1324_ワーカホリックになりやすいのってどんな人 #ビジネス #病気
「三度に渡って西欧を視察している福澤諭吉先生は『世の中でいちばん楽しく立派なことは、一生涯を貫く仕事をもつことです』と言っております。死ぬまでやり続けたい仕事と出会いたいものです」
「やっほー、知識は極上ですね。世界一の美女サクラです! 今回は『ワーカホリックになりやすいのってどんな人』です。よろしくね」
「読者様は仕事が好きですか?」
「お金のために割り切って働いている人もいれば、仕事が好きという人もいます」
「仕事に対するスタンスは人によって多種多様です」
「でも、中には仕事に依存している人もいます。日常生活に支障をきたすような人がいます。いわゆる、ワーカホリックです。仕事中毒ともいいます」
「ワーカホリックになると、仕事をしていないと落ち着かなくなったり、常に仕事のことを考えるようになります。プライベートな時間にも仕事のことを忘れ慣れなくなります」
「人間関係を悪くしますし、ストレスや不安の元になります。また、睡眠不足に陥ったり、疲れも取れなくなります」
「ワーカホリックはいいことなしです」
「そんなワーカホリックですが、どんな人が陥りやすいのでしょうか?」
「実はワーカホリックになりやすい人の特徴が存在するのです」
「今回はワーカホリックになりやすい人の特徴をお伝えします。生活が仕事に支配されないためにも、自分が当てはまっていないか考えましょう」
「参考文献はイギリスのノッティンガム大学などの研究となります」
「研究者はワーカホリックの特徴を調べるため、16,426人の労働者を対象に横断調査を実施しました。年齢は16歳から75歳、平均年齢は37歳です」
「参加者のワーカホリック、ADHD、不安、うつ病などを調べてました」
「そして、ワーカホリックになりやすい人の特徴を出しました」
「さて読者様、ワーカホリックになりやすい人とはどんな人だったのでしょうか?」
「仕事が好きな人でしょうか?」
「最初はただの好きだったのに、いつの間にかプライベートに侵食したり、仕事をしていないと落ち着かない体になってしまうのでしょうか? 好きが高じた結果だったのでしょうか?」
「趣味がない人でしょうか?」
「趣味がないと休日にすることがありません。暇な時間にも仕事をしていると、いつしかワーカホリックに陥るのでしょうか?」
「他にも独り身の人はどうでしょうか?」
「自分は仕事が忙しいという言い訳を作るために仕事にのめりこむのでしょうか? 恋人ができない言い訳のために逃げなのでしょうか?」
「はたして、ワーカホリックになりやすい人はどんな特徴を持っていたのでしょうか?」
「16,000人以上の労働者を調査した結果、ワーカホリックになりやすい人はーー」
「メンタルに問題がある人でした!」
「ワーカホリックの人のうち、32.7%はADHD、25.6%は強迫性障害、33.8%は不安症、8.9%はうつ病でした」
「ワーカホリックじゃない人は、12.7%がADHD、8.7%が強迫性障害、11.9%が不安症、2.6%がうつ病でした」
「普通の労働者に比べて、ワーカホリックのほうが圧倒的にメンタルに問題を抱えているケースが多かったのです」
「ワーカホリックは仕事が好きとか、趣味がないとか、恋人がいないとかが原因ではないのです。もちろん真面目な人でもありません。元々メンタルに問題がある人がワーカホリックになりやすいのです」
「とはいえ、今回の研究では因果関係は不明です」
「働きすぎているからメンタルの調子が悪くなるのか、メンタルの調子が悪いから仕事にのめりこむのかは不明です」
「ともあれ、働きすぎはメンタルの悪化の兆候かもしれません。プライベートな時間にも仕事のことを考えてしまう、仕事が終わっているに次の仕事を探してしまう、仕事をしていないと落ち着かない、こんな症状が現れたらメンタルの不調を疑いましょう」
「ちなみに、働くための時間を作れないか考えてしまう、予定より長く働くのが当たり前、周囲から仕事を減らすように言われているのに無視している、仕事をしていないとストレスを感じたり不安になる、趣味より仕事を優先する、働きすぎて不健康になっている、これらの項目に当てはまっているようなら立派なワーカホリックです」
「お近くの病院で診断を受けましょう。倒れてからでは遅いですよ」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は16,000人以上の労働者からワーカホリックとメンタルの関係を分析したよ」
「すると、ワーカホリックの人はメンタルに問題を抱えているケースが多かったよ」
「メンタルに問題があるとワーカホリックになりやすいのかもしれないね。メンタルが不調になったら、気を付けようね」
「今回の研究はノルウェーで行われました。他の国だとどうなるかは不明です。年間の労働時間は国によって異なります。働きすぎの国ではワーカホリックが多いかもしれません」
「それと、ワーカホリックは職場によってもなりやすさが違います。ワーカホリックになりやすいのは仕事の要求レベルが高い職場です。無茶な仕事を割り振られる職場ほどワーカホリックのリスクがあります」
「メンタルに問題を抱えていたり、仕事の要求レベルが高い職場で働いている場合は、ワーカホリックになっていないかより一層気を付けましょう」
「ワーカホリックになると、睡眠不足、疲労感やストレスの増加、人間関係の悪化、などのデメリットが考えられます」
「ワーカホリックになる前にきちんとリフレッシュしましょう」
「それでは、今回は『ワーカホリックになりやすいのってどんな人』でした。人生の悩みは知識で解決よ!」
「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト待ってます」
「次回の『最新のテクノロジーを使っている人の認知機能は高いからどんどん使おう』で、お会いましょう! バイバイ」




