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1363_AIを多用する学生は成績が下がるし、無力感に苛まれる #AI #勉強

「社会改良家として活躍していたイギリスの作家サミュエル・スマイルズは『失った富は勤勉で、忘れた知識は勉強で、失った健康は節制と薬で取り戻せるが、失った時間は永遠に戻らない』と言ってます。時間は大切にしたいものです。しかし、ダラダラ過ごしてしまうのもまた事実」


「やっほー、知識を増やすことは人生の至福。世界一の美女サクラです! 今回は『AIを多用する学生は成績が下がるし、無力感に苛まれる』です。よろしくね」


「読者様はAIを活用していますか?」


「業務の効率化、面倒な作業の肩代わり、資料の作成、メールの作成、旅行の計画、アイデア出し、執筆のサポートなど、多くのシーンでAIが活用されています」


「そんなAIは学生も使っています。勉強で分からないことをAIに聞いたり、宿題をAIに代わってもらったり、レポートを作成してもらったり、多岐に渡って活用されています」


「しかし、学生がAIを使うのは危ないかもしれません」


「学生がAIを使うのは何もメリットだけではないのです。実はデメリットも存在するのです」


「今回はAIを使う学生についてのお話です」


「参考文献はパキスタンの国立コンピュータ・新興科学大学の研究となります」


「研究者は学生とAIの関係を調べるため、326人の大学生を対象に三つの実験を行いました」


「一つ目の実験では、学生の性格を調査しました。ビッグファイブと呼ばれる性格診断を使って、学生の性格を調べて、性格とAIの活用の関連を調べました」


「二つ目の実験では、学生が勉強においてAIをどの程度使っているのか調べました」


「三つ目の実験では、学生の自己効力感や学習性無力感、そしてGPAの成績を調べました」


「自己効力感とは、自分が勉強をできるとどれくらい信じているかの感覚です。自己効力感が高いと勉強すれば成績が上がると思っています。反対に自己効力感が低いと、勉強しても成績は上がらないと考えます」


「学習性無力感とは、長期間のプレッシャーにさらされた人が、困難な状況から逃れるための努力を放棄することです。お前は勉強ができないと言われ続けた人は、環境が変わっても勉強する努力をしなくなるということです。一度何をやっても無駄と認識した人は環境が変化しても努力を放棄するのです」


「さて読者様、学生とAIの関係はどんなもんだったのでしょうか?」


「よくAIを利用する学生にはどんな特徴があったのでしょうか?」


「好奇心旺盛な人がAIを積極的に使っていたのでしょうか? それとも、勉強についていけない学生がAIに縋っていたのでしょうか?」


「また、AIを使っていると学生に何が起きるのでしょうか?」


「人間関係が広がったり、勉強が楽しくなったり、スポーツをするようになったのでしょうか? AIを活用すると勉強が短時間で終わります。自由時間が増えるので、その時間を有効活用するようになったのでしょうか?」


「はたして、学生がAIを使うとどうなるのでしょうか?」


「300人以上の学生にAIを使っているかどうか調査した結果、学生がAIを使っているとーー」


「成績が下がっていました!」


「まず、AIをたくさん活用する学生の特徴を調べたのですが、これは誠実性が関係していました」


「誠実性が低い学生ほど、AIを活用していました。要するに、不真面目な学生ほどAIに頼っていたのです」


「そりゃそうですよね。真面目な学生は自分の力で課題をこなします。不真面目な学生ほど、他人を利用したり、AIを活用します」


「昔から、真面目な委員長タイプの人は独力で宿題を終わらせますが、やんちゃな学生ほど宿題を写します。相手が真面目な委員長からAIに変わったに過ぎません」


「ちなみに、好奇心やメンタルの弱さはAIの使用と関連がありませんでした。あくまで誠実かどうかがAIの利用に踏み切らせるのです」


「で、肝心の成績ですが、AIの利用が多いほどGPAの成績が下がっていることが判明しました」


「やはり、AIに頼っていると思考過程をすっ飛ばします。自分で考える力が身につかないので、成績も下がるのでしょう」


「勉強でのAI利用はほどほどにしましょう。AIをまったく頼らないのは損だと思います。問題は使い方でしょう。勉強の補助ツールとして使えばいいですが、問題を丸投げするようでは成績が下がる一方です。学生はAIの使い方を最初に学ぶべきかもしれませんね」


「学生のAI活用は成績が下がるだけではありません。実は、自己効力感の低下と学習性無力感を高めていました」


「AIを多用する学生ほど、勉強しても成績は上がらないという感覚を持っており、勉強しても無駄と感じることが多いのです」


「AIの活用は便利ですが、学生のモチベーションを奪うこともあるみたいです。学生ほど、AIの使用には慎重にならなければなりません」


「AIは便利ですが、AIに頼りすぎるのも問題です。AIとの付き合い方をしっかり考えましょう」


「ということで今回のまとめです」


「研究者は学生がAIを利用するとどうなるか三つの実験を行って調べたよ」


「すると、AIを使う学生ほど成績が下がっていたよ。AIに頼りすぎるのはダメみたい」


「で、よくAIを使う学生は誠実性が低いことが判明したよ。不真面目な学生ほどAIを使うみたい」


「それに、AIを使っている学生は自己効力感が低いし、学習性無力感をより感じていたよ。勉強するモチベーションも低そうだよ」


「読者様はAIを活用していますか?」


「AIは便利な存在ですが、AIに頼り過ぎるのも問題です。AIに頼ってばかりいると、AIに支配されちゃいますよ」


「大事なのはAIに頼ることではなく、AIを使いこなすことです」


「誰がやっても結果が変わらないような単純作業はAIに任せましょう。しかし、業務の核となる部分はAIに任せてはいけませんよ」


「あくまでAI活用はサポートに留めておきましょう」


「全部をAIに任せていたら、何もできなくなりますよ。実際のところ、私もAIに任せたいんですけどね」


「今回は『AIを多用する学生は成績が下がるし、無力感に苛まれる』でした。大体の問題は知識で解決できる」


「ありがとうございました。次は『運動中は時間がゆっくり流れる』です! バイバイ」

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