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1293_自転車で通勤すると病気になりにくい #運動 #病気

「東京生まれ東大卒の物理学者の寺田寅彦は『健康な人には病気になる心配があるが、病人には回復するという楽しみがある』と言ってます。プラスな時はマイナスが気になり、マイナスな時はプラスが気になります」


「やっほー、新しい知識は面白い。世界一の美女サクラです! 今回は『自転車で通勤すると病気になりにくい』です。よろしくお願いします」


「昔から運動することは健康にいい、と言われています」


「毎日のように運動をしている人がいたりします。その人は本当に健康なのでしょうか?」


「毎日散歩をしたり、毎日走ったり、毎日スポーツをしたり、これらの行動は本当に健康に寄与するのでしょうか?」


「今回は定期的に運動している人の健康について考えたいと思います」


「参考文献はフィンランド労働衛生研究所の研究となります」


「研究者は定期的な運動が健康にどう影響するのか調べるため、28,485人の労働者を対象にしました。平均年齢は46歳、79%は女性でした」


「参加者の通勤方法を調べました。徒歩、自転車、自動車、公共交通機関など、どれで通勤しているか調べました」


「次に、参加者の健康状態を調べました。最大2年にわたって情報を集めて、通勤手段と健康に関係があるのか調べました」


「要するに、徒歩や自転車で通勤をしていると、毎日のように運動をすることになります。それで健康になるのか調べたのです」


「さて読者様、徒歩や自転車で通勤をすると健康にいいのでしょうか?」


「一日の運動量は少ないかもしれませんが、毎日のように歩いたり自転車をこぐとバカになりません。塵も積もれば山となるの典型です。やはり、健康状態がよくなるのでしょうか?」


「病気のリスクが下がったり、怪我が少なかったりするのでしょうか?」


「それとも、徒歩や自転車は意味がなかったのでしょうか?」


「しっかりと運動をしないと効果はないのでしょうか?」


「お茶を濁すような運動量では健康を実感できるほどの効果は確認されなかったのでしょうか?」


「まさかとは思いますが、逆効果だったのでしょうか? 徒歩や自転車通勤は健康を害する行為になり得たのでしょうか?」


「はたして、通勤に徒歩なり自転車なりを使うと健康にどのような影響を与えていたのでしょうか?」


「28,000人以上の通勤手段と健康状態を調べた結果、徒歩や自転車で通勤するとーー」


「病気が減っていました!」


「参加者の会社の欠勤率を調べたのですが、徒歩や自転車で通勤している人は、病欠する日にちが少なかったのです」


「最も運動をしているグループは、まったく運動をしないグループに比べて、病欠する割合が8%~12%低くなっていました」


「さらに、長期間にわたって病欠する割合も18%下がっていました」


「徒歩なり自転車で通勤すると病気になりにくい体になるみたいです。つまり、運動すれば健康になれるみたいです。免疫力が向上しているのかもしれません」


「ただですね、徒歩と自転車でも差がありました。徒歩と自転車を比較すると、自転車に軍配が上がりました」


「徒歩の場合、距離が短かったり、運動の強度が足りていない可能性があります」


「徒歩で通勤する場合は、時間なり強度なりを意識したほうがいいかもしれません」


「読者様は運動していますか?」


「運動をしていないようなら、通勤手段に自転車を使いませんか?」


「電車や車で通勤するのではなく、自転車を使えば会社を休む日数が減るかもしれませんよ」


「会社が自宅からとても遠い場合は、歩く時間を増やしましょう。一つ先の駅まで歩いたり、一つ手前の駅で降りましょう。長くあることで健康に近づくかもしれません」


「それに運動は気分転換になったり、ストレス解消になったり、メンタルの改善にも役立ちます。ギュウギュウの満員電車で揺られながらの通勤なんてしたくないですよね?」


「自転車なら身も心も快適に通勤できるかもしれません。是非、試してみてください」


「まあ、自転車だと時間がかかったり、信号で止まらないといけないです。それらがストレスになるようでしたら、向いていないかもしれません」


「ということで今回のまとめです」


「研究者は通勤手段と健康の関係を調べたよ」


「28,000人以上の通勤手段と健康状態を分析したよ」


「すると、徒歩や自転車で通勤している人は、会社を病気で休む日数が少なかったよ。日々の運動のおかげで健康的な生活を送れているのかもしれないよ」


「やっぱり運動することって大切だね。病気になりにくくなるみたい。でも徒歩通勤だと不十分かもしれないよ。運動量が少なかったり強度が不足している可能性があるみたい」


「運動するなら、ある程度のしんどさは必要なのかもね」


「運動をしていない人は、健康のため運動する時間を増やしましょう」


「今回の研究ですが、参加者の自己報告に頼っています。バイアスが含まれていた可能性は考えないといけません。また、女性の参加者が多かったことも考慮しないといけません」


「とはいえ、運動が健康にいいことは数々の研究で報告されています。たとえ、通勤の時しか運動をしていなくても、健康にいいことは間違いないでしょう」


「普段運動をしない人は、通勤の時だけでもいいので運動するようにしましょう」


「いつもより長く歩いたり、自転車通勤に切り替えたりすると健康になれるかもしれませんよ」


「でも、無理をして体を壊さないようにしましょう。体を壊したら元も子もないです」


「今回は『自転車で通勤すると病気になりにくい』でした。知識は素晴らしいですね」


「ありがとうございました。次回は『見た目が良くても得しない文化圏がある』となります! バイバイ」

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