表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1266/1466

1256_男は男が多い環境で無駄遣いが増える #性別 #お金

「ケンブリッジ大学で数学と哲学を学んだイギリスの数学者バートランド・ラッセルは『無駄な知識から得られる喜びというのは、たくさんあるものだ』と言っていまーす。案外、世の中には無駄なものって少ないです」


「やっほー、賢明なる読者様。読むだけで人生よくなる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『男は男が多い環境で無駄遣いが増える』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は無駄遣いをしますか?」


「え? 『欲しいものが全然ないから、買い物しない』ですか。それは、とてもよろしいかと思います」


「今回はですね、男性の読者様必見です。どうやら男性が無駄遣いする条件が判明したのです」


「もしかしたら、無駄遣いしている男性の読者様は今回を機に無駄遣いが減るかもしれません」


「女性の読者様は、彼氏や夫の無駄遣いを減らせるかもしれません。是非、一読下さい」


「今回参考にするのは、ミネソタ大学の研究です」


「まず、研究者はアメリカの都市ごとのクレジットカードの所有枚数、借金額を算出しました」


「すると、文化や経済状況が同じような都市でも明確な違いが出ました。ある都市では年間の借金が372ドル(約44000円)も多かったのです」


「同じような生活をしているのに、片や借金地獄だったのです」


「では、どうしてこのような違いがうまれたのでしょうか? その理由はーー」


「男女比です!」


「女性に比べて男性が多い地域では、男性の出費が多くなることが明らかになったのです」


「いやー、恐ろしい結果です。男性に囲まれた男性は無駄遣いが増えるのです。たくさんお金を使っちゃうんです」


「この結果に研究者は、周りに男性が多いと女性にアピールするためにより多くお金を使うのではないか? と考えました」


「つまり、『俺はお金を持っているんだぞ。他の男とは違うんだ』と女性にアピールするために散財している、ということですね」


「一理あると思います。男性が多い地域だライバルが多くなり、差をつける必要があります。そのため、アピールに必死になるのでしょう」


「逆にライバルが少ないとアピールする必要性が下がります。お金を無駄遣いすることもないのでしょう」


「むしろ、女性のほうが多いので、女性のほうが婚期を逃すかもしれませんね」


「次に、研究者は99人の学生に男性に関するニュース記事、もしくは女性に関するニュース記事を読んでもらった後に、貯蓄と借金に関するアンケートに答えてもらいました」


「結果は研究者の予想と一致しました。男性が男性に関するニュース記事を読んだ後は、お金を使う傾向が確認されました」


「しかも、借金することを厭わない傾向も確認できました。『借金してもいっか』と思っちゃうんです。ひゅー、おっそろしい」


「男性は、男性を意識すると多額のお金を使うのです。どれくらいかと言いますと、年間での貯蓄額の差が756ドル(約9万円)になります」


「読者様は大丈夫ですか? 男性の多い地域に住んでいませんか? 男性の多い職場で働いていませんか?」


「もしそうなら、無意識のうちに無駄遣いをしている可能性があります。貧乏にならないために、気を付けてください」


「借金へのカウントダウンが聞こえていませんよね?」


「他にも研究者は147人の学生を集めて、男性が支払うプレゼント代、レストランでのディナー代、結婚指輪の代金についても同じことが起きることを明らかにしました」


「先の研究と同様に、男性に関するニュース記事を読んでもらうか、女性に関するニュース記事を読んでもらった後に、それぞれに支払う金額はどれくらいかアンケートしました」


「結果、男性に関するニュース記事を読むと、プレゼント代、レストランのディナー代、結婚指輪の代金に多く支払う傾向があることが明らかになりました」


「やはりですね、男性は女性にアピールするためにお金を多く使うようです」


「アピールするのは構わないのですが、女性ってそれほど男性のアピールに気づいているのでしょうか? ちょっと疑問です」


「むしろ金遣いの荒さに目が向いて、金銭管理のできない人と思われていないか心配です」


「ま、まあ、これを励みにより多く稼げば問題ないですね。無駄遣いしても破産しない資金があれば問題なし」


「研究者はまだまだ研究を重ねてまして、205人を集めて実験に参加してくれたお礼として、報酬を今もらうか、一ヶ月後にもらうかの実験をしました」


「報酬の金額が同じなら実験にならないので、報酬を一ヶ月後にした場合は報酬が少し上乗せされます。なので、冷静に考えれば、一ヶ月後にもらったほうがお得です」


「これで、衝動性や計画性が計れるのです」


「ただし、普通に報酬をどうするのか聞くわけではありません。研究者はちゃんと細工をしています」


「その細工とは、報酬をどうするか聞く前に写真を見せる、というものです」


「写真は3種類あって、1枚目は女性が少なく男性が多く写った写真。2枚目は男性が少なく女性が多く写った写真。3枚目は大学のキャンパスを写した写真」


「被験者にいずれかの写真を見せた後に報酬をどうするか聞いたのです」


「女性が多い写真か、男性が多い写真を見ただけで人の行動が変わるものか、と思う読者様もいるでしょう。でも、やっぱり行動は変わるのです」


「男性が多く写った写真を見た男性は、報酬を今もらう、と答えた人が多かったのです」


「逆に女性が多く写った写真を見た男性は、一ヶ月後に報酬をもらいます、と答えた人が多くなりました」


「写真を見ただけでも男性は短絡的になるみたいです」


「男性が多い婚活パーティにでも行こうものなら、衝動的になって計画性も失います。目の前の女性に高価なプレゼントをしちゃうのです」


「悪女の人はこれを有効活用してますけどね。わざと男性を煽って、競わせる。手のひらの上で踊らされないように気を付けてください」


「さらに面白いこともありまして、男女比の影響を受けるのは何も男性だけではないのです。女性も影響を受けるのです」


「女性の場合は、どの写真を見ても報酬を今もらうか一ヶ月後にもらうか影響はありませんでした」


「ですが、考え方に影響がありました。男性が多い写真を見た場合、男性が女性にお金を使うのは当然、と考える傾向が強くなったのです」


「男性がたくさんいる場合、よりより男性をゲットするために、ハードルを高く設定しちゃうのです。競争を煽っているとも取れます」


「なので、男性が多くいる場所で男性がケチな姿を見せると女性は冷めてしまうのです。当然と思っていることが実行されないので興味を持たれません」


「身も蓋もない言い方をするなら、男性はお金を稼ぎましょう、ということです。無駄遣いする必要はありませんが、時にはお金を使う場面があります。その時に素寒貧では落とせる女性も落とせなくなりますよ」


「ということ今回のまとめ」


「男性は周りに男性が多いと無駄遣いすることが確認されたぞ」


「それは数少ない女性にアピールするためだぞ」


「でも、男女比の影響を受けるのは男性だけじゃないぞ。女性も男性が多いと、男性がお金を使うのは当然、と傲慢になるぞ」


「男女平等が叫ばれてますが、以前として男性が女性に対してお金を支払う文化は根付いているようです」


「男性の読者様は無駄遣いが嫌なら女性が多い場所に行きましょう。女性の読者様は、彼氏や夫が男性の多い場所にいるなら、無駄遣いしている可能性があります。財布の紐を握りましょう」


「ちなみに、アメリカのデータでは男女比による支出の差は一人当たり3479ドル(約41万円)にも登ります。油断していると破産しますよ」


「無駄遣いを減らすだけで、かなり家計も楽になるかと思います。是非、読者様も周りの環境に目を向けてください」


「Get out of poverty and get rich」


「ということで、今回は『男は男が多い環境で無駄遣いが増える』のお話でした。読者様の知識になれば幸いです」


「お付き合いいただきまして、ありがとうございます。高評価や応援コメント、質問やリクエストも待ってまーす!」


「次回の『ダークチョコレートがランナーの能力をアップさせる』で、お会いしましょう」


「もしくは、読者様の気になるお話でお待ちしております。バイバイ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
読んでくれて感謝
高評価やブクマをよろしくね。いいねされると嬉しいよ
感想やリクエストも待ってるよ!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ