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1306_自分と同じ言葉遣いの人を仲間に選びやすい #言葉

「東急グループの会長を務めた実業家の五島昇は『言葉でも文章でも、相手がわからなければ何にもならない』と言ってます。伝わらない言葉って、価値がないのかもしれませんね」


「やっほー、知識は至高にして究極。どうも、世界一の美女サクラです! 今回は『自分と同じ言葉遣いの人を仲間に選びやすい』となります。最後まで楽しんでください」


「読者様は仲間を選ぶ際、どのような基準で選んでいますか?」


「たとえば、新しいプロジェクトのリーダーを任され、自由にメンバーを選べるとします。その際、気の合う友達を選びますか? しごできな優秀な部下を選びますか? それとも従順な部下を選びますか?」


「色々な基準があると思いますが、どうやら判断基準に言葉が関係しているみたいなんです」


「今回は協力してくれる相手の無意識の選び方についてお話しします」


「参考文献はオーストリアのウィーン大学やポーランドのニコラウス・コペルニクス大学などの研究となります」


「研究者は協力者選びの基準を探るため、100人に協力してもらいました。男性45人、女性47人、その他8人、平均年齢35歳です」


「まず、参加者の言葉の使い方をチェックしました。イラストを見せて、そのイラストの内容を説明している文章を選ぶ、という内容です」


「この際、微妙にニュアンスの異なる文章がいくつかありました」


「たとえば、歌手にハンマーを貸す、ハンマーを歌手に貸す、みたいな感じです。言ってることは同じですが、少しだけニュアンスが異なります」


「こうして、参加者の言葉の好みを調べました」


「次に、参加者は協力ゲームに挑戦します。ゲームに成功すると報酬が貰えるので、最適な協力者を選ぶようにしました」


「協力者のプロフィールには、その人の言葉の使い方の情報がありました」


「要するに、自分と同じ言葉遣いの人を選ぶか、自分とは異なる言葉遣いの人を選ぶのか調べたのです」


「さて読者様、人は協力者を選ぶとき、自分と同じ言葉遣いを選ぶのか、それとも異なる言葉遣いを選ぶのでしょうか?」


「よく自分と似た人を好きになる、という話を聞きます」


「自分と似ていると、価値観が同じですし、安心感があります。スムーズに人間関係を構築することができます」


「共通点がある、それだけで人は仲良くなれるものです。無意識のうちに、自分と似ている人を選ぶのでしょうか?」


「反面、自分とは似ていないからこそ惹かれることもあります」


「自分に持っていないものに憧れたりするものです。身長が低い人が身長が高い人を羨ましがったり、貧乏人がお金持ちを僻んだり、内向的な人が社交的な人に憧れたり、自分と似ていないからこそ意識することがあります」


「それとも、言葉遣いは関係なかったのでしょうか?」


「はたして、言葉遣いは協力者選びにどう影響するのでしょうか?」


「100人の参加者の言葉遣いを調べて、協力者を選んでもらった結果、協力者に選ばれやすいのはーー」


「自分と同じ言葉遣いの人でした!」


「多くの参加者が自分と同じ言葉遣いの人を選ぶ傾向が確認されたのです」


「昔から、自分と同じものを使っている人を好ましく思う、ということは確認されていました。それは物や性格に限らず、言葉も同じだったみたいです」


「私たちは無意識のうちに、自分と同じ言葉遣いの人を求めているみたいです」


「読者様も経験がありませんか? 自分と似ている人と求めたことがあるでしょう」


「自分と似ていない人と似ている人の両方を自由に選べる場合、似ている人を選びがちのようです」


「どうして自分と似ている言葉遣いの人を協力者に選ぶのでしょうか?」


「それは、帰属意識が関係しているとされます」


「同じ言葉遣いをしているということは、その人は自分と同じ社会のグループに所属していると考えるようになります」


「同じグループにいるので、信頼しやすいです。勝手に仲間だと思う、ということです」


「そのため、協力者として選ばれやすくなったみたいです」


「逆に言えば、同じような言葉を使っている人は一体感が出やすいでしょう」


「たとえば、社内でしか通じない言葉を多用することで、従業員の結束力を高める。そんな使い方ができるでしょう」


「身内にしか伝わらない独自の言葉ってのも、団結する意味では有効なのでしょう」


「読者様も仲間との連携力を高めるために、独自の言葉を使ってみてはいかがでしょうか?」


「ということで今回のまとめです」


「研究者は、協力者選びをする際、言葉遣いが関係するのか調べたよ」


「すると、人は自分と同じ言葉遣いの人を無意識のうちに選ぶことが判明したよ」


「同じ言葉遣いの人を仲間と思うから、選びやすいみたい」


「仲良くなりたい人がいれば、その人が使っている言葉を真似するといいかもね」


「アジェンダ、ミーティング、プライオリティ、クライアントなどの横文字が好きな人には横文字の言葉で対応しましょう。議題、会議、優先順位、お客様などの日本語は控えましょう」


「同じ言葉を使うのは仲良くなるうえでとても大切みたいです」


「また、単語だけでなく文章や文法についても真似するといいですよ」


「話し方、とっても、大切」


「今回は『自分と同じ言葉遣いの人を仲間に選びやすい』でした。知識は人生を変える、人生を変えたければ知識が必要である」


「ありがとうございました。次回は『自分の身長に納得していない人は嫉妬心が強い』です! バイバイ」

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