1202_難しいゲームのクリアのコツは怒ること #感情 #ゲーム
「ドイツの詩人シラーは『簡単なことを完全にやる忍耐力の持ち主だけが、いつも、困難なことを軽がるとやってのける熟練を身につける』と言ってます。基本的なことを完璧にこなせないと応用をこなすことは難しいのでしょう」
「やっほー、知らない知識をいつでもどこでも集めたい。世界一の美女サクラです! 今回は『難しいゲームのクリアのコツは怒ること』です。よろしくお願いします」
「読者様は難しいゲームは好きですか?」
「世の中には様々なゲームがあります。クリアするのが簡単なゲームかから、クリアするのが難しいゲームもあります」
「簡単なゲームはサクサク進みますが、難しいゲームはギミックに遭遇するたびに時間がかかります」
「もしかしたら、ゲームが難しすぎてクリアを諦めたことがあるかもしれません」
「今後、クリアできないような難しいゲームを放棄しなくていいかもしれません」
「実は、ブチギレながら難しいゲームをプレイすると、クリアできるようになるからです」
「今回は難しいゲームを攻略する秘訣を紹介したいと思います」
「参考文献はアメリカのテキサスA&M大学の研究となります」
「研究者は合計で七つの実験を行いました。参加者に難しい課題を出して、その時の感情を調べる実験。喜怒哀楽を引き出して、難しい課題に挑戦させる実験。怒っている人の反応速度を調べる実験などがありました」
「1000人以上の課題のクリア率と感情を分析して、怒りがパフォーマンスにどのような影響を与えるのか調べました」
「その結果、怒りながら難しい課題に挑戦していると、クリア率が高くなることが判明したのです」
「つまり、難しい場面に直面したらブチギレるといいのです。怒っていると、いつの間にかクリアできちゃうのです」
「学生にアナグラムの問題を出した実験がありました。参加者はアナグラムを解く前に喜怒哀楽のいずれかの感情を誘発されました」
「その結果、怒っている人は、他の人より39%も正解率が高くなっていました」
「ちなみにアナグラムとは、ある言葉や単語の文字を並び替えて、別の意味を持つ言葉にする言葉遊びです。たとえば、「骨子危険」を並び替えると「結婚式」になります」
「このような言葉遊びがアナグラムです」
「他にも、スキーゲームに挑戦してもらった実験もあります。スラロームを回避して高得点を狙うゲームです」
「このゲームでも怒りながらプレイしていた人は、ハイスコアを叩き出していました」
「漫画では主人公が仲間を侮辱されてブチギレて、歯が立たなかったボスをコテンパンに倒すシーンがあります。オレは怒ったぞ、てめーはおれを怒らせた、など」
「ブチギレることで、ボスという難問をクリアできるようになったのかもしれません。案外、理に適っているのでしょうか?」
「ただし、ブチギレていい結果が出るのは、難しいゲーム限定です」
「実験では簡単な課題や簡単なゲームにも挑戦してもらっています。ですが、怒っていても成績は変わりませんでした」
「あくまで、難しいゲームに挑戦する場合に、怒っているといいみたいです」
「読者様も難しい課題や難しいゲームに遭遇したら、ブチギレましょう。問題が解決したりクリアできるようになるかもしれません」
「冷静な人ほど、難しい問題に躓きやすいのかもしれませんね」
「どうして、ブチギレると難しいゲームをクリアできるようになるのでしょうか?」
「研究者によりますと、怒りが目標達成のための努力を促すから、だそうです」
「怒ることで、執念深くなったり、ムキになるので、目標を達成しやすくなるそうです」
「目標が大きいほど顕著になるので、簡単なゲームだと意味がないそうです」
「要するに、怒ると諦めが悪くなるのです。絶対にクリアするぞ、という気持ちが強くなるので真剣に取り組み、困難を乗り越えられるようになるみたいです」
「周囲が見えなくなり、目の前のことに集中しているということ。怒りで視野が狭くなっているとも言えますね」
「ですが、一般的に怒りの感情はよくないものとされています」
「怒りっぽい人は病気のリスクが高くなったり、集中力が低いと言われています。怒りはパフォーマンスを下げます」
「それに、シンプルに怒っている人に近づきたくありません」
「アンガーマネジメントが重要視される時代、いたずらに怒っていると難しい課題はクリアできるかもしれませんが、人から距離を取られる可能性があります」
「怒りの感情を上手に使いこなせないと大変なことになるでしょう」
「怒りの感情は計画的に利用しましょう。周りに誰もいないような一人の状況で活用しましょう。周囲の目がある場所で怒っていると、避けられますよ」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は感情と目標達成について調べたよ。複数の実験を行って、感情がパフォーマンスにどのような影響を与えるのか調べたよ」
「すると、怒っている人は、難しいゲームにクリアできるようになっていたよ」
「怒りはパフォーマンスをアップさせるみたいだよ」
「でも、難しいゲーム限定だよ。簡単なゲームだと意味ないよ」
「読者様も困難な状況に陥ったら、怒ってみるといいかもね」
「今回の研究はあくまで、難しい課題をクリアするのに怒りの感情が有効かもしれない、という内容です。個人で対処できる課題で試されました」
「どんな困難な状況でも有効かどうかは不明です」
「特に、相手の協力が必要な課題や対人ゲームでは、冷静さのほうが求められることが多いです」
「自分の力がアップしたらクリアできる課題でこそ、怒りは有益なのかもしれません」
「相手がいる場合はクールを心がけましょう」
「怒りとクールは使いようです」
「今回は『難しいゲームのクリアのコツは怒ること』でした。あらゆる知識は素晴らしい」
「ありがとうございました。次回は『高卒より大卒のほうが長生き』となります! バイバイ」




