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1259_社長は左利きのほうがいいのかもしれない!? #ビジネス

「ロシアの作家トルストイは『自分の幸福を手に入れようと努めているうちに、人は、その幸福が他の存在によって左右されることに気づく』と言ってます。幸福ってどこにあるかよく分かりませんよね」


「やっほー、面白い知識は面白い。世界一の美女サクラです! 今回は『社長は左利きのほうがいいのかもしれない!?』です。よろしくね」


「読者様は『左利きの人は天才だ』とか、『左利きの人はアイデアに優れている』とか、そんな話を聞いたことはありませんか?」


「たとえば、歴史上の偉人だと、アリストテレス、エジソン、アインシュタイン、レオナルド・ダ・ビンチなどが左利きだと言われています。ラインナップを見る限り、当てはまっていそうな気がします」


「ですが、実際どうなのでしょうか? 過去の偉人を調べたところで、左利きの人が優れているのか分かりません」


「調べるのなら現代の人でないといけないでしょう」


「ということで今回は左利きの人が優れているのかどうかについてのお話です」


「はたして、左利きは右利きより優秀なのでしょうか?」


「参考文献はアメリカのジョージ・メイソン大学などの研究となります」


「研究者は左利きの人が優れているのか調べるため、アメリカの企業のCEOを対象にしました。1992年~2015年にCEOをしていた1008人から、利き手のデータや会社の業績を調べました」


「そして、左利きのCEOと会社の業績の関連を調べました」


「さて読者様、左利きの人がトップにいる会社は優秀なのでしょうか? それとも、変わりなかったのでしょうか?」


「左利きの人は天才が多いというイメージがあります。イメージではなく、事実だったのでしょうか?」


「また、左利きの人は変じーーではなく、ユニークな人が多い、という話も聞きます。突飛なことをしている会社のCEOが左利きだったりするのでしょうか?」


「一方で、左利きに特別な能力はない、というデータもあります」


「左手を動かすのは右脳で、右手を動かすのは左。そして、左利きの人は右脳を活発にさせているので芸術に優れているなんて言われていますが、脳科学的には間違っています。右脳にも体の動きを司る部位があります」


「それに、脳の構造や機能には個人差があります。利き手で語るのはナンセンスです」


「左利きが珍しいため、生まれた俗説なのでしょうか?」


「はたして、左利きは本当に優れているのでしょうか?」


「1000人以上のCEOの利き手と会社の業績を調べた結果、CEOが左利きだと会社の業績がーー」


「上がっていました!」


「右利きのCEOがいる会社より、左利きのCEOがいる会社のほうが業績は上だと判明しました」


「やはり、左利きは天才だったのです」


「では、左利きのCEOがいる会社は具体的に何で有利になっていたのでしょうか?」


「まず、それぞれの利き手の割合ですが、右利き91.4%、左利き7.9%、両利き0.7%という結果になりました。CEOの中には利き手を公表していない人も多くいましたが、研究者は会社に連絡して利き手を聞いたり、手書きの文章や食事の様子、腕時計などから利き手を確認したそうです」


「ちなみに、日本は左利きの人が多い国だそうです。データによっては左利きの人が17%いるそうです」


「左利きのCEOの会社は、特許の数が多かったのです」


「しかも、既存の技術の改良ではなく、新規に発明した内容で特許を取得する件数が多かったのです」


「つまり、左利きのCEOの会社は斬新なアイデアを思いついたり、常識にとらわれない発想を持っている可能性が高いのです」


「もちろん、アイデアだけの会社ではありません。数字としても表れています」


「左利きのCEOの会社は右利きのCEOの会社より、利益を上げていました。株式のリターンに関しても高くなっていました」


「CEOの利き手が左だと、会社はウハウハになるみたいです」


「読者様の所属する会社の社長は右利きですか? それとも左利きですか?」


「もし、左利きの社長なら、会社は順調に成長していくかもしれません」


「就職や転職を考えている人は、社長の利き手も調べるといいかもしれませんね。もしかしたら、利き手が命運を左右するかもしれません」


「まあ、社長の利き手だけで会社の業績が決まるわけではありません。あまり、社長の利き手を妄信しないようにしましょう。あくまで、要素の一つです」


「だって、優秀な部下を抱えているだけかもしれませんもの。社長が凡人でも、部下が優秀なら、会社は成長します」


「CEOが左利きなら、他社よりちょっとだけ有利、それくらいだと思います」


「ということで今回のまとめです」


「研究者はCEOの利き手と会社の業績のデータを集めて、左利きの人が優秀なのか分析したよ」


「すると、左利きのCEOが指揮する会社は右利きのCEOが指揮する会社より業績がよかったよ」


「特に特許の数が多いみたい。新しいアイデアをたくさん思いつくから、それが業績を上げるのかもしれないね」


「今回の研究では、左利きのCEOの会社の業績がアップする理由は不明です。左利きの何が関係しているのか分からないので、本当に左利きのCEOが優秀なのかは未知数です。過信はしないようにしましょう」


「読者様の利き手は右ですか? それとも左ですか?」


「もし、左利きでしたら、会社の社長をやってみるのもいいかもしれません。右利きの人より業績を伸ばせるかも?」


「ついでに会社の社長の利き手も確認しておきましょう。何か役に立つかもしれません」


「今回は『社長は左利きのほうがいいのかもしれない!?』でした。知識は大体解決する」


「ありがとうございました。次は『身長が高いと成績も高くなる!?』だよ! バイバイ」

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