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195_男性より女性のほうが失敗を才能のせいにする #才能 #性別

「パナソニックの創業者である松下幸之助は『仕事には知恵も大事、才能も大事。しかし、もっと大事なことは些細と思われること、平凡と思われることも疎かにしない心がけである』と残しています。どんな小さなことも見逃したらダメですよ」


「やっほー、人生よくなってる読者様。使える知識をお届けする世界一の美女サクラです! 今回は『男性より女性のほうが失敗を才能のせいにする』のお話をしますよ」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は何か失敗した時に、失敗の理由を才能のせいにしていませんか?」


「実はですね、男性よりも女性の方が失敗の理由を才能のせいにする傾向が確認されました」


「失敗を才能のせいにしていると、成長がありません。自分に悪いことがないのだから、直す箇所もない。と、なります」


「欠点に目を向けなくなるので、努力したり改善したりすることがなくなります」


「ダメですよ。成長を止めたら、置いていかれます。成長を忘れた人に成功はありません」


「ですので、読者様には是非、失敗の理由を才能のせいにして欲しくありません」


「特に女性は失敗を才能のせいにします。気を付けてください」


「女性の方が失敗を才能のせいにする傾向を確認したのはフランス国立科学研究センターです」


「研究者は2018年に行われたOECD生徒の学習到達度調査(PISA)を利用して。世界72ヶ国から50万人以上の学生のデータを分析しました」


「PISAはOECD加盟国の15歳を対象に読解力、数学力、科学、問題解決能力を計ります。国ごとのデータを出して、学生の成績を研究する目的があります」


「2018年のPISAでは『失敗した時、才能がないのか不安になる』という調査項目がありました。その項目にどれくらいチェックするかで国や性別ごとに、失敗を才能のせいにするのか調査したのです」


「その結果が先にも述べた通り、女性の方が失敗を才能のせいにする傾向が確認されました」


「では、一体どのくらいの学生が失敗を才能のせいにしていたと思いますか?」


「才能なんて飾りだよ、だから15%くらい? それとも半々くらいになるんじゃないか? 人は言い訳を求める生き物だから、80%くらいは才能のせいにするんじゃないの?」


「結果はですね、男性は失敗を才能のせいにするのは…………47%でした!」


「およそ半分です。男性の二人に一人は失敗を才能のせいにするのです」


「で、それより多い女性はと言いますと……61%でした!」


「実に三人に二人くらいは才能のせいにしていたのです」


「男女で才能のせいにするのに14%も差が開きました」


「なんですが、OECDに加盟していない国では、男女差が7.4%まで減っていました」


「これは先進国では失敗を才能のせいにする傾向が高く、比較的に貧しい国では失敗を才能のせいにする傾向が低かったのです」


「先進国では人権教育がされています。むしろ男女差が縮まるはずなんですが、結果は正反対でした」


「この矛盾に研究者もお手上げのようで『完全に説明する方法はありません』とコメントしています」


「仮説として、自由が多い国では最終的に個人のステレオタイプに重きを置くことになる、とのこと」


「他にも先進国では、成功した人に注目が集まります。成功した人を目にする機会も多いです。過程や事実に関係なく『あの人は才能があるから成功したんだ』と、成功の理由を才能で説明しようとします」


「このため先進国では才能を重く見る傾向があります」


「皮肉にも、失敗を才能のせいにするのです。あの人が成功したのは才能があったから、自分が失敗したのは才能がなかったから、と」


「昔ながらの風習が残っている国では、生まれや性別である程度人生が決まってしまいます。才能を持っていようとも人生に関係ありません。そのため、才能のせいにすることがないのです」


「選ぶ余地があるのはいいことなんですが、自由すぎるのも問題なんですね」


「読者様は、決められた人生のレールを歩むのと、すべてを自分で決める人生、どちらが好きですか?」


「ちなみにですね、調査した72ヵ国のうち、71ヵ国では女性の方が失敗を才能のせいにしていました。ですが、残りの1ヶ国は違いました」


「その国とは、サウジアラビアです。世界でも女性の人権問題が進んでいないことでも有名な国です」


「またですね、自分に才能がないと思っている女性ほど、自信がない、競争が嫌い、IT職に就きたくない、ことも確認されました」


「才能がないから、成功体験が少なく自信に繋がりません。自信がなければ競争に勝てないので嫌いになります。競争に勝てないから最先端の世界に飛び込む勇気がありません」


「ないない尽くしになります。ですので、才能、なんて言葉で片付けないほうがいいですよ」


「大抵のことは訓練と練習でどうとでもできます。効率的な勉強法、人より早くこなすスキル、無駄のない生産方式、などは学べば手に入ります」


「だからこそ、才能を言い訳にしてはいけません」


「成功しているのは才能ではなく、努力です」


「才能を言い訳している奴には成長がないよ、と語った所で今回のまとめです」


「世界72ヶ国から50万人以上の学生を調べたよ」


「すると、男性より女性の方が失敗した理由を才能のせいにする傾向が確認されたよ」


「男性は才能のせいにするのは47%で、女性は61%だったよ」


「明らかに女性の方が才能のせいにするよ」


「特に先進国のほうが酷かったよ」


「それに、才能のせいにしていたら成長がないよ。言い訳する暇があったら、努力したほうが人生よくなるよ」


「研究者はガラスの天井についても言及しています。ガラスの天井とは、資質や実績があっても女性を昇進させようとしない組織内の障害です。目に見えない障害に阻まれていることから名付けられました」


「自信がない、競争が嫌い、IT職の三つはガラスの天井と関係があるとされます。ですので、これからもガラスの天井が割れることはないだろう、と語っています」


「男女平等の考えだけでは解決できない問題もある、ということです」


「読者様の中に失敗を才能のせいにしている方がいらっしゃいましたら、小さな成功体験を重ねましょう。最初はゴミ出しができた、というような些細なことで構いません」


「少しずつ成功体験を重ねていけば、成功を保証するのは才能ではないことに気づけます」


「是非、お試しください」


「ということで、今回は『男性より女性のほうが失敗を才能のせいにする』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」


「最後まで、ありがとうございます。高評価や応援コメント、読者様が知りたい情報のリクエストも待ってまーす!」


「次回の『あるもので口をすすぐとランニングの距離が伸びる』で、お会いしましょう!」


「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」



参考文献

The stereotype that girls lack talent: A worldwide investigation

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