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1225_【フロー状態】極限の集中状態に入るとパフォーマンスは上がるのか? #集中力 #パフォーマンス

「ゼネラルモーターズを創設したアメリカの経営者ウィリアム・デュラントは『過去の失敗は忘れよう。他のことは考えず、今やろうとしていることに集中してやり遂げよう』とのこと。反省は大事ですが、目の前の目標のほうが大事です」


「やっほー、人生よくなってる読者様。使える知識をお届けする世界一の美女サクラです! 今回は『【フロー状態】極限の集中状態に入るとパフォーマンスは上がるのか?』のお話をしますよ」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は他のことが気にならなくなり時間を忘れて目の前のことに集中したことがありますか?」


「いわゆるフロー状態のことで、スポーツの世界ではゾーンなんて言われたりします。簡単に言ってしまえば、極限の集中状態のことです」


「漫画などでは主人公がピンチの際に、フロー状態に没入して、大逆転するという描写があります」


「極限の集中状態になると、他のことが気にならなくなり、目の前のことしか目に入らなくなります。それが、パフォーマンスアップに繋がると考えられます」


「でも、考えてください。本当に集中状態に入って、パフォーマンスがアップするのですか?」


「フロー状態でピンチを乗り越えられるほどパフォーマンスに劇的な変化があるのでしょうか?」


「もしかしたら、フロー状態でもパフォーマンスは変わらないかもしれません」


「フロー状態で強くなる、はどこまで正しいのでしょうか?」


「今回はフロー状態とパフォーマンスの関係についてお話しします」


「参考文献はイギリスのエクセター大学の研究となります」


「研究者はフロー状態とパフォーマンスの関係を調べるため、過去の文献を22件集めて体系的レビューを行いました」


「集めた研究は「フロー状態とスポーツの関係」が13件、「フロー状態とゲームの関係」が9件、となります」


「ちなみに対象となったのは、スポーツはマラソン、バスケ、テニスなど。ゲームはブロックゲーム、レースゲーム、FPSなど」


「参加者のフロー状態とパフォーマンスを調べて、フロー状態でパフォーマンスが向上するのか調べました」


「さて読者様、フロー状態はパフォーマンスにどのような影響を与えるのでしょうか?」


「フロー状態になると、劇的にパフォーマンスがアップするのでしょうか?」


「練習では10回に1回しか成功できないような難しいものも、フロー状態に入ると成功率100%になるのでしょうか?」


「さすがに、劇的な改善は見込めないのでしょうか?」


「集中力が大事とはいえ、少しパフォーマンスがアップするに留まるのでしょうか?」


「それとも、パフォーマンスに影響はなかったのでしょうか?」


「フロー状態のパフォーマンスは、普通に集中しているのと同じくらいだったのでしょうか?」


「もしくは、パフォーマンスが下がってしまったのでしょうか?」


「フロー状態は良くも悪くも目の前のことに集中します。周りが見えなくなってしまい、かえってパフォーマンスが落ちるのでしょうか?」


「はたして、フロー状態に入るとパフォーマンスはどうなってしまうのでしょうか?」


「過去の研究を集めてフロー状態のパフォーマンスを調べた結果、フロー状態に入るとパフォーマンスがーー」


「アップしていました!」


「やはり、フロー状態はパフォーマンスの向上に役立つみたいです」


「しかも、スポーツでもゲームでもフロー状態はパフォーマンスのアップに役立ちます」


「スポーツとゲームの両方でフロー状態に入ると、パフォーマンスが中程度アップしました。スポーツは効果量0.32、ゲームは効果量0.30」


「フロー状態で劇的にパフォーマンスがアップする、とは言えませんが少なからず効果はあるみたいです」


「実力が拮抗した者同士の試合や戦いでは、フロー状態か否かが勝敗を左右するかもしれません」


「ここぞ、という場面でフロー状態に入れるように普段から訓練をしましょう。本番でフロー状態になれれば、少しだけ有利になれますよ」


「読者様はフロー状態に入ったことがありますか?」


「一般的には、明確な目標を定めたり、達成可能な目標を決めたり、取り組むこと事態を楽しんだり、情熱を持って挑んだりすると、フロー状態に入りやすいみたいです」


「また、集中力を削ぐような要素を排除することも大切です」


「フロー状態はパフォーマンスを向上させます。是非、活用できるようにしましょう」


「それと、フロー状態は幸福感を高めたり、メンタルを整えてくれます。精神的にもプラスの効果があるみたいです。一石二鳥ですね」


「集中! ということで今回のまとめ」


「研究者は過去に行われたフロー状態とスポーツの関係とフロー状態とゲームの関係に関する研究を集めて分析を行ったよ」


「すると、フロー状態に入るとパフォーマンスが中程度アップすることが判明したよ」


「フロー状態で強くなるのは間違ってないみたい」


「フロー状態を上手く活用できたら、いい結果を残せるかもしれないね。普段からフローを意識してみるといいかも」


「とはいえ、今回の研究ではフロー状態でどうしてパフォーマンスが向上するのか解明されていません。集中力、注意力、自信、自己認識の低下などが考えられますが、現状では不明です」


「それに、スポーツとゲーム以外でも有効かは不明です。試験、仕事、勉強、読書、音楽、創作、食事、料理、洗濯、掃除、恋愛、睡眠など、集中力を求められる場面はいくらでもありますが、これらの作業中にフロー状態に入っても効果があるかは分かりません」


「しかし、フロー状態とパフォーマンスには負の相関関係は確認されませんでした。フロー状態に入って、損することはないようです」


「頑張って、自由自在にフロー状態に入れるようにしましょう。きっといいことがありますよ」


「自分なりのフロー状態に入る方法を探りましょう」


「ということで、今回は『【フロー状態】極限の集中状態に入るとパフォーマンスは上がるのか?』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」


「最後まで、ありがとうございます。高評価や応援コメント、お願いします」


「読者様が『こんなことが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」


「次回の『ノスタルジーを感じやすい人は友達を大切にする』で、お会いしましょう!」


「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」

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