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1264_絵文字を多用する人は好奇心が低い #言葉 #好奇心

「貧しい仕立て屋に生まれたフランスの画家ピエール=オーギュスト・ルノアールは『絵は見るものじゃない。いっしょに生きるものだ』と言ってます。絵と一緒に生きていますか?」


「やっほー、興味深い知識は興味深い。世界一の美女サクラです! 今回は『絵文字を多用する人は好奇心が低い』です。よろしくね」


「読者様は絵文字を使いますか?」


「友達との連絡、会社の業務連絡、SNSの投稿など。多くの場面でメッセージを送りますが、その際に絵文字を使いますか?」


「絵文字は使い勝手がいいです。感情を伝えやすいですし、細かなニュアンスも伝えてくれます。視覚的にも華やかさがあるので、絵文字を使っている文章は綺麗になります」


「でも、たくさん使っている人もいますよね。一行ごとに絵文字を挿入、文節ごとに絵文字を挿入など、絵文字をたくさん使っている人もいます」


「少しくらいならともかく、どうしてそんなに絵文字を使うのでしょうか?」


「絵文字が多すぎる文章って、逆に読みにくくないですか?」


「今回は絵文字を多用する人の特徴についてお話ししたいと思います」


「参考文献はアメリカのオクラホマ州立大学の研究となります」


「研究者は絵文字を多用する人の特徴を調べるため、大学生を対象に絵文字の使用頻度と性格を調査しました」


「76人のサンプルと245人のサンプルの二つのデータから情報を集めました」


「普段利用しているSNSのアカウントから絵文字の使用頻度と使用している絵文字の種類を調べ、ビッグファイブによる性格診断を行いました」


「さて読者様、絵文字をよく使っている人はどんな人だったのでしょうか?」


「感情表現が豊かな人だったのでしょうか?」


「絵文字は言葉では伝わりにくい微妙なニュアンスの感情を伝えることができます。喜怒哀楽が激しい人ほど、絵文字を多用していたのでしょうか?」


「親近感でしょうか?」


「絵文字を使うと柔らかい印象を与えることができます。自分の存在を身近に感じてもらいたいがために絵文字を頻繁に挿入するのでしょうか?」


「それとも、古い人が絵文字をたくさん使うのでしょうか?」


「絵文字といえば、ガラケーです。ガラケー世代の人が今でも絵文字をたくさん使っていたのでしょうか?」


「はたして、絵文字をたくさん使っているのはどんな人だったのでしょうか?」


「大学生を対象に絵文字の使用頻度と性格を分析した結果、絵文字を多用している人はーー」


「好奇心が低かったです!」


「SNSの投稿で絵文字を多用している人は、性格診断で開放性のスコアが低いことが判明しました」


「開放性とは、新しい経験やアイデアに関する受容性、想像力の豊かさのことです。一言で雑に言ってしまえば、好奇心のことです」


「この好奇心が絵文字を多用している人には足りていないことが判明したのです」


「開放性が低い人は、安定を好みます。新しい慣習を嫌ったり、変化を嫌います。新しいことにも挑戦しません」


「読者様はSNSで絵文字を使っていますか?」


「たくさん使っているようなら、もしかしたら好奇心が低いのかもしれません。安定を好むことでしょう」


「そして、SNSで絵文字をたくさん使っている人を見かけたら、その人は好奇心が低い可能性があります。新しいことに挑戦させたりしたら嫌がられるかもしれません。遊びに誘う際は、よく行く場所で遊ぶといいでしょう。新しい場所だと拒否られるかも」


「好奇心が高いとリスクのある行動を平気で取るようになります。また、新しいことにすぐに目移りしてしまうので、継続する力がなかったりします」


「反対に、好奇心が低いと安定した行動を取りがちです。一つのことを続ける能力があります」


「好奇心が高いからいい、好奇心が低いから悪い、そんなことはありません。あくまで個性の一つということを忘れないでください」


「研究では、絵文字を多用している人がどのような言葉を使っているのかも判明しています」


「まず感情です。感情を表現する言葉が多かったです。嬉しい、楽しい、悲しい、怒りなど」


「そして、否定語も多かったです。「~ない」「~ではありません」のような言葉です」


「他にも、過去や未来に関する時間を表す言葉も多かったです。時間を絵文字で表すのが難しいからかもしれません」


「それと、語彙が少ない傾向も確認されています。辞書に掲載されている語彙を使う傾向が低いことが確認されました。絵文字で表現するため、語彙が発達しないのかもしれません」


「絵文字に関する語彙は増えていると思いますので、どっちがいいのか分かりませんね」


「ちなみに、男性より女性のほうが絵文字をより使っているみたいです。想像通りですかね?」


「ということで今回のまとめです」


「研究者は大学生のSNS投稿での絵文字の使用頻度と性格を分析したよ」


「すると、絵文字を多用する人は、好奇心が低いことが判明したよ」


「絵文字をたくさん使っている人は、新しいことに挑戦したり、変化を嫌う可能性が高いよ。絵文字をたくさん使っている人を見かけたら、あまり新しいことに誘わないほうがいいかもね」


「絵文字を見れば、その人の好奇心が分かる」


「今回の研究ですが、若い人が対象になっています。年齢が上がれば、また別の結果になるかもしれません」


「ちなみに、参加者の中には絵文字を一切使っていない人も極少数いたみたいです。その人たちは、絵文字を多用している人と違って、好奇心がマックスなのでしょうか?」


「とにもかくにも、絵文字を使う人もいれば、使わない人もいるってことです」


「読者様は絵文字をどれくらいの頻度で使っていますか? また、どれくらいの種類を使っていますか?」


「今回は『絵文字を多用する人は好奇心が低い』でした。知識は大体解決する」


「ありがとうございました。次は『勇敢なネズミより臆病なネズミのほうが優秀らしい』だよ! バイバイ」

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