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1369_ルーティンがあるとミスをした時に冷静に対処できるようになる #行動 #失敗

「兄の任命によりアメリカで司法長官を務めたロバート・ケネディは『大失敗するものだけが、大成功をおさめる』と言ってます。失敗から多くのことを学べます」


「やっほー、三度の飯より知識が好き。どうも、世界一の美女サクラです! 今回は『ルーティンがあるとミスをした時に冷静に対処できるようになる』です。よろしくお願いします」


「読者様はルーティンを持っていますか?」


「勉強の前には必ずコップ一杯の水を飲む、会社に出社したらトイレに行く、食事の前に目を閉じる、本番の前には深呼吸をする、スマホを置く場所は机の右端、みたいな一連の儀式のことです」


「ルーティンをすることで集中力を高めたり、作業にスムーズに入れるようになったり、メンタルを整えたり、気持ちを高めることができると言われています」


「ですが、ルーティンって効果があるんですか? 一連の動作をすることに意味があるのですか?」


「そこで今回はルーティンに意味があるのか考えたいと思います」


「参考文献はカナダのトロント大学の研究となります」


「研究者はルーティンに意味があるのか調べるため、48人の男女を集めました。女性が35人、平均年齢19歳となります」


「参加者を二つのグループに分けました。一つはルーティンを行うグループ。もう一つは対照群です」


「具体的な行動ですが、テーブルに両手を置きます。左手は指を開き、右手は指を閉じます。そして、深呼吸を三回する。といった一連の動作をするように求められました。ただし参加者にはルーティンであることを伝えていません」


「期間は一週間。毎日一回行ってもらいました」


「そして、参加者を研究室に招集して、脳のパフォーマンスを測定しました。ちなみに、参加者にはタスクの成績がいいとボーナスが出ると伝えられました。軽めのプレッシャーが与えられたわけです」


「で、結果を分析してルーティンの効果を確認しました」


「さて読者様、ルーティンをしていたグループの成績はどうなったのでしょうか? 上がったのでしょうか? それとも下がったのでしょうか?」


「ルーティンを取り入れることで、パフォーマンスが上がるとよく言われています。やはり、何もしなかったグループに比べて成績が良かったのでしょうか?」


「今回の研究では参加者にルーティンであることを伝えていません。ルーティンは自分が決まった行動をすることが大切と思われます。研究者から指示された一連の動作では意味がなかったのでしょうか? ルーティンを自覚していないと意味が出ない可能性があります」


「はたして、ルーティンをさせられた人たちのパフォーマンスはどうなったのでしょうか?」


「若い参加者を集めてルーティンを試してもらった結果、ルーティンをするとーー」


「パフォーマンスがアップしていました!」


「具体的には、タスク中にミスをした時、冷静に対処できるようになっていました」


「ルーティンを行うとミスが減る、ということは確認されませんでした。ですが、ミスをしても冷静に対処することで、失敗を取り返せるようになっていました」


「その結果として、パフォーマンスがアップしていたみたいです」


「しかも、ルーティンを行っていたのはたった一週間です。実践すればすぐに効果を実感できることでしょう」


「読者様は一度のミスから全てが瓦解した経験はありませんか?」


「些細なミスを取り返そうとして、より大きなミスを呼んでしまう。ミスがミスを呼ぶという悪循環に陥ったことはありませんか?」


「この悪循環を断ち切るのがルーティンです」


「ミスをしても落ち着いて対処することができるようになります。ルーティンはバックアップ体制を万全にしてくれる儀式といった感じでしょう。そして、目標達成の手助けになってくれることでしょう」


「是非、ルーティンを日常生活に取り入れて、ミスしても大丈夫なようにしておきましょう」


「試合の前、仕事の前、会議の前、プレゼンの前、商談の前、勉強の前、試験の前、食事の前、睡眠の前など、時間と場所を決めて一連の動作を行うようにしましょう」


「ルーティンの内容は些細なもので構いません。机の上を片付ける、指定の場所に物を置く、コップ一杯の水を飲む、休憩時間にストレッチをする、音楽を聴く、予定を確認するなど、ちょっとしたことでも自分の中でルーティンと定義すれば問題ないです」


「毎日同じことを繰り返すというのも案外悪くありません」


「しからば今回のまとめです」


「研究者はルーティンの効果を調べるため、48人の若者を集めて実際にルーティンを試してもらったよ」


「するとルーティンを行ったグループは脳のパフォーマンスがアップしていたよ」


「具体的にはミスをした時、冷静に対処できるようになっていたよ」


「ルーティンは簡単なものでもいいから取り入れてみてね。きっと効果があるよ」


「今回の研究ですが、サンプル数は少ないです。それに、どれくらいルーティンが有効なのか不明です」


「小テストのような小さなプレッシャーには有効かもしれません。ですが、人生を賭けた大一番のプレッシャーにも有効かは不明です。プレッシャーが大きくなればなるほど、ルーティンの効果が薄まるかもしれません」


「とはいえ、簡単に取り入れられるので、「本番に弱い」という自覚があるのなら、ルーティンを作りましょう」


「ルーティンがチョーキングの対策になるかやしれません」


「今回は『ルーティンがあるとミスをした時に冷静に対処できるようになる』でした。知識で腹が膨れたらいいのに」


「ありがとうございました。次は『子供の頃にぼっちだった奴は陰謀論にハマりやすい』ですよ! バイバイ」

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