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1215_たった10秒の軽い運動でも脳の血流はアップする #運動 #脳

「初めての発明品は5歳の時だったとされる電気技師のニコラ・テスラは『直観は、知識を超越する。われわれの脳の中にある、素晴らしい組織に比べれば、論理や計画的な努力は、取るに足らないものになってしまう』と言ってます。最後に頼れるのは結局、直観です」


「やっほー、知識は知識でしかない。どうも、世界一の美女サクラです! 今回は『たった10秒の軽い運動でも脳の血流はアップする』となります。最後までよろしくね」


「運動すると頭が良くなるってのは、一般にも知られてきている事実です」


「中程度の運動を20分とかすると、脳機能がアップするみたいです」


「また、ウォーキングやサイクリングなどの比較的軽い運動でも実行機能は改善すると報告されています」


「しかし、脳機能はもっと楽な運動でも改善する可能性があるみたい」


「10分とか20分とか運動しなくても、脳にプラスの働きがあるようです」


「では一体、どれくらいの運動でいいのでしょうか? その答えは、10秒です」


「たった10秒でも脳にプラスの働きがあるみたいです」


「今回はたった10秒の運動と脳機能にいついてのお話です」


「参考文献は早稲田大学の研究となります」


「近年、座りがちな生活が問題視されています。そのため多くの子供が運動不足に陥っています。そうなると脳の実行機能も低下します」


「少しでも改善するため、簡単な運動でも効果があるのか調べました」


「対象者は日本の小・中学生41人。10歳~15歳までの子供です。彼らに7種類の運動を10秒、もしくは20秒試してもらい、その際の脳の活動を測定しました」


「7種類の運動はいずれも簡単に行えるものです」


「①アップワードストレッチ。両手を組んで頭の上に伸ばします」


「②肩のストレッチ。片方の腕を伸ばし、もう片方の腕で胸に引き寄せキープする」


「③肘サークル。両手の指を肩につけたまま、肘を後ろに回す」


「④トランクツイスト。両手を組み前に伸ばし、上半身を捻る」


「⑤ウォッシングハンド。両手で手のひらと手の甲を擦り合わせる動作を繰り返す」


「⑥親指と小指。片手の親指を伸ばし、もう片方の手の小指を伸ばす運動。左右交互に繰り返す」


「⑦片足立ち。腰に手を当て、片足で立ち、バランスを取る」


「いずれの運動も簡単にできます。片足立ち以外は座りながらでも可能となっています」


「運動中の様子を、機能的近赤外線分光法(fNIRS)を使って、オキシHbやヘモグロビンの濃度などを調べました」


「その結果ですね、たった10秒の軽い運動でも前頭前皮質の血流がアップすることが判明したのです」


「安静時に比べて、血流が有意に増加していました。これは10秒の運動でも20秒の運動でも同じでした」


「極短時間の運動でも効果がある証明です」


「ただですね、単調な動きの静的なストレッチでは血流アップは確認されませんでした」


「特に効果が高いのは、認知的もしくは身体的要求の大きい動きでした」


「具体的には、トランクツイストと片足立ちです」


「軽い運動とはいえ、それなり大きな動きがないと意味はないみたいです。しかし、上半身を捻るだけですので、簡単なことに違いはありません」


「片足立ちはバランスを取るため、集中力が必要になります。認知的負荷が高いので、脳の血流アップに繋がるみたいです」


「読者様も仕事の合間や勉強の合間に軽い運動をしてみませんか?」


「脳の血流アップがどこまで効果があるかは分かりませんが、気分転換になると思います。それに、塵も積もれば山となります。毎日続けていれば何かしら効果が現れるかもしれません」


「前頭前皮質は思考や判断、感情や行動の制御に関わっている部位です。いわゆる実行機能に関連しています」


「鍛えていると、思慮深くなったり誘惑に負けにくくなります。記憶や感情、集中力とも関連があります」


「前頭前皮質の機能が低下すると、物忘れが激しくなったり、深い思考ができなくなったり、やる気がなくなったり、感情的になりやすいです」


「前頭前皮質は生活において大事な役割を果たします。軽い運動を続けて、実行機能が落ちないようにしましょう」


「今回の研究では、あくまで脳の血流がアップするのが確認されただけです。認知機能にプラスの影響があるかは分かりません」


「ということで今回のまとめです」


「研究者は日本の小・中学生を集めて、軽い運動を短時間試してもらったよ。その際の脳の活動を調べたよ」


「すると、軽い運動でも脳の血流がアップすることが判明したよ」


「10秒の運動でも認知的負荷が高かったり、身体的要求が大きいと意味があるみたい」


「頭が働いていないと思ったら、軽く運動するのもアリかもね」


「今回の研究の対象者は小・中学生です。成人でも同じ結果になるかは不明です」


「それに、前頭前皮質の血流がアップしたかと言って、認知機能や実行機能が改善されるかは別問題です」


「とはいえ、滅茶苦茶簡単な運動で脳の血流がアップするのですから、休憩のついでに軽く運動してみてもいいでしょう」


「読者様、ちょっとした運動でも効果はあります。思っている以上に簡単な運動でもプラスの影響があります」


「20分運動しないと意味がない、とは思わないでください。10分の運動、5分の運動でも意味はあります」


「時間が取れないからサボらないでください。仕事の合間の1分、勉強の合間の30秒、短い時間だから意味がないと諦めずに、少しでも体を動かしましょう」


「劇的な変化はなくても、毎日の習慣がプラスに働きます」


「塵積万歳」


「今回は『たった10秒の軽い運動でも脳の血流はアップする』でした。知識があれば人生はよくなる」


「ありがとうございました。次回は『威厳が欲しければ赤色を背景にせよ』です! バイバイ」

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