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1393_AIを使っている人は受けが悪くなるから気を付けよう #AI #能力

「バークシャー・ハサウェイを有力企業に育て上げたアメリカの投資家ウォーレン・バフェットは『企業価値評価とは、そんなに生やさしいものではありません。でも、いくつかの業種に絞ればバリュエーションについてかなりの知識を得ることができる』と言ってます。広く浅い知識は専門家に太刀打ちできません」


「やっほー、知識はいいものだ。世界一の美女サクラです! 今回は『AIを使っている人は受けが悪くなるから気を付けよう』です。よろしくね」


「読者様はAIを活用していますか?」


「最近では生活になくてはならない存在になりました。日常的に利用している人も多いでしょう」


「ビジネスメールのテンプレを作ってもらったり、小説を書いてもらったり、画像を作成してもらったり、チャットをしたり、様々なシーンでAIが台頭してきています」


「本当にAIは便利です。とても頼りになり重宝される存在です。ですが、AIの利用にもデメリットが存在します」


「何もかも完璧にこなしてくれるパーフェクトな相棒ではありません」


「今回はAIを利用するデメリットを紹介します」


「参考文献はアメリカのデューク大学の研究となります」


「研究者は四つの実験を通してAIの利用で何が起きるか調べました」


「一つ目の実験では497人を対象に、AIの利用を同僚に報告するかが調べられました。AIを使って仕事をした際、AIを使ったかどうかを同僚に伝えるのか調べました。また、AIを使った場合にどのような評価を受けるのかも答えてもらいました」


「二つ目の実験では1203人を対象に、仕事をした人を評価しました。評価の際、AIにサポートしてらった人、同僚にサポートしてもらった人、誰にもサポートされなかった人がいました。受けるサポートの違いによって評価が変化するのか調べました」


「三つ目の実験では1668人を対象に、採用担当者となって誰を採用するか決めてもらいました。候補者にはタスクをこなしてもらい、その際どれくらいAIを使ったのかも報告しました。AIを使っている候補者がどれくらい選ばれるのか調べました」


「四つの目実験では1002人を対象に、手書きの仕事とデジタルの仕事に応募してきた人を評価してもらいました」


「普段からAIを使っている人を評価してもらったのです」


「さて読者様、普段からAIを使っている人はどう評価されると思いますか?」


「先進的と評価されるのでしょうか?」


「最新の技術を使いこなせてすごい、と好意的に思われたのでしょうか?」


「なんとも思われなかったのでしょうか?」


「今の時代、AIを使うのは当たり前です。コーラを飲んだらげっぷをするくらい当たり前のことになりました。そのため、AIを使っていることが殊更評価されることはなかったのでしょうか?」


「それとも、AIを使っていたら、評価が下がるのでしょうか?」


「AIを使うなんて最低だ、そんな風に思われるのでしょうか? AIを使ってズルをしている、AIに頼るなんて人間の風上にも置けない、そんな評価をされてしまうのでしょうか?」


「はたして、AIを使っている人は他の人からどう評価されるのでしょうか?」


「4400人以上を対象にAIを使っている人を評価してもらった結果、AIを使っている人はーー」


「評価が下がっていました!」


「AIを使っていると、仕事をさぼっている、能力が低い、自立していない、お前の代わりはいくらでも存在する、などの評価がされました。総じて低い評価を下されていました。この傾向は職業、年齢、性別に関係がなかったです」


「AIを活用している人は、すごいと思われるどころか、能力が低いと思われるのです。AIを積極的に利用しているアピールは損しかありません」


「しかも、AIを使うと評価が下がると考えている人が大勢いました。そのため、AIを使っていることを隠す、と考えている人が大半でした」


「また、AIから受けたサポート内容と同僚から受けたサポート内容が同じだとしても、AIからサポートを受けた人は評価が低くなっていました」


「AIのサポート内容に関係なく、AIからサポートを受けると評価が下がるみたいです」


「ちなみに、評価者がAIを使っているかどうかは評価に影響を与えました」


「AIを普段から使っている人はAIを使っている人を選ぶ傾向があり、AIを使っていない人はAIを使っていない人を選ぶ傾向がありました」


「まあこれは昔から言われていることで、面接の採用担当者は自分と似た人を選ぶ傾向があることが分かっています。AIに関しても同じだったということです。ざっくり言いますと、会社に採用されたければ能力を磨くより、採用担当者との共通点を見つけることが大事ってことです」


「読者様は普段からAIを利用していますか?」


「AIを活用していることを周りに吹聴すると能力が低いと思われます。ですので、AIを使っていることは隠していたほうが無難かもしれません。隠せるのなら隠しましょう」


「面接の際、担当者が頭の固そうな古い考えを持っているタイプならAIを使っていることはひた隠しにしたほうがいいでしょう。ただ、担当者が柔軟な人で最新の技術にも理解がある人ならAIを使っていることを積極的にアピールしましょう。担当者は同類を好みます」


「ということで今回のまとめです」


「研究者はAIを利用している人が周りからどう評価されるのか複数の実験を行って調べたよ」


「すると、AIを使っている人は評価が低かったよ」


「仕事をさぼっている、能力が低い、自立していない、お前の代わりはいくらでも存在する、などの評価がされたよ。残念」


「AIを積極的に使っているアピールは控えたほうがいいかもしれないよ。だって損しかないから」


「とはいえ、今回の結果は現時点での結論です。今後はどうなるか分かりません」


「今後、AIの利用はより当たり前になります。ですので社会の認識が変わる可能性は十分にあります」


「むしろ、これからの時代はAIを使えないほうが問題が起こると思います。AIを使うと評価が低くなるからと言って、AIから距離を取っていると時代から取り残されるかもしれません」


「AIを上手に利用する方法は勉強しておきましょう」


「人間、一度楽を覚えたら、元には戻れません」


「今回は『AIを使っている人は受けが悪くなるから気を付けよう』でした。私は知識が大好きです」


「ありがとうございました。次は『働きすぎると「子供はいいや」ってなる』です! バイバイ」

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