


「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト、お願いします」


「次回の『ジュースを飲むと人として大切なものを失う』で、会おうね! いくぜ、知識の完全制覇。バイバイ」



参考文献

Attachment-security priming attenuates amygdala activation to social and linguistic threat

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