表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/1465

032_陰謀論を信じる人からは距離を取れ【百害あって一利なし】 #性格 #人間関係

「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『陰謀論を信じる人からは距離を取れ』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は陰謀論を信じますか? もしくは、周りに陰謀論を吹聴する人はいますか?」


「陰謀論を信じる人は知性が低いことがわかっていますが、他にも犯罪を起こす可能性が高いことが判明しました」


「ですので読者様、お近くに陰謀論が好きな人がいましたら、すぐに距離を取ることをオススメします。百害あって一利なしです」


「今回は陰謀論を信じる人が犯罪を起こす可能性が高いことについてお話ししたいと思います。このお話は陰謀論ではありませんよ。誤解しちゃダメですよ」


「そもそも陰謀論を知っていますか?」


「たとえば、『新型ウイルスが流行しているのは5Gが原因だ』『政府は国民に大事な情報を隠している』『有名王妃が亡くなったのは暗殺されたから』などです」


「読者様も一度はこういった、根も葉もない噂を耳にしたことがあると思います。読者様は信じてませんよね?」


「そんな陰謀論について調べてくれたのが今回の研究です。イギリスのケント大学とスタンフォード大学が調査しました」


「研究者は253人の参加者に一般的な陰謀論を信じるかどうかのアンケートを取りました。陰謀論は私が先に語った内容です」


「それと同時に小さな犯罪を起こす可能性についてもアンケートを取りました」


「その結果ですね、陰謀論を信じる人は小さな犯罪を起こす可能性が示されました」


「小さな犯罪とは、権利がないのに返金を要求したり、です。本当に小さいです、いろんな意味で」


「ですが、これでは陰謀論を信じることと小さな犯罪を起こす可能性が関連している、に過ぎません」


「あくまで相関関係であり、因果関係ではありません」


「陰謀論を信じるだけで、犯罪者のレッテルを貼られるのは不当ですね。何を信じるかは、その人の自由です。信仰の自由です」


「これだけでは陰謀論と小さな犯罪の関係性を証明できないと判断した研究者は、一歩踏み込んだ研究をしました」


「追加で120人の参加者に協力してもらいました。まずは最初の研究と同様に陰謀論と小さな犯罪についてのアンケートが行われました」


「その後、参加者を二つのグループに別けました。片方のグループには陰謀論の記事を読んでもらい、もう片方には対照群として何もしませんでした」


「その結果ですね、陰謀論の記事を読んだグループは、今後犯罪を起こす可能性が、もう一方のグループより有意に高くなりました」


「恐ろしいですね。ただ、陰謀論の記事を読んだだけで、犯罪を起こす確率が高まる。陰謀論は本当に百害あって一利なしです」


「陰謀論の記事を読んだら、小さな犯罪を起こす可能性が高くなる。陰謀論の記事を読んでも、人生変わらないので陰謀論は時間の無駄ですね」


「『陰謀論を信じている人は社会への帰属意識が変わったため、小さな犯罪を起こすのではないか』と研究者は推測しています」


「社会のルールに従っているのはバカバカしい、そんな思いから犯罪に走るのかもしれません」


「もしくは世界で成功している人は、社会のルールを破ったから成功した、と思い込みたいのかもしれません」


「成功とはある意味で、既存のルールを壊した人が手に入れるものですから」


「とはいえ、今回の研究は小規模のものです。どこまで信頼に値するかは不明です。今後翻る可能性は大いにあります。科学とは、常に反対意見があるものです」


「あくまで、『こんな研究もあるんだー』と軽い気持ちでお付き合いください」


「陰謀論者が必ずしも犯罪を起こすわけではありません。大抵の人は無害です。そこは、忘れないようにお願いします」


「陰謀論者が危険な可能性があるなら、付き合わなければいいのです。それでも、どうしても付き合わなければならない場面もあるでしょう。そんな時の対処法をお話ししたいと思います」


「まずは、『相手の陰謀を論破しないこと』です」


「仮に論破しても、相手が陰謀論を翻す可能性は低いそうです。むしろ、攻撃されたことで、ますます信じるようになります」


「『議論しないこと』も大切です。議論しても結論は出ません。相手の言い分を聞いて、感情を理解してあげるのが大事です」


「陰謀論者も好きで犯罪を起こすのではありません。根本では、世界をよくしたい、という善意からの行動です。気持ちを理解してあげると、心を開いてくれるようになります」


「『社会的な繋がりを感じさせる』ことも大事です。社会への帰属意識が変化して、社会から省かれている感覚を持つ人もいます」


「そのため、社会との繋がりを思い出させてあげると、陰謀論を信じなくなる可能性があります」


「陰謀論を信じる人とは関わらないのが一番です。それでも大切な人が陰謀論を信じて、自分で何とかしてあげたい場合に活用してください」


「それでは、今回のまとめです。陰謀論を信じる人は小さな犯罪を起こす可能性がある。陰謀論者とは関わらないのが一番」


「どうしても陰謀論者と関わるなら、論破しない、議論しない、社会的な繋がりを意識させる、の三つです」


「読者様が陰謀論を信じて、無駄な時間を過ごさないように私も祈っております」


「ということで、今回は『陰謀論を信じる人からは距離を取れ』のお話でした。読者様の参考になれば、私はとても嬉しいです」


「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。待ってまーす」


「それでは、次回の『受け入れてもらえる反対意見の伝え方』で、またお会いしましょう。バイバーイ」



参考文献

Belief in conspiracy theories and intentions to engage in everyday crime - Jolley - 2019 - British Journal of Social Psychology - Wiley Online Library

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
読んでくれて感謝
高評価やブクマをよろしくね。いいねされると嬉しいよ
感想やリクエストも待ってるよ!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ