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1321_なぜ女性は真冬に肌を見せても寒くないのか? #環境 #肉体

「イエローハットの創業者である鍵山秀三郎は『足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に、何ができましょうか』と言ってます。目の前の小さなことに気づかないようでは、大きなことも見えないのでしょう」


「やっほー、知識は素晴らしい。どうもどうも、世界一の美女サクラです! 今回は『なぜ女性は真冬に肌を見せても寒くないのか?』です。最後までよろしくお願いします」


「真夏に薄着をしている人を見てもなんとも思いませんが、真冬に薄着をしている人を見ると、「寒くないの?」と考えます」


「真冬なのにジャケットを着ていない、靴下やストッキングを履かずに生足を出している、真冬なのに寒い格好をしている人がいます」


「主に若い女性がそのような格好をしているため、オシャレのために寒さを我慢しているんだ、と感心するものです」


「読者様の中にも真冬にオシャレをするため、寒さを我慢した経験を持つ人もいるでしょう」


「しかしですね、研究によりますと、どうやら我慢だけで真冬の寒さに耐えているわけではないみたいなんです。そもそも真冬に生足を出していると寒いです。我慢だけで耐えられるとは到底思えません」


「どうして真冬でも寒さに耐えられるのでしょうか? その理由に今回は迫りたいと思います」


「参考文献はアメリカのサウスフロリダ大学の研究となります」


「研究者は真冬で薄着をしても寒さに耐えられる理由を探るため、真冬の大都市のナイトクラブやバーでインタービューを実施しました」


「224人を対象に、寒さをどれくらい感じているか、人からの視線、自己愛、などを調査しました。また、写真を撮影させてもらい、どれくらい肌が露出しているかも調査しました」


「インタビューはナイトクラブやバーで行われたので、参加者の酔い具合も考慮しています」


「さて読者様、真冬でもオシャレを楽しむ女性たちにはどんなことが確認されたのでしょうか?」


「やはり、我慢しているのでしょうか?」


「オシャレのためなら、真冬の寒さも克服できるのでしょうか? それほどまでに女性のオシャレに対する欲求は強く、寒さを凌駕してしまうのでしょうか?」


「それとも、寒さに強い人が薄着なのでしょうか?」


「人間には得手不得手があります。寒さに強い人もいれば、寒さに弱い人もいます。生まれつき寒さに強い人だけが、真冬に生足でも大丈夫だったのでしょうか?」


「実は、意外と寒くないのでしょうか?」


「調査されたアメリカは車社会のため、外にいる時間というのは案外短いです。多くの時間を屋内で過ごします。完全に体が冷え切る前の建物から建物に移動するため、寒さも大丈夫なのでしょうか?」


「はたして、女性が真冬でも薄着で大丈夫だった理由とは何だったのでしょうか?」


「200人以上の女性にインタビューを行った結果、女性が真冬でも寒さを感じない理由はーー」


「感覚が鈍くなるからです!」


「研究では参加者の女性に自己客体化を調査しました。これは、自分が他人からどう見られているのかというのをどれくらい意識しているのか、というものです。簡単に言ってしまえば、他人の視線をどれくらい気にしているか、です。この傾向は男性より女性のほうが強いことが知られています」


「その結果、自己客体化が強い女性ほど、真冬に薄着でも寒さを感じにくくなっていました」


「他人からの視線が気になる人ほど真冬の生足でも寒くないのです」


「というのも脳のリソースは有限だからです」


「自己客体化が強いと他人の視線ばかり気にします。脳のリソースが自分がどう見られているのかという意識に割かれるので、他のことを処理できなくなります。そのため、寒さに対する感覚を脳が処理しなくなるので、寒さを感じにくくなるのです」


「実際には体は寒さを感じています。しかし、それを脳は寒いと処理できていないのです。だから、真冬でも平気で肩を出したり、ストッキングを履かずに生活できるのです」


「ちなみに、男の子が冬でも半ズボンで生活するのも同じ理屈です」


「この現象は真冬特有のものではありません。真夏にも起きます」


「夏に厚着をしても大丈夫と感じている人がいます。しかし、実際には体は熱々のホットです。暑さに鈍感になっているのです。熱中症の危険もありますので、厚さを感じにくいからといって無茶はしないようにしましょう」


「ファッションを楽しむのもいいですが、自分の体も労わりましょう。寒くない、熱くないと思っていても実際には体は悲鳴を上げている可能性があります。冬には冬の、夏には夏のファッションを選んでください」


「ということで今回のまとめ」


「研究者は若い女性が真冬でも薄着でいられる理由を調査したよ」


「すると、真冬で薄着の人は他人の視線を気にしている人たちだったよ」


「他人の視線ばかり気にするため、寒さのことを脳が考えられなくなったみたい。だから、真冬でも寒さを感じにくくなっていたみたい」


「でも、実際は寒さを感じているから、あまり無茶をしたらダメだよ」


「ファッションを楽しむのもいいと思いますが、季節に合わせた楽しみ方を選びましょう」


「オシャレに我慢が必要かもしれませんが、今はそんなことも言ってられません。真夏に厚着をしようものなら、死の危険があります」


「それに、今では様々なファッションアイテムが存在します。快適さを重視しながらでも、オシャレは楽しめるでしょう」


「自分らしく、でも快適に」


「今回は『なぜ女性は真冬に肌を見せても寒くないのか?』でした。やはり知識は素晴らしい」


「ありがとうございました。次回は『【プロフィール意味なし?】マッチングアプリは男女ともに見た目で決まる』となります! バイバイ」

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