131_仕事と趣味には密接な関係がある【パフォーマンスを上げる趣味】 #ビジネス #趣味
「『記憶の固執』を描いたことで有名なサルバドール・ダリは『悪趣味とはクリエイティブなもので、生物学を知識で操るようなもの』という言葉を残しています」
「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『仕事と趣味には密接な関係がある』のお話をしたいと思います」
「では、よろしくお願いします」
「読者様は趣味がありますか?」
「スポーツやゲーム、読書にイベント参加などなど。趣味にも様々あります。私の趣味は読書です」
「というのもですね、イギリスのシェフィールド大学が仕事と余暇時間についての関係を調べてくれたからです」
「つまり、休日の過ごし方で仕事のパフォーマンスが変化することを突き止めたのです」
「休日に行う趣味が仕事のパフォーマンスに影響を与えるのです。趣味が充実しているから、張り切って仕事ができるというのは納得です」
「研究者がどのような実験を行ったかと言いますと、まず趣味を既に持っている129人集めて、7ヶ月間に渡って仕事と趣味の関係を調べました」
「被験者の趣味は様々で、ボードゲーム、ミュージカル、合唱などのインドアな趣味から、ボルダリング、アクティビティなどアウトドアな趣味を持っていました」
「研究者が調べた点は、趣味に費やす時間、趣味に取り組む姿勢。自己効力感、困難な仕事に対する姿勢などです」
「さて、読者様はどの程度趣味と仕事が関連していると思いますか?」
「趣味は趣味らしく気楽にしていたほうが仕事のパフォーマンスを上げると思いますか? それとも趣味に全力を注ぐからこそ仕事のパフォーマンスが上がると思いますか?」
「結果ですが、やはり趣味には自己効力感とレジリエンスをあげる効果が確認されました」
「レジリエンスとは回復力です。レジリエンスがあると、心が折れてもすぐに復帰できます。落ち込む時間が減ります」
「それだけでなく、仕事との関連も判明しました」
「もちろん趣味があると仕事のパフォーマンスがアップしていました」
「つまり、趣味すごーい、な結果でした」
「パチパチパチ、趣味をお持ちの読者様は勝ち組ですね。よかったよかった。それでは今回のまとめ……」
「といければよかったのですが、そうは問屋が卸してくれません」
「趣味で仕事のパフォーマンスを上げるには、条件がありました」
「その条件とは、仕事と趣味の類似性です」
「趣味と仕事が近いとパフォーマンスが上げる効果はなかったのです。場合によっては趣味が仕事のパフォーマンスを下げる結果となりました」
「趣味と仕事が近いというのは、内容が似通っているという意味です」
「つまり、仕事が肉体労働で、趣味も体を動かすもの、です。逆もしかりです」
「仕事で頭を使う場合は、趣味に頭を使ってはいけません」
「なので、体を動かす仕事なら、趣味は頭を使うものを選んでください。仕事と趣味は全然関係ないのがいいのです」
「仕事と趣味が全然関係なければ、無条件で仕事のパフォーマンスが上がります。それに趣味の時間が増えるほど、仕事にプラスの影響を与えます」
「これで読者様は体のいい言い訳をゲットできましたね! やったね!」
「ですが、仕事と趣味が似通っていても仕事のパフォーマンスを上げる方法はあります」
「仕事と趣味が似ていても読者様は諦めなくていいのです」
「それは、趣味に全力を注がないことです。趣味を手軽に楽しんでいると仕事にいい影響があります」
「趣味は手を抜きましょう!」
「仕事と趣味が似通っている場合に、趣味に全振りすると仕事のパフォーマンスが下がります。気を付けてください」
「仕事と趣味が全然違う場合に仕事のパフォーマンスが上がるのは、脳の別の領域を使うためです」
「仕事で疲れても、趣味で疲れがリセットできます。そのため、仕事にも前向きに取り込めます」
「ですが、仕事と趣味が同じなら、仕事で疲れた脳が休まりません。疲れた所に、さらに趣味で追い討ちをかけることになります。そのため、仕事のパフォーマンスが下がるのです」
「だからこそ、仕事と趣味が似通っていたら気楽に楽しむべきなんです。真剣と適当の組み合わせがいいのです」
「休日にリフレッシュできるかどうかが、仕事のパフォーマンスを決めるのでしょう」
「面白いですね。仕事と趣味の関係なんて全然知りませんでした。これからは私も仕事と趣味を完全に別物にしましょうかね?」
「時に『趣味のために仕事をしているんだぁ』という人がいますが、そういった人に限って仕事の成績がいいのは、もしかしたら仕事と趣味が全然違うからかもしれません」
「趣味に生きる人は仕事は仕事として割り切っています。仕事と趣味が似通うることはないのでしょう」
「とまあ、趣味に生きる人が最強かも……という所で今回のまとめです」
「仕事と趣味の関係について調べたら、仕事と趣味は全然違うほうがいいことが判明しました」
「肉体労働をしているなら、趣味は知的なものにしましょう。逆もまたしかりです」
「仕事と趣味が似通っていたら、仕事のパフォーマンスが下がります。気を付けてね」
「この結果から言えるのは、好きなことを仕事にするのはよくない、ということです」
「好きなことは趣味と似通う可能性が高くなります」
「読者様も仕事と趣味が似通っている場合は転職をしましょう」
「趣味を変えることは難しいです。ならば、比較的簡単に変えられる仕事を変えましょう」
「今の時代、転職するのは当たり前です。仕事も趣味も充実させる人生がいいに決まっています」
「つらい仕事を続けていてもいいことありません。人生は柔軟に対応しましょう」
「ということで、今回は『仕事と趣味には密接な関係がある』のお話でした。読者様の参考になれば、私はとても嬉しいです」
「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。質問やリクエストも待ってまーす」
「それでは、次回の『仕事が忙しくなくても忙しいアピールをしたら得をする』で、またお会いしましょう。バイバーイ」
参考文献
The relationship between leisure activities and psychological resources that support a sustainable career: The role of leisure seriousness and work-leisure similarity




