1201_宿題の量はどれくらいがベスト? #勉強
「ザ・ラストバンカーという異名を持つ実業家の西川善文は『リーダーシップとは、直面する課題から逃げないことである』と言ってます。逃げちゃダメだ」
「やっほー、新しい知識は面白い。世界一の美女サクラです! 今回は『宿題の量はどれくらいがベスト?』です。よろしくお願いします」
「宿題ってあるじゃないですか。主に学生が先生から出された課題を家でやるやつです」
「読者様も学生時代は宿題に苦しめられていたのではないでしょうか? 毎日ひーこら言いながら宿題と格闘していた学生も多いでしょう。もしくは週末にまとめて戦っていたかもしれません」
「勉強が好きでもなければ、宿題が嫌いだったと思います。まあ、大人になったら勉強やら宿題の、ありがたみを理解したりするのですが」
「そんな宿題ですが、どれくらいの量が適切なんでしょうか?」
「学生には部活や習い事、高校生になるとバイトもあります。宿題が多すぎても問題です。プライベートな時間が削れます」
「また、勉強ができる学生と勉強が不得意な学生に同じ宿題を出していいのか、という問題もあります」
「それに、宿題をきちんとやったからといって成績が伸びるのでしょうか? 答えを丸写ししていると勉強になりません。時間の無駄遣いです」
「とまあ、色々と問題がある宿題なんですが、どうやら成績を伸ばすために有効な宿題の量と回数はあるみたい」
「適切な量の宿題、適切な回数の宿題が学生の成績アップに貢献してくれます」
「今回は成績を伸ばすための宿題についてお話しします」
「参考文献はアイルランドのメイヌース大学の研究となります」
「研究者は宿題と学生の成績の関係を調べるため、アイルランドの中学生4118人を対象に機械学習を用いて最適な宿題を調べました」
「その結果ですね、宿題は15分以内に終わる量を出すといいことが判明しました!」
「宿題を大量に出しても効果は同じでした。一回の宿題で1時間以上かかるものを出しても、15分で終わる量と効果は同じだったのです」
「ですので、宿題は15分以内に終わるもので十分でした。たくさん出してもメリットはありません。人間の集中力も長くは続かないので、集中できる時間に終わらせるのがいいのかもしれません」
「それに、宿題が多すぎるとやる気が削がれます。あまりに高いハードルは越えられる気がしません。モチベーションが激落ちです。そんな状態で宿題に取り組むと効果は薄れるのでしょう」
「集中力ややる気の問題から、宿題は量が少なめがいいっぽいです」
「宿題の回数ですが、数学なら毎日がいいそうです。簡単に終わる宿題を毎日出すと一番成績がよくなるみたいです」
「理科なら週に3~4回がいいみたいです」
「一回の宿題の量は少ないけど、継続的に宿題を出すことが学生の成績アップに繋がるみたいです」
「週末にまとめてドンと出すより、毎日出してコツコツ積み重ねるのがいいのでしょう」
「それに回数が多いと習慣になりやすいです。習慣になれば宿題に対する嫌悪感が減るでしょう。それに、学生のうちから勉強する習慣が身に付けば、大人になっても勉強を続けやすくなります」
「少量の宿題を毎日出すのはかなり理にかなっているのかもしれませんね」
「ちなみに毎日宿題があると回答している学生は67%です。その毎日の宿題に16分~30分の時間をかけています。一週間を合計すると80分~150分の時間を費やしていることになります」
「アイルランドの一般的な中学生は、数学の授業が週に200分あるそうです」
「回数はともかく、量に関しては授業料に対して多すぎるかもしれません。もっと減らしてもいいのかもしれませんね」
「ちなみに、今回の研究では数学と理科の成績と宿題を調べています。他の科目は調べていません」
「あくまで数学においては15分以内で終わる量を毎日出すのがいい、という結論です」
「比較的似ている科目の理科でも量はともかく、回数に関しては数学より少ないほうが効果的です」
「科目によって回数は柔軟に対応したほうがいいのでしょう」
「読者様は宿題にどれくらいの時間がかかっていましたか?」
「15分? 30分? 1時間? 15分以上かかっていたのなら、それは量が多すぎたかもしれません」
「宿題は出せば出すほど、学生の成績が上がるものではありません。適切な量を知って、効率的に勉強しましょう」
「宿題は毎日コツコツ」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は4000人以上の中学生の宿題の量や回数をAIを使って分析して、成績への影響を調べたよ」
「すると、宿題は一回15分以内に終わる量を毎日出すのがいいみたい」
「少ない量の宿題を多くの回数出すといいみたい」
「でも、今回調べたのは数学だけだよ。数学においては少ない量をたくさん出すといいだけだよ」
「宿題は量が多ければいい、ということはありません。大量の宿題は学生の集中力を下げたり、やる気を低下させる可能性があります」
「読者様も子供に勉強をしてほしかったら、少ない量の宿題を毎日コツコツ出すといいかもしれません」
「宿題は週末にまとめてやるのではなく、毎日少しずつやるようにしましょう」
「宿題、溜めるのダメ」
「今回は『宿題の量はどれくらいがベスト?』でした。知識は素晴らしいですね」
「ありがとうございました。次回は『難しいゲームのクリアのコツは怒ること』となります! バイバイ」




