1314_仕事を楽しんでいる人の商品はたくさん売れる #ビジネス #マーケティング
「本名アレクセイ・マクシーモヴィチ・ペシコフことロシアの作家マクシム・ゴーリキーは『仕事が楽しみなら人生は極楽だ! 仕事が義務なら人生は地獄だ』と言ってます。仕事が楽しい人生っていいですよね」
「やっほー、知識を増やすことは人生の至福。世界一の美女サクラです! 今回は『仕事を楽しんでいる人の商品はたくさん売れる』です。よろしくね」
「昨今ではSNSの発達により、多くの個人が簡単に商品を売買できるようになりました。オークションサイトだったり、フリマサイトなど、簡単に商品を売れます」
「その際に重要になってくるのが宣伝の言葉です」
「よくマーケティングの世界では、使っているシーンを想像させるような文言を書くといいとされています」
「他にも、記憶に残るキャッチフレーズ、限定感の演出、無料などもいいとされています。これらは昔から広告の世界では効果があると言われています。きっと効果があるのでしょう。間違いないはずです」
「しかし、他にも効果がある文言があるのです」
「それは、楽しむことです」
「実は、楽しんで仕事をしている人の商品は売れるのです」
「今回はマーケティングのお話です」
「参考文献はオランダのティルブルフ大学の研究となります」
「研究者は商品を販売している人が生産の楽しみを伝えることが重要ではないか、と考えました。そこで実際に試しました」
「まずはSNSで実験を行いました」
「SNSにSEOのコンサルをする広告を出しました」
「一つ目の広告は普通に出します。あなたのSEOを助けます、といった内容です」
「二つ目の広告では仕事を楽しんでいる広告を出します。あなたのSEOを助けますし、私は本当に仕事を楽しんでいます、といった内容です」
「そして、それぞれの広告がどれくらいクリックされるのか調べました」
「さて読者様、楽しんで仕事をしている人の広告はどれくらい買い手の興味を引いたのでしょうか?」
「少ししかクリックは増えなかったのでしょうか?」
「仕事は楽しむことより、実績が重要です。楽しんでいる人は仕事ができないと思われたりしたのでしょうか?」
「一方で、仕事を楽しんでいる人は信頼できるイメージがあります。お金のためにやっている人の比べて、親身になってくれそうな気がします。クリックが大幅に増えたのでしょうか?」
「はたして、仕事を楽しんでいる人の商品はどれほど興味を引いたのでしょうか?」
「SNSに普通の広告と楽しんでいる広告を出した結果、仕事を楽しんでいる人の広告はーー」
「たくさんクリックされていました!」
「広告は全部で38,099回表示されました。普通の広告は20,159回表示され、147回クリックされました」
「ところが、楽しんでいる広告は17,580回表示され、177回クリックされました」
「楽しんでいる広告のほうが表示回数は少ないのに、クリック回数が多かったのです。仕事を楽しんでいる人の広告は消費者の興味を引くみたいです」
「研究者は他にも8件の実験を行っています。仕事を楽しんでいる人のサービスにどれくらいのお金を支払いたいか調べる実験、単に美味しいブラウニーと書かれたものと楽しんで作ったブラウニーのどちらが美味しいか調べる実験、市場で楽しんでいる人に実際に支払われている金額を調べた研究など」
「楽しんでいる人について様々な観点から分析しました」
「その結果、いずれの実験でも楽しんでいる人の商品やサービスのほうが選ばれていました」
「そして面白いことに、仕事を楽しんでいる人は価格を安く設定することが多かったのですが、消費者は仕事を楽しんでいる人により多くのお金を支払うことに躊躇がありませんでした。労働者と消費者の間で齟齬があるみたいです」
「マーケティングでは、楽しでいることをアピールするのが重要みたいです。買い手も売り手もwin‐winになります」
「読者様は仕事を楽しんでいますか? 楽しいと思える仕事をしていますか?」
「仕事を楽しんでいると、お客さんのほうから声がかかるかもしれません。商品やサービスを売る際は、楽しんで仕事をしていることを伝えましょう。きっとお客さんにいい印象を持ってもらえるようになりますよ」
「どうして仕事を楽しんでいる人の商品は魅力的に見えるのでしょうか?」
「仕事を楽しんでいるということは、それだけで実直さが伝わります。仕事を仕方なくやっている人に比べて、楽しんでいるということは自分で選んでやっていることが分かります。商品やサービスに手を抜かないので信頼しやすくなります」
「仕事を楽しむには熟練のスキルが必要になります。仕事の楽しさは一定のスキルに達していないと感じにくいものです。仕事を始めたばかりだと覚えることが多くて、仕事を楽しむ余裕がありません。仕事を楽しめる=熟練のスキルを持っている、というイメージがあるため仕事を楽しんでいる人の商品やサービスは質が高いと思うみたいです」
「他にも、仕事を楽しんでいるのだから努力しているだろうという思いもあります。熱意があるものに全力を注ぐのは当然のことです」
「もしかしたら、マーケティングの最善は仕事を楽しむことかもしれませんね」
「ということで今回のまとめです」
「研究者はマーケティングにおいて仕事を楽しむことが果たす役割を調べたよ」
「複数の実験を行った結果、仕事を楽しんでいる人の商品は好感が持たれるよ。それに消費者もたくさんお金を支払っていいと思うようになっていたよ」
「商品やサービスを売る際は仕事を楽しんでいることをアピールするといいみたい」
「ちなみに市場では、仕事を楽しんでいる旨のメッセージを書いている人はほとんどいないみたいです」
「仕事を楽しんでいるアピールは今がチャンスかもしれません。是非、活用してみてください」
「私も知識が増えるのは楽しんでますし、読者様に知識を提供するのが楽しいです」
「今回は『仕事を楽しんでいる人の商品はたくさん売れる』でした。大体の問題は知識で解決できる」
「ありがとうございました。次は『職場に根掘り葉掘り聞いてくる人がいるとストレスがヤバくなる』です! バイバイ」




