1205_野心があっても優れたリーダーになるとは限らない #リーダー #性格
「アメリカの実業家エリック・シュミットは『リーダーにとって最も重要な資質は、人の意見を聞いて学ぶ能力。なぜなら、誰もすべてのことを知ることはできないからだ』と言ってます。一人でできることなんて、たかが知れてます」
「やっほー、知識を有効活用しよう。どうも、世界一の美女サクラです! 今回は『野心があっても優れたリーダーになるとは限らない』となります。最後まで楽しんでってね」
「世の中には様々な人が存在します。その中には野心を漲らせている人もいます」
「絶対に成功すんだ、新しい商品を開発して世界を変えるんだ、億万長者になりたい、出世したいなど」
「色々な野心を持っている人がいます」
「で、野心を持っている人って、なんか凄そうじゃないですか?」
「目標のために頑張っているから、能力も高そうです。リーダーシップがあって、たくさんの部下を率いていそうです」
「でも、そのイメージ、間違っているみたいです」
「どうやら、野心を持っているからといって、優れた能力を持っているとは限らないのです」
「野心を持っている人についていっても成功は約束されていません。野心と能力には関係がなかったのです」
「今回は野心家な人の特徴についてお話しします」
「参考文献はアメリカのスタンフォード大学の研究となります」
「研究者は野心と能力の関係を調べるため、472人の幹部の野心を調べ、その幹部の上司や部下、同僚からの3830件の評価を確認しました」
「要するに、野心家な人は周囲から、どのように評価されているのか調べたのです」
「その結果、野心家は取り立てて優秀と評価されることはありませんでした!」
「世間一般では野心家は能力が高いと思われていますが、実際にはそんなことはありませんでした。特に、優秀だと思われていなかったのです」
「ただし、当人は違います。野心が強い人ほど、自分は優秀だと思い込んでいました。自分の能力を過大評価していたってことです」
「どうして、野心家は自分を過大評価するのでしょうか?」
「それは、リーダーになるからです」
「野心家な人はリーダーになる確率が高かったです」
「というのも、野心家は自分からアピールすることが多いです。そのため、上司や同僚から目に留まりやすいです。自己アピールもしているので、リーダーに選ばれやすいです」
「他に誰も手を上げないから、とりあえず任せてみるか、そんな理由で選ばれたりします」
「リーダーになりたくない人からすると、野心家がいれば推薦することになります。面倒事は野心家の人に押し付ける、そういった理由でもリーダーになりやすいのです」
「すると、野心家の自分に能力があるからリーダーに選ばれたのだ、と勘違いして、自分を客観的に評価できなくなるみたいです」
「単に積極的だっただけの過信野郎です。悲しいですね、自分の評価と周囲の評価が一致しないのは」
「ちなみに野心がある人ほど、自分の能力を過信するバイアスが確認されています。これを自己奉仕バイアスと呼びます」
「野心家のアピールやら周囲の雰囲気によって、野心家はリーダーに選ばれますが、バイアスや思惑が関係しているので野心家は必ずしも能力が高いとは限らないのです」
「やる気のある無能がリーダーに選ばれやすいとも言えます。もし、やる気のある無能がリーダーになったら、悲惨ですね」
「部下の足を引っ張るリーダー。しかも、積極的に行動するので、厄介なことを勝手に持ってくる。絶対に上司にしたくないタイプです」
「読者様の周りに野心家はいますか?」
「その人は、積極的にアピールしているから目立っているだけで、能力が付随しているかは不明ですよ」
「虎の威を借る狐になるのもいいですが、立派な虎じゃないと共倒れになってしまいます」
「ついていくにしても、野心家が張り子の虎なのか立派な虎なのか見極めましょう」
「野心家の中にも当然優秀な人はいます。明確なビジョンがある人、カリスマ性がある人、意思力がある人、知性がある人、協調性がある人、共感力がある人、好奇心がある人、何があっても動じない人、社会貢献できる人、謙虚さを持ち合わせ……ている人は少ないかもしれませんが、とにかく野心を理由にリーダーには選ばないようにしましょう」
「野心とリーダーシップは別物です」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は野心家とリーダーシップの関係を調べたよ。400人以上を対象に、その人とその人の周囲の評価を調べたよ」
「すると、野心家だからといって能力があるわけじゃなかったよ」
「野心家は自分に能力があると思い込んでいるみたいだけど、周囲の人は特段能力があるとは思っていなかったよ」
「野心と能力は関係ないみたい」
「今回の研究の周囲の人の評価は主観的なものです。もしかしたら、野心的なリーダーは不当に評価を低くされる傾向でもあるのかもしれません」
「野心家は客観的に見たら、優れた能力がある可能性もあります」
「もし、この予想が正しかったとしても、野心家が低く見られるということには変わりませんが」
「とにもかくにも、野心があっても、能力が高くなるわけではありません。ご留意ください」
「もし、リーダーとして評価されたいのなら、謙虚さを忘れないようにしましょう」
「謙虚なリーダーは部下や同僚からの信頼が厚いです。当然評価も高いです」
「リーダーは謙虚さを忘れてはいけません。謙虚さを忘れたら、部下が離れますよ」
「今回は『野心があっても優れたリーダーになるとは限らない』でした。知識サイコー!」
「ありがとうございました。次回は『浮気を疑っている人が取る行動は2パターンある』となります! バイバイ」




