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1327_夜にたっぷり寝ていても昼寝をするとパフォーマンスがアップするぞ #睡眠 #パフォーマンス

「存命中に自身の肖像が硬貨に刻まれたガイウス・ユリウス・カエサルは『共和政ローマは白昼夢に過ぎない。実体も外観も無く、名前だけに過ぎない』と言ってます。どんなに偉大なものでも、案外中身は空っぽだったりします」


「やっほー、知識を増やすことは人生の至福。世界一の美女サクラです! 今回は『夜にたっぷり寝ていても昼寝をするとパフォーマンスがアップするぞ』です。よろしくね」


「読者様は昼寝をしますか?」


「昼寝をすると眠気が減り、集中力や記憶力のアップ、疲労回復などの効果が期待できます」


「昼寝はパフォーマンスをアップさせると言われていますので、読者様の中にも昼寝を積極的にしているという人もいるのではないのでしょうか?」


「でも、これらの効果って、睡眠が十分な場合でも発揮されるのでしょうか?」


「睡眠不足の人が昼寝をすることでパフォーマンスが回復するのは分かります。睡眠不足で落ちていた能力が昼寝で元に戻るという理屈です」


「では、夜にしっかり眠っていて睡眠が十分な人ではどうなのでしょうか?」


「夜にたっぷり眠っていると睡眠不足によるパフォーマンスの低下は起きていません。元に戻る余地はありません。落ちていない物を引き上げるのは不可能です」


「それとも、昼寝にはパフォーマンスを回復させるだけでなく、アップさせる効果もあるのでしょうか?」


「今回は昼寝について調べた研究がありますので、昼寝の効果についてお話しします」


「昼寝の効果は、どれくらいなのでしょうか?」


「参考文献はスペインのカスティーリャ=ラ・マンチャ大学などの研究となります」


「研究者は過去に行なわれた昼寝に関する研究を22件集めてメタ分析を行いました」


「参加者は18歳~35歳の若い男性291人を対象にしました。127人は普段から運動しており、164人はアスリートでした」


「昼寝で寝る時間は10分~120分、昼寝を行うのは12時半~16時50分まででした」


「さて読者様、昼寝にはどんな効果があったのでしょうか?」


「一般的には昼寝をするとパフォーマンスが上がります。疲労回復、集中力と記憶力アップ、ストレス軽減など。他にも気分の改善も期待できます」


「やはり、これらの効果が確認されたのでしょうか?」


「また、夜にしっかりと眠っていても昼寝の効果はあるのでしょうか?」


「睡眠不足の人にしか昼寝のメリットはなかったのでしょうか? それとも等しく昼寝でパフォーマンスが改善していたのでしょうか?」


「それと、昼寝に最適な時間はいつで、どれくらいだったのでしょうか?」


「はたして、昼寝の効果はいかほどだったのでしょうか?」


「若い男性を対象に昼寝の効果を調べた結果、昼寝をするとーー」


「パフォーマンスがアップしていました!」


「やはり、昼寝はパフォーマンスを上げてくれるみたいです」


「具体的には、昼寝をすると認知機能が中程度アップ、身体パフォーマンスが大きく改善、疲労感が大きく軽減されていました」


「昼寝って素晴らしいことだったんです。お昼に眠るのはいいことです」


「で、この結果ですが、夜の睡眠が十分な人の場合です。夜にたくさん寝ているから昼寝しなくていい、という考えは改めなければならないのかもしれません」


「そして、睡眠不足の人にはもっと大きな効果が確認されました」


「認知機能の大幅なアップ、身体パフォーマンスの大きな改善、疲労感もより軽減されていました」


「睡眠不足なら昼寝をしましょう。睡眠不足で落ちたパフォーマンスが戻ってきますよ」


「まあ、睡眠が十分でも効果がありますので、どちらにしろ昼寝をするのはいいことだと思います。今日からでも昼寝をしましょう」


「昼寝がいいことは分かりましたが、昼寝なら何でもいいというわけではないようです」


「まず、昼寝の長さは30分~60分がいいです。短すぎると回復する暇がありませんし、長すぎると起きた時にボーっとします。昼寝にはちょうどいい長さがあるようです」


「それと、昼寝から起きてすぐに運動するのはダメです。最低でも60分は空けましょう。起きた直後は体が動かないので、時間を空ける必要があります」


「最後に、昼寝の効果はアスリートよりも一般人のほうが大きいみたいです。より疲れるであろうアスリートのほうが回復を欲するように感じますが、普通の人のほうが昼寝を取るべきみたいです」


「アスリートはルーティンが決まっています。その中には疲労回復も含まれています。ルーティンが決まっているので昼寝が余計な行為になったのかもしれませんね」


「とはいえ、効果がないわけではありませんんでした。アスリートでも昼寝をしたほうがいいのでしょう」


「読者様は昼寝をしていますか?」


「昼寝はいいぞ」


「ということで今回のまとめです」


「研究者は昼寝に関する研究を22件集めてメタ分析を行ったよ」


「すると、昼寝をすることで認知機能、身体パフォーマンス、疲労感が大きく改善したよ」


「睡眠が十分な人でも効果があって、睡眠不足な人にも効果があったよ。睡眠状態に関わらず昼寝はいいみたい」


「ただし、今回の研究ですが若い男性しか調べていません。女性や高齢者ではどうなるか不明です」


「性別や年齢が変われば睡眠のリズムが異なります。何かしら影響が出るかもしれません」


「とはいえ、昼寝はかなり良い結果が出ています。用法用量を守れば、強い味方になってくれるでしょう」


「昼寝は一回30分~60分、あまり遅い時間に昼寝をすると夜に眠れなくなるのでお昼過ぎに行なうのがいいでしょう」


「そして、昼寝から起きた直後に激しい運動は控えましょう。運動するにしても軽いものから始めましょう。散歩、体操、ヨガ、ストレッチなど」


「昼寝を制する者は人生を制する」


「……言い過ぎでしょうか? それとも真理でしょうか?」


「その答えは読者様が求めてください」


「以上。今回は『夜にたっぷり寝ていても昼寝をするとパフォーマンスがアップするぞ』でした。大体の問題は知識で解決できる」


「ありがとうございました。次は『一人時間は捉え方でポジティブに過ごせる』です! バイバイ」

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