1208_人口の13%は大嘘つき #嘘
「10歳でパリ音楽院に入学しているフランスの作曲家クロード・ドビュッシーは『芸術とは、最も美しい嘘のことである』と言ってます。アートとは、汚いものでも美しく魅せること」
「やっほー、知識はこの世の至宝である。どうもどうも、世界一の美女サクラです! 今回は『人口の13%は大嘘つき』です。最後までどうぞお付き合いください」
「読者様は嘘をつきますか?」
「まあ、生きていれば、多かれ少なかれ嘘をつくことがあるでしょう。特に四月一日、いわゆるエイプリルフールには嘘をつくでしょう」
「真実か嘘か分かりにくい嘘だったり、バレバレな嘘だったり、今では嘘を楽しむ日となっています」
「企業も乗っかってているくらいです」
「しかし、世の中には特別なことがなくても日常的に嘘をつく人がいます」
「口から出る言葉がすべてデタラメとは言いませんが、頻繁に嘘をつく人もいます」
「どうして、そんなに嘘をついてしまうのでしょうか?」
「あまりにも嘘をついていると信用を失います。イソップ寓話の『オオカミ少年』のように、嘘をつき続けていると本当のことを言っても信じてもらえなくなります」
「嘘は人生を台無しにする可能性がある愚行です」
「今回は嘘をつくのが大好きな人の生態について考えたいと思います」
「参考文献はアメリカのアンジェロ州立大学の研究となります」
「研究者は嘘つきについて調べるため、623人に嘘に関するアンケートを実施しました。平均年齢は21歳、女性が68%です」
「アンケートでは、嘘をつく頻度、嘘つきと言われたことがあるか、大嘘つきだと思うか、嘘をつく理由などが調査されました」
「その結果ですね、参加者の13%%(83人)は大嘘つきであることが判明したのです!」
「大嘘つきの中でも、35人は自分が大嘘つきだと自覚していたそうです」
「人口の1割くらいは日常的に嘘をついているみたいです」
「ちなみに、一日で平均10回くらい嘘をついているみたいです。最低でも半年以上は嘘を毎日のように言っているようです」
「では、どうして日常的に嘘をつくのでしょうか? 人を騙して楽しんでいるのでしょうか? トラウマが関係しているのでしょうか? それとも、意味などなかったのでしょうか?」
「大嘘つきが嘘をつく理由はーーありませんでした」
「特に理由もなく、平気で嘘をついていました」
「人間が呼吸する理由を考えないのと同じで、大嘘つきは何も考えずに嘘をつくのです。嘘をつくのが当たり前、嘘なしでは生きていけないのです」
「それだけでなく、嘘をつくために嘘をつく、という現象も確認されました」
「言いたい嘘のために、話をでっち上げて嘘をついたりするようです」
「また、嘘をつきすぎているので、以前の嘘を補強するために嘘をつくこともあるそうです」
「大嘘つきは、嘘まみれの人生を送っているようです」
「いつ頃から嘘が増えるのかも調べました。その結果、多くの人は思春期から嘘をつき始めていました」
「思春期は心にも体にも大きなストレスがあります。環境の変化やストレスから嘘をつくようになるのかもしれません」
「また、大嘘つきは不安を解消するために嘘をついているみたいです」
「通常、嘘をつくと嘘がバレないかヒヤヒヤしたり、騙しているのが申し訳ないと罪悪感を覚えます。心が不安に支配されます」
「しかし、大嘘つきは嘘をつくことで、不安を減らしていることが判明しました」
「嘘をつくことでメンタルを守っていたのです」
「ならば、大嘘つきの人生は問題がないのでしょうか? オオカミ少年は最後に手痛いしっぺ返しを喰らっています。現代のオオカミ少年は大丈夫なのでしょうか?」
「全然大丈夫ではありませんでした」
「日常的に嘘をつくため、人間関係や職場でトラブルを抱えることが多くなっていました。問題のある人生みたいです」
「他人の信頼を損なうのは日常茶飯事のようです」
「そうなると、ストレスを抱えたり不安が増加します。不安を消し去るため嘘をつく、という悪循環に陥ってしまうのでしょう」
「読者様は嘘をつかない人生を送りましょう」
「何気なくついた嘘が巡り巡って自分自身を苦しめることになります」
「嘘が雪だるま式に膨れ上がって、手に負えない大きな嘘になったら、さあ大変です」
「嘘に苦しめられないためにも、普段から嘘を口にしないようにしましょう。嘘は信頼を失い、面倒事を増やします」
「ということで今回のまとめ」
「研究者は日常的に嘘をついている人について調べたよ」
「すると、人口の13%は大嘘つきだったよ」
「毎日嘘をついている人が1割くらいいるみたい。その人たちは、理由もなく嘘をついていて、不安を解消させるために嘘をついたりするみたい」
「でも、嘘ばっかりだから、信頼されないし、トラブルに巻き込まれることも多いみたい」
「大嘘つき、いいことないね」
「今回の研究では心理学に興味がある人が対象者でした。そのため、一般より若干嘘つきが多い可能性があります」
「それと、現在の大嘘つきに有効な対策は微妙みたいです。一応、認知行動療法や薬物療法があるみたいですが、効果はあまり期待できないみたいです」
「読者様、何気なくついた嘘が、どこで尾ひれがつくか分かりません。ちょっとくらいなら大丈夫、という油断が自分自身の首を絞めることになるかもしれません。嘘はできるだけ言わないようにしましょう」
「嘘を嘘で塗り固めていると、何が真実か分からなくなりますよ」
「嘘、いいか? バカ、言いそう」
「今回は『人口の13%は大嘘つき』でした。知識は人生で一番大切である!」
「ありがとうございました。次回は『花粉症はプロバイオティクスで和らぐっぽい』となります! バイバイ」




