1419_牛をギュウしよう #動物 #ストレス
「第一インターナショナルを指導したドイツの哲学者カール・マルクスは『私が嘲笑するのは、いわゆる「実際的な」人々や彼らの知恵なのです。もし人が牛のようなものでありたいと思えば、もちろん人類の苦しみには背を向けて、自分自身のことだけ心配していることもできるでしょう』と言ってます」
「やっほー、知識は人生を楽しませてくれるもの。世界一の美女サクラです! 今回は『牛をギュウしよう』です。よろしくね」
「読者様はストレスが溜まった時、どうやって解消していますか?」
「ストレス解消法はたくさんあります。友達遊ぶ、趣味に没頭する、寝る、風呂に入る、深呼吸、体を動かすなど。世の中には様々なストレス解消法が存在します」
「で、アニマルセラピーっていうのもありますよね。動物と触れ合うことでストレスを解消する方法です」
「犬や猫が一般的ですが、中には馬やイルカなどもアニマルセラピーに含まれています」
「しかし、牛もアニマルセラピーにいいみたいです」
「牛と触れ合うことで、どうやらストレスが解消するみたいなんです」
「今回は牛と触れ合うとストレスが解消されることについてお話します」
「参考文献はアメリカのニューヨーク大学の研究となります」
「オランダでは昔から牛と触れ合うとストレスが解消すると言われていました。「牛を抱く」という意味の単語「Koeknufflen」というのが存在しており、オランダでは牛は身近な動物なんです」
「そこで研究者は実際に牛と触れ合うことでストレスが解消されるのか調べました」
「13歳から79歳までの11人の参加者を集めて、実際に牛と交流してもらいました。時間は最低45分となります」
「参加者は牛をなでたり、ブラシで毛づくろいをしたり、おやつを与えたり、一緒に写真を撮ったりしました」
「そして気分などを調べて牛との触れ合いにどういった効果があるのか調査しました」
「さて読者様、牛との触れ合いにはどんな効果があったのでしょうか?」
「既に多くの研究でアニマルセラピーに効果があることは判明しています」
「しかし、そういった研究は犬や猫など、人間よりも小さい動物が多いです。人間より大きな牛でも大丈夫なのでしょうか?」
「牛はとても大きいです。踏まれたり、体当たりをされると怪我をするおそれがあります。そういった恐怖はマイナスに働かなったのでしょうか?」
「時間はどうなのでしょうか?」
「最低45分間牛と触れ合ったわけですが、長かったのでしょうか? それとも短かったのでしょうか?」
「45分が長くて、飽きたりしませんか? 反対に45分では物足りなかった、なんてことになっていないのでしょうか?」
「はたして、牛との触れ合いは何をもたらしてくれたのでしょうか?」
「11人の参加者に牛と触れ合ってもらった結果、参加者は牛と触れ合ってーー」
「満足していました!」
「参加者の認知的特性を調べたのですが、多くの参加者がポジティブなコメントをしており、満足していました」
「また、牛に癒された、牛は優しくて素晴らしい動物といったコメントもあり、参加者のメンタルが改善していました」
「牛と触れ合うことは他の動物と触れ合うようにストレス解消になることが判明したのです」
「また、牛から攻撃された、などの危険もありませんでした。節度を持って付き合えば、安全みたいです」
「では、牛側はどうなのでしょうか? 人間のストレスが解消されても牛がストレスを感じていたら、大問題です」
「研究者によりますと、牛はほとんどストレスを感じていないそうです。牛は常に人間の近くにおり、離れることはありませんでした。撫でたり、抱きしめたりしても、特に嫌がる素振りはなかったそうです。このことから、牛は人間と触れ合ってもそんなにストレスを感じていないようです」
「というのも、牛からすると人間は小さい存在だからのようです。自分より小さいため脅威に感じず、小さい子供がじゃれついているような感覚なのでストレスに感じていないっぽいです」
「読者様も赤ちゃんや小動物にまとわりつかれても、大きなストレスを感じないと思います。相手に脅威を感じていないとストレス源になりません」
「逆にライオンやらチーターやらにじゃれつかれると大きなストレスになると思います。相手に脅威を感じていると多大なストレスを感じます。脅威を感じないとストレスにならないのです」
「ですので、読者様も安心して牛と触れ合ってください」
「読者様は牛と触れ合ったことがありますか?」
「動物園や牧場で牛と交流しましょう。撫でたり、写真を撮ったり、毛づくろいしてあげましょう。そうすると、精神的な満足度を得られて、ストレス解消になると思いますよ」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は牛と触れ合うとストレス解消になるか調べたよ」
「すると、牛と触れ合うことは精神的な満足度があることが判明したよ。牛と触れ合うことはストレス解消になると思うよ」
「読者様も牛と触れ合おうね」
「ただし今回の研究者はサンプル数が少ないです。それと去勢された牛が二頭と触れ合いました。雌牛だとまた違った結果になるかもしれません」
「とはいえ、アニマルセラピーは効果があります。牛と触れ合うことでも似たような効果があっても不思議ではありません」
「今回の牛は農場で飼われている牛です。人に慣れている牛です。ですので、野生の牛に抱き着くなどの行為はしないようにしましょう。今回対象になった牛が穏やかな性格だったこともあり、危険はありませんでした」
「しかし、野生の牛などは人に慣れていないので反撃してくる可能性があります。ですので、アニマルセラピーが有効だからと言って、野生の動物にアタックすることはやめましょう」
「なお、牛とハグできるサービスは世界中で行われいるみたいですよ。気になる人は試してみてね」
「今回は『牛をギュウしよう』でした。知識を集めるのは面白い」
「ありがとうございました。次は『女性は身内に厳しい』です! バイバイ」




