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1332_たくさん眠っている人はたくさん野菜と果物を食べている #食事 #睡眠

「ウェールズの裕福な家庭に生まれたイギリスの詩人ジョージ・ハーバートは『もっと早く終わるように、少し休め』と言ってます。急がば回れ」


「やっほー、知識の素晴らしさは留まることを知らない。世界一の美女サクラです! 今回は『たくさん眠っている人はたくさん野菜と果物を食べている』です。よろしくお願いします」


「読者様はよく眠れていますか?」


「毎日、7時間とか8時間くらい寝れていますか?」


「睡眠は人生において大きなウェイトを占めています。睡眠不足になると集中力が落ちます。作業の効率が落ちるので仕事や勉強が進まなくなります」


「体の不調とも関係しています。免疫力の低下、ホルモンバランスの乱れ、生活習慣病のリスク増加、感情のコントロール能力だって落ちます。睡眠不足は心身ともにダメージを与えます」


「睡眠を疎かにするのは人生を疎かにするのと同義です。しっかり眠ることは本当に大切です」


「では、どうすればしっかりと眠れるようになるのでしょうか?」


「もしかしたら、その答えは野菜と果物かもしれません」


「今回は睡眠と野菜と果物の関係についてのお話です」


「参考文献はフィンランドのヘルシンキ大学などの研究となります」


「研究者は睡眠と野菜と果物の関係を調べるため、フィンランドに住む成人5043人を対象に研究を行いました。平均年齢55歳、女性が56%です」


「参加者にアンケートを行って、普段の睡眠時間と普段の食事を答えてもらいました」


「そして、年齢、性別、エネルギー摂取量などを調整して普段の食事と睡眠時間の関係を調べたのです」


「さて読者様、野菜と果物が睡眠にどう関係しているのでしょうか?」


「野菜も果物も健康的な食材です。素直に考えるのなら、野菜や果物をたくさん食べている人の睡眠時間が長い、という結果が得られそうです」


「それとも、特定の野菜や果物に睡眠時間を延ばす効果があったのでしょうか?」


「農林水産省では野菜の区分を根菜類、葉茎菜類、果菜類、香辛野菜、果実的野菜で分けています。この中のどれかが睡眠時間と関係していたのでしょうか?」


「それとも、野菜や果物は睡眠時間を短くする原因だったのでしょうか?」


「健康だと思って食べていた食材が実は、睡眠不足の原因になっていたのでしょうか?」


「はたして、睡眠と野菜と果物、どういった関係が確認されたのでしょうか?」


「フィンランドの成人5000人以上を調査した結果、たくさん眠っている人はーー」


「たくさん野菜と果物を食べていました!」


「素直に野菜や果物をたくさん食べている人は睡眠時間も長かったみたいです」


「研究では色々と判明しています。まず参加者の21%はショートスリーパーでした。平均の睡眠時間は6時間です」


「ロングスリーパーは2.9%ほど、平均睡眠時間は10時間です」


「ショートとロングの中間のスリーパーは76.1%。平均睡眠時間は7.7時間でした」


「そして、よく眠れている人に比べて、ショートスリーパーは37g、ロングスリーパーは73g、一日当たりの野菜と果物の消費量が少ないことが判明しています」


「野菜や果物の消費量次第で、睡眠時間が短くなったり、長くなったりする可能性があるようです」


「睡眠時間は短いのは論外ですが、長すぎるのも問題があります。寝ている時間が長ければ長いほどいい、というわけではありません。寝すぎも注意が必要です」


「という感じで、野菜や果物をたくさん食べている人はいい感じの睡眠時間を確保できているようです。短すぎず長すぎず、適切な時間の睡眠をとっているようです」


「読者様も寝不足や寝すぎで悩んでいるようでしたら、野菜や果物をたくさん食べてみませんか? もしかしたら、睡眠時間が改善されるかもしれません」


「ちなみに野菜や果物で睡眠時間が改善される理由ですが、ビタミン、ポリフェノール、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ミネラル、食物繊維などの微量栄養素や非栄養素が含まれているから、と研究者は考えているみたいです」


「これらの成分は体内の慢性疾患を予防したり、炎症を減らす働きがあります。体内から健康になれるので睡眠時間も改善したと考えれます」


「体内に問題があると、脳はおちおち眠っていられません。問題に対処するため起きる必要があります」


「もしくは、体内の問題に対処するため、ずっと眠る必要があります。余計な体力を使わないため、問題に対処するための体力を確保するため睡眠時間が長くなることがあります」


「しかし、野菜や果物をたくさん食べていると体内の問題が解決されるので、脳は余計なことを考えなくて済みます。睡眠中にしっかりと脳を休ませることができます。それが睡眠の改善に繋がるのでしょう」


「また、チェリー、キウイ、トマト、キュウリなどには概日リズムや睡眠パターンを調節するメラトニンが多く含まれています。これらの食材はより睡眠を改善する可能性があります」


「とにもかくにも睡眠時間を改善したければ野菜と果物を積極的に食べるようにしましょう」


「ということで今回のまとめです」


「研究者は睡眠時間と野菜と果物の関係を調べたよ。5000人以上の食事と睡眠のアンケートから関係を分析したよ」


「すると、しっかり眠っている人は野菜と果物をたくさん食べていることが判明したよ」


「たくさん眠りたかったら、野菜と果物を食べるといいかもしれなよ」


「今回の研究ですが、観察研究となっています。そのため因果関係を証明するものではありません」


「また、アンケートは自己申告となっています。食事量や睡眠時間にバイアスがかかっている可能性があります」


「しかし、野菜や果物は多くの研究で健康的な食材であることが判明しています。普段野菜や果物を食べない人が、食べるようになったら睡眠時間が改善される可能性は十分あります」


「是非、野菜と果物を食べましょう」


「Yes, eat lots of vegetables and fruits」


「それでは、今回は『たくさん眠っている人はたくさん野菜と果物を食べている』でした。知識の探求に終わりはない」


「ありがとうございます。次回は『硬水ってどうなの?』です! バイバイ」

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