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1228_屋外で運動するほうが屋内より楽に感じる #運動 #環境

「1672年にロイヤル・ソサイエティーの会員となっているイギリスの物理学者アイザック・ニュートンは『天体の運動は計算できるが、人の気持ちはとても計算できるものではない


ニュートン』と言ってます。天才でも計算できないことはあるのです」


「やっほー、知識は最強である。どうも、世界一の美女サクラです! 今回は『屋外で運動するほうが屋内より楽に感じる』となります。最後まで楽しんでいってください」


「読者様は運動を屋内で行っていますか? それとも屋外で行っていますか?」


「屋外で自然を感じながら運動をしていますか? それとも屋内で黙々と運動していますか?」


「屋外だろうと、屋内だろうと運動は運動です。効果に違いはない、と考えるかもしれません」


「しかし、屋外と屋内の運動には違いがあるのです」


「どうやら屋外の運動と屋内の運動ではつらさが異なるのです。同じ運動でも楽かどうかが変わってくるのです」


「以前にも、屋外の運動のほうが屋内の運動より脳にいいなんて紹介しています。屋外の運動と屋内の運動には違いがあるのです」


「今回は屋外の運動と屋内の運動のつらさの違いを解説したいと思います」


「参考文献はスウェーデンの研究となります」


「研究者は屋外と屋内の運動のつらさの違いを調べるため、自転車通勤をしている20人の男女を集めました。男性10人、女性10人」


「参加者を実験室に読んで、サイクリングをしてもらいました」


「次に、通勤時のつらさを調べました。実際の通勤ルートを自転車で移動しました」


「どちらも運動強度は同じになるように設定しています」


「参加者のそれぞれの心拍数や主観的なつらさを計測して、よりつらいのはどちらなのか調べました」


「さて読者様、屋外と屋内、どちらがしんどいのでしょうか? もしくは、どちらが楽なのでしょうか?」


「屋内で運動をするとペースを一定に保ちやすいです。障害物もないですし、風が吹くこともありません」


「ずっと、同じペースで自転車を漕げるので楽なのでしょうか?」


「それとも景色が変化したほうがつらさが軽減されるのでしょうか?」


「同じ景色を見続けていると飽きます。飽きると、精神的なしんどさが増えます」


「しかし、屋外だと景色が絶えず変化します。運動がつらさが減るのでしょうか?」


「また、屋内だと周りに注意を向けなくていいのです。屋外だと歩行者や自動車に気を付けないといけません。周囲に注意を払う必要があるので疲れるのでしょうか?」


「それに、屋外は気温が変化したり、風が吹いたりもします。自然の影響はプラスに働くのでしょうか? それともマイナスに働くのでしょうか?」


「はたして、屋内の運動と屋外の運動、つらいのはどっちでしょうか?」


「自転車通勤者に屋内と屋外の両方で運動してもらった結果、運動がつらいのはーー」


「屋内でした!」


「屋内と屋外で運動の強度が同じ場合、主観的な運動のつらさに大きな違いが出ることが判明したのです」


「具体的には、屋内でのつらさが14.0~14.2、屋外でのつらさが11.5~12.6でした」


「屋外で運動すると、屋内で運動するより、19%~30%ほど主観的なつらさが減るようです」


「これは大きな違いと言えるでしょう。同じ運動をしているのに、場所が違うだけで、自分が感じるつらさが2割とか3割も違ってくるのです」


「運動する気にもなってくるのではないでしょうか?」


「読者様は屋内で運動していますか? それとも屋外で運動していますか?」


「屋内で運動をしていて、つらいと感じるようなら屋外で運動するようにしましょう。感じるつらさが減る可能性があります」


「もしかしたら読者様の中には、疲れているほうが運動した気になる、と考える人がいるかもしれません」


「そんな人は、屋外より屋内で運動したほうがいいかもしれません。主観的なつらさが増えるので、やった気になるでしょう」


「とにもかくにも、運動はする場所によって感じるつらさが異なります。屋内はしんどい、屋外は楽、と覚えておきましょう」


「どうして屋外で運動をすると、運動が楽に感じるのでしょうか?」


「それは、気が散るからです」


「屋外で運動をすると、歩行者に気を取られたり、風景を見たり、建物を観察することがあります」


「これらがいい感じに運動のつらさを忘れさせる要因になるようです」


「一方で屋内で運動をしていると、気を散らす要素がありません。自分の体に意識が向いてしまうので、疲労を感じやすいのかもしれません」


「音楽を聞きながら運動をすると、運動のつらさが軽減されるという報告があります。これも、音楽によって気が散るからかもしれません」


「ですので、屋内で運動する際も、気が散るような音楽をかけるといいかもしれません。もしくは、仕事をしながら運動をすると、いい感じに疲労を忘れられるかもしれませんね」


「ということで今回のまとめです」


「研究者は屋外の運動と屋内の運動のどちらがしんどいのか調べたよ」


「すると、屋外で運動するほうが主観的な運動のつらさが減ることが判明したよ。主観的なつらさが19%~30%くらい減るみたい」


「屋内の運動はしんどい、屋外の運動は楽」


「屋外で運動をすると、主観的な運動のつらさが軽減されるから、いつも以上に運動ができるかもしれないね」


「読者様、運動をする際は屋内と屋外を適当に決めないほうがいいかもしれません」


「研究者も屋外で運動をすると疲れを感じにくいので、たくさん運動できると述べています」


「内と外、ここには大きな隔たりがあるようです」


「でも、屋外での運動は面倒です。暑すぎたり寒すぎたりします。夏は日焼けに熱中症、冬は路面の凍結。季節に合わせた対策が必要になります」


「しかし、屋内だとそんな面倒なことは必要ありません。いつも一定に保たれています」


「はたして、どちらが本当に楽なのでしょうか?」


「今回は『屋外で運動するほうが屋内より楽に感じる』でした。人生を変えたければ知識を集めよう」


「ありがとうございました。次回は『SNSの使用とメンタルの悪化は関係ない!?』です! バイバイ」

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