1280_ついお金を使ってしまう日 #お金 #環境
「平和主義を主張していた自動車王ヘンリー・フォードは『もし、お金によって自立できると考えているなら、あなたは一生自立できないだろう。唯一本当の安定とは、この世で得た知識、経験、能力の蓄積である』と言ってます。世の中、お金がすべてじゃありません」
「やっほー、面白い知識をたくさん知りたい。世界一の美女サクラです! 今回は『ついお金を使ってしまう日』です。よろしくね」
「読者様はお金を大切にしていますか?」
「お金は大切です。必要ないものを買って、無駄に消費したりしていませんか?」
「調子に乗って高い買い物をして後悔したり、一つ一つの商品は安いけど大量に購入したため高額な支払いをしたり、雰囲気に流されて余計なものを購入したり、散在の経験が一度や二度あることでしょう」
「どうして我々は散在してしまうのでしょうか? どうしてお金を大切にできないのでしょうか?」
「体長が悪いからでしょうか? 睡眠不足だからでしょうか? それとも、貯金額を見誤ってしまうからでしょうか?」
「いいえ、違います」
「その答えは、大気汚染です」
「大気汚染は健康や環境に悪影響を与えるに飽き足らず、どうやら私たちのお財布にもダメージを与えるみたいなんです」
「大気汚染はひどい奴なんです。仲良くしちゃ、ダメなんです」
「今回は大気汚染と出費についてのお話です」
「参考文献はアメリカのメリーランド大学の研究となります」
「環境と出費の関係を調べた研究では、主に天気を対象にしており、大気汚染との関係を調べたものはほとんどありません」
「そこで研究者は大気汚染と個人の出費について調べました」
「研究者は韓国で調査を行いました。環境省から大気汚染のデータをもらい、大手クレジットカード会社から個人の出費のデータをもらいました」
「四年間にわたるデータを分析して、大気汚染と個人の出費の関係を調べました」
「さて読者様、大気汚染は個人の出費にどのような影響を与えるのでしょうか?」
「大気汚染がひどいとお金をたくさん使うようになるのでしょうか?」
「大気汚染がひどいと集中力が落ちると言われています。あまり考えなくなって、ちょっと欲しいものをすぐに買ってしまうようになるのでしょうか?」
「一方で、大気汚染がひどいと外出する気が失せます。外出する機会が減るので、自ずと出費も減るのでしょうか?」
「はたして、大気汚染と出費、どのような関係が見つかったのでしょうか?」
「大気汚染とクレジットカードの取引を調べた結果、大気汚染がひどいとーー」
「出費が増えていました!」
「そう、大気汚染は健康被害を与えるだけでなく、私たちのお財布にもダメージを与える悪い奴だったのです」
「クレジットカードの取引を調べた結果、大気汚染がひどい日は娯楽に関する出費が増えていることが判明しました」
「例えばレジャー施設やアミューズメント施設に行ったり、美味しい料理を食べたり、贅沢品を購入したりといった行動が増えていました」
「実用的な買い物ではなく、快楽を得るための買い物が増えていたのです」
「研究者はさらに実験を行いました。アメリカに住む200人を集めて、空気が新鮮な日もしくは空気が汚い日を想像してもらいました。その後、何を買いたいのか質問をしました」
「結果は予想通りでした。空気が汚い日を想像した後は、娯楽にお金を使いたくなっていたのです」
「空気が汚い場所にいたり、空気が汚いことを想像すると、人はお金をたくさん使うようになってしまうのです」
「どうして大気汚染で出費が増えるのでしょうか?」
「それは、人間には気分を調節する機能が備わっているからです」
「大気汚染がひどいと、気分が悪くなったり、落ち込んだりします。すると、そのネガティブな感情を解消しようとします。落ち込んだ気分のままいたくないですよね? どうにかして楽しい気持ちになりたいですよね?」
「その気持ちが、娯楽の出費に繋がるのです」
「要するに、空気が汚いと気分が悪くなるから、気分の悪さをお金を使って解決している、という話です。自分転換したくなるのです」
「読者様も経験がありませんか?」
「外出したけど突然雨に降られて気落ちして、いつもなら入らない高級店で買い物をした。散歩をしようと思ったら、黄砂がひどくて映画を見るようにした。車の排ガスを思いっきり吸ってしまって、気分転換にカフェに入った。など」
「落ち込んだ気分を解消するために遊んだり、高級品を買ったり、美味しい料理を食べたりしたことがあると思います」
「大気汚染がひどいとこういったことが起きやすいです。注意しましょう」
「まあ、企業からすれば大気汚染がひどい日は書き入れ時かもしれません。消費者側は空気が汚い日、天気が悪い日は気をつけましょう。あの手この手で娯楽商品を売りつけてくるかもしれませんよ」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は大気汚染と出費の関係について調べたよ」
「すると、大気汚染がひどい人は娯楽に関する出費が大きく増えたよ」
「これは、汚い空気を吸って気分を害されるから、その気分転換のためにお金を使うためみたい」
「空気が汚い日に外出すると、無駄遣いしちゃうかもしれないよ。用心しようね」
「今回の研究ですが、あくまで観察データによる分析です。実際に大気汚染を反映しているわけではありません」
「とはいえ、天気が悪い日はお菓子やお酒などの幸せになる食料品が売れる傾向にあることは確認されています」
「天気が悪い日、空気が悪い日に娯楽を求めてしまう傾向があるのは間違いなさそうです」
「無駄遣いをしたくなかったら、空気が汚い日は外出を控えましょう。空気清浄機を使って、自宅では汚い空気を吸わないようにしましょう」
「今回は『ついお金を使ってしまう日』でした。知識、最高なり」
「ありがとうございました。次は『子供が恋愛に興味を持つかは父親の態度次第』ですよ! バイバイ」




