1274_週末だけでも運動をしよう #運動 #不安
「オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラーは『交友や愛の課題における失敗から逃げるために、必要以上に仕事に熱中する人がいる。そういう人は週末の休日さえも恐れるのだ』と言ってます。休日に休めないのって地獄ですね」
「やっほー、興味深い知識をもっと知りたい。世界一の美女サクラです! 今回は『週末だけでも運動をしよう』です。よろしく」
「運動を定期的にすることはとても健康にいいことです」
「しかし、定期的に運動をするのは大変だったりします。運動を習慣にするのは気が遠くなる作業です。運動をしたくても、やる気が出ない、そんな日もあるでしょう。そのため週末にしか運動をしない、なんてい人もいます。いわゆる週末戦士(Weekend Warrior)です」
「週末戦士でも健康にいいことは間違いないです」
「まったく運動しないことに比べたら、週末だけでも運動するほうがよほど健康的です。週に一回でも運動するべきです」
「で、週末戦士が健康にいいことは間違いないのですが、どうやら健康意外にも大きなメリットがあるみたいなんです」
「今回は週末戦士の健康意外のメリットについてお話しします」
「参考文献は中国の揚州大学の研究となります」
「研究者はアメリカの国民健康栄養調査のデータを使って、週末戦士のメリットを調べました」
「2007年から2012年のデータから11,688人を分析しました。年齢は20歳~80歳です」
「参加者の健康、BMI,食事、運動量、婚姻状況、お酒、睡眠時間などを分析して、週末戦士のメリットを調べました」
「さて読者様、週末戦士に確認されたメリットとは何だったのでしょうか?」
「体重でしょうか?」
「週末だけの運動とはいえ、運動は運動です。適切な体重を維持している人が多かったのでしょうか?」
「睡眠はどうでしょうか?」
「週末に運動をしていると睡眠時間が長い、睡眠の質が高いなどが確認されたのでしょうか?」
「メンタルはどうでしょうか?」
「運動をするとメンタルが安定します。週末の運動だけでもメンタルを安定させる効果が得られたのでしょうか?」
「他にも、週末に運動すると給料が高くなったり、異性にモテるようになったり、お酒を飲む量が減っていたりしたのでしょうか?」
「はたして、週末戦士の健康意外のメリットとは何だったのでしょうか?」
「アメリカの成人1万人以上を分析した結果、週末に運動をしているとーー」
「不安が減少していました!」
「運動をしていない人に比べて、週末に運動している人は不安を感じることが大きく減っていたのです」
「たとえ週末にしか運動をしなくても、健康になれますし、不安も大きく減らすことができるようです。まったく運動しない事に比べたら雲泥の差があったのです」
「しかも、このメリットは貧しい人や糖尿病患者のほうが大きくなっていました。苦しい状況の人ほど、週末に運動をしたほうがいいみたいです」
「読者様は運動していますか?」
「週に三日くらい運動するのがベストですが、週末に運動するだけでも十分メリットがあります。是非、休みの日は外に出て運動しましょう」
「運動量がゼロに比べたら、一でも十分です。将来のため、健康のため、メンタルのため、週に一回以上は運動をするようにしましょう」
「本来なら、週に150分から300分の中程度の運動、もしくは週に75分から150分の強程度の運動が好ましいのです。しかし、これって慣れないとかなり大変です。運動をしていない人はまず、週末だけの運動から始めましょう」
「週末だけ運動しても効果がない、なんてことはありません。きちんと健康に近づけますし、メンタルにもプラスの影響を与えます」
「ちなみに、イギリスで行われた研究でも週末戦士は不安を減少させることが判明しています」
「中国の青少年を対象にした研究でも週末戦士で不安症状のリスクが下がることが判明しています」
「週末の運動、侮れないみたいです。是非、週末に運動しましょう」
「ということで今回のまとめです」
「研究者はアメリカの国民健康栄養調査のデータを使って1万人以上の運動量とか健康とかメンタルについて分析したよ」
「すると、週末だけ運動する週末戦士は不安が大きく減っていることが判明したよ」
「週に一回運動するだけでも不安が減るみたい。特に貧しい人や糖尿病の人に効果が高いみたい」
「週末戦士でも健康になれることはわかっているから、週に一回運動するのは大きなメリットがあるみたい。是非、休みの日は運動することを心がけようね」
「今回の研究の運動量は自己申告によるものです。そのためバイアスがかかっている可能性があります。また週末戦士と不安の因果関係を証明するものではありません」
「運動が健康やメンタルにいいのは間違いないでしょうが、週末戦士がどこまで通用するかは不明です」
「でも、まったく運動しないことに比べたら、少しでも運動しているほうがいいと思います」
「思い立ったが吉日、明日から、いいえ今日から運動を初めてみませんか?」
「運動するとストレスが減り、エンドルフィンの放出が促進されます。きっと、気分がよくなりますよ」
「運動、最高、ヒャッホー! ……あれ、なんだかヤバい人になっているような気が……」
「今回は『週末だけでも運動をしよう』でした。知識、いいね」
「ありがとうございました。次は『サイコパスは田舎より都会が好き』です! バイバイ」




