1315_職場に根掘り葉掘り聞いてくる人がいるとストレスがヤバくなる #ビジネス #人間関係
「アテナイに留学した古代ローマの詩人ホラティウスは『談話をするには誰に話すか、何を話すか、どこで話すかに注意せよ』と言ってます。話というのは意外な広がりを見せるものです。それを制御するのはほぼ不可能でしょう」
「やっほー、知識は力なり。世界一の美女サクラです! 今回は『職場に根掘り葉掘り聞いてくる人がいるとストレスがヤバくなる』です。よろしくね」
「読者様の職場に何でも根掘り葉掘り聞いてくる人はいませんか?」
「給料についてい聞いてきたり、服が変わったらどこのブランドの服か聞いてきたり、髪形を変えたら美容室を聞いてきたり、使っている文房具について聞いてきたり、はてには恋人との関係を聞いてきたり」
「職場に一人くらいはプライベートのことを詮索する物好きがいたりします」
「そんな人の事情を知りたがる人が職場にいると、悪影響があることを知っていますか?」
「実は職場に何でもかんでも聞いてくる人がいるだけで、いろいろと問題が起きるのです」
「今回は、職場にいる何でも聞いてくる人の悪影響についてお話しします」
「参考文献はアメリカのボストン大学の研究となります」
「研究者は職場のコミュニケーションの影響を調べるため350人に調査を行いました。どういった行動が嫌がられるか調べたのです」
「嫌がられる行動を明らかにして、それがどう影響するのか調べたのです」
「さて読者様、職場で嫌がられるコミュニケーションとはどんなものだったのでしょうか?」
「仕事とは関係のないお喋りが問題だったのでしょうか?」
「職場は仕事をする場所です。たくさん喋っていても、仕事と関係のある話なら聞く耳を持ちます。ですが、仕事と関係のない話を延々とされると嫌気が差すのでしょうか?」
「それともすべてのお喋りがNGだったのでしょうか?」
「人は案外、職場では話を聞きたくないのでしょうか? 自由気ままに喋るのはプライベートな時間だけで十分なのでしょうか?」
「それとも、話し声がダメだったのでしょうか?」
「隣で自分とは関係のない話を聞いていると気が散ります。仕事が遅くなったり、集中できなくなるのでしょうか?」
「はたして、職場で悪影響を与えるコミュニケーションとは何だったのでしょうか?」
「350人から職場のコミュニケーションについて調査した結果、職場で嫌がられるのはーー」
「根掘り葉掘り聞いてくる人でした!」
「職場に根掘り葉掘り何でもかんでも聞いてくる人がいると、従業員のストレスが高くなっていました」
「しかも、悪影響はこれだけに留まりません」
「根掘り葉掘り聞いてくる人がいる職場では、情報共有が避けられる傾向が確認されました」
「これはプライベートな話に限ったことではなく、仕事に関する情報も職場の仲間と共有されなくなったのです」
「職場に詮索が好きな人がいるだけで、周りに悪影響を与えることが判明したのです」
「誰も彼もがプライベートな情報を話したがっていません。そのため、プライベートな質問をされると、ストレスに感じます」
「しかも、話したら話したで、他の人に話されてしまうかもしれません。ここだけの話がここだけで留まるなんて幻想です。尾ひれがついて広まるのは明白です」
「プライベートな情報が同僚に広まるかもしれないという不安もストレスを高める原因となります」
「情報を広めない簡単な手段は、話さないことです。プライベートな情報を話さなければ、同僚に広まることもありません」
「そして、日常的に情報の遮断をしていると、その遮断が仕事の情報にも及ぶようになるのです。最初はプライベートな情報だけ言わなかったのが、いつしか仕事の情報も口にしなくなるのです」
「そうなると、仕事の進行が遅れます。情報共有がスムーズに進まないとどこかで停滞します。結果として、職場の成績が悪くなります」
「読者様の職場にあれやこれやと聞いてくる人はいませんか?」
「その人がいるだけで、職場のストレスレベルが高くなり、仕事に支障をきたす可能性があります。注意しましょう」
「ちなみに、根掘り葉掘り聞いてくる人は高齢の人より、若い世代に多いみたいです」
「SNS世代の若者は、常に誰かしらと繋がっている状態で生きてきました。他の人のプライベートな情報を知っているのが当たり前の世界でした。なので、若い世代のほうが他の人のプライベートが気になるのかもしれません」
「職場の噂が好きな人と言えば、ベテラン女性というイメージがあるのですが、今では違っているのかもしれませんね」
「またまたちなみに、根掘り葉掘り聞いてくる人がたくさんいる職場ではマウント合戦が行われていることも多いみたいです。他の人の情報を得ることが職場のアドバンテージに繋がるみたいです」
「職場は仕事をする場所であって、マウントを取る場所ではないんですがね……」
「とはいえ、上司が頼れる存在の場合、根掘り葉掘り聞いてくる人の悪影響が少し緩和されるみたいです」
「上司が頼れると安心感があります。問題が起きても何とかしてくれるので、根掘り葉掘り聞かれても意固地にならないみたいです」
「職場の上司、思った以上に重要な存在かもしれません。心理的安全性が高いチームを作るには、上司は仕事ができるだけではダメなのでしょう。頼れる存在にならないといけません」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は職場のコミュニケーションがどう影響するのか調べたよ」
「すると、職場に根掘り葉掘り何でも質問してくる人がいると、職場のストレスレベルがヤバくなるよ」
「その上、仕事の情報共有が進まなくなるので、チームのパフォーマンスにも影響が出るみたい」
「職場にどんなことでも気になる人がいると大変みたい。隔離したほうがいいかもね」
「読者様も必要以上に同僚の詮索はやめましょう。職場の雰囲気が悪くなりますよ」
「フレンドリーに話しかけているつもりでも、相手からするとプライベートに土足で踏み込む嫌な奴と思われているかもしれません」
「少なくとも職場でズケズケと相手のプライベートに踏み込むような質問は控えましょう」
「職場は噂話をする場所ではありません。仕事をする場所です」
「今回は『職場に根掘り葉掘り聞いてくる人がいるとストレスがヤバくなる』でした。我、格物致知なり」
「ありがとうございました。次は『異性の顔のどこに魅力を感じますか?』です! バイバイ」




