1191_【ネタバレ推奨?】ネタバレするほうが楽しい!? #エンタメ #情報
「親日家としても知られるフランスの映画俳優アラン・ドロンは『ぼくは、デビューにしても、優秀な監督にめぐりあったことにしても、ただ〝運が良い〟と評価されるのは心外です。どんなにつまらない映画のチョイ役で出ただけでも、優秀な役者は必ず見いだされる。ぼくは、ぼくなりに素質があったと思うし、一作一作に全情熱を傾けてきたつもりです。
アラン・ドロン』と言ってます。本当に才能がある人はどこからでも選ばれるのです」
「やっほー、知らない知識をいつでもどこでも集めたい。世界一の美女サクラです! 今回は『【ネタバレ推奨?】ネタバレするほうが楽しい!?』です。よろしくお願いします」
「読者様はネタバレについてどう思いますか?」
「個人的にはネタバレは気にしていません。本当に面白い作品ならネタバレをしていても楽しめるからです。つまらない作品はネタバレに関わらず、つまらないからです」
「ですので、私はネタバレを気にしません」
「しかし、世の中にはネタバレを極端に嫌う人がいます」
「作品を新鮮な気持ちで楽しみたい、ストーリーを純粋な気持ちで楽しみたい、ネタバレされるとつまらないなどの理由からネタバレを嫌うみたいです」
「賛否両論あるネタバレですが、どれくらい影響があるのでしょうか?」
「ネタバレされた作品というのは、見る価値がなくなってしまい、売り上げが落ちてしまうのでしょうか? ネタバレされると、「もういいや」と考えてしまい、楽しみにする人が減るのでしょうか? ネタバレされることで余計に中身が気になるのでしょうか?」
「ということで今回は、ネタバレと売り上げについての関係をお話ししたいと思います」
「世間にネタバレを嫌う人が多かったら、ネタバレにより売り上げが落ちてしまいそうです」
「参考文献はカナダのウエスタン大学やアメリカのヒューストン大学の研究となります」
「研究者はネタバレの影響について調べるため、2013年~2017年にアメリカで公開された映画のレビューについて調べました」
「映画のレビューサイトに投稿されているネタバレを調査して、作品のネタバレの有無を調べました」
「そして、映画の興業収入を調べました」
「要するに、ネタバレがあるのとないので、よく見られたかどうかを調べたのです」
「さて読者様、ネタバレは映画の興業収入にどれほど影響を与えたのでしょうか?」
「世間ではネタバレ禁止、ネタバレ注意という文言をよく見かけます。それだけネタバレを嫌う人がいるのでしょう」
「ということは、ネタバレをされまくっている作品は見られなくなってしまったのでしょうか?」
「反対に、ネタバレされたから見る、という層もいます。トレーラーなどでは面白さが分からないため、ネタバレから面白いと判断し、見に行くケースもあります」
「はたして、ネタバレで映画の興業収入は増減したのでしょうか?」
「映画のレビューサイトと興業収入を調べた結果、ネタバレをされるとーー」
「興業収入がアップしていました!」
「世間ではネタバレが嫌われる声が多く見られるのに、実際にはネタバレされている作品の方がたくさん見られていたのです」
「配給会社からするとネタバレ推奨だったのです。ネタバレは売り上げアップに繋がるのです」
「どうしてネタバレをすると、売り上げアップに繋がるのでしょうか?」
「それは、不確実性が減るからです」
「人間は未知のものに恐怖します。よく分からないものには手を出しません。わざわざ謎を解明する気は起きません。謎から距離を取ります」
「そのため、事前情報のない知らない映画を見ようとしません」
「しかし、ネタバレをされると、未知の映画は既知の映画になります。知らない恐怖が減り、楽しさが増すのでネタバレされると見たくなるようです」
「ですので、ネタバレの効果は映画のマーケティングにも左右されます」
「広告をバンバン打っていると、たくさんの映画の情報を目にします。すると、知らないという恐怖が減ります。むしろ、何度も同じ情報に触れると親近感さえ湧きます」
「そうなるとネタバレされても、知らない恐怖があまり減らないので効果は薄いです」
「しかし、情報を出し渋っていると知らない恐怖が大きいです。ネタバレで恐怖が大きく減ります」
「なので、広告をあまり出さない映画ほど、ネタバレで興業収入が大幅にアップしていました」
「広告に予算をかけれないのなら、ネタバレをガンガンしていったほうがいいのかもしれませんね」
「大ヒットアニメの映画版はネタバレをしても意味がありません。多くの人がアニメの情報を知っているからです」
「しかし、無名の監督のオリジナルのアニメ映画ならネタバレをしたほうがいいです。監督も知らなければ、アニメの情報もないからです」
「それと、ネタバレの効果は早いほうがいいです。映画が公開されてから時間が経過すると、映画の内容を知っている人が増えます。そのため、ネタバレしても意味が薄いです」
「どうせネタバレするのなら、早目にしましょう」
「読者様はネタバレが好きですか?」
「ネタバレを嫌っている人は多いようですが、恐怖や不安を消すという意味ではネタバレはオトクです」
「昨今、タイトルを見ると作品の内容がおおよそ分かってしまうものがあります。もしかしたら、未知の恐怖が減るから、作品を手に取りやすいのかもしれません」
「つまり、タイトルで内容を明かしたほうがいい、のでしょうか? ……考えさせられますね」
「ちなみに、カリフォルニア大学の研究では、ネタバレをされても作品の面白さは損なわれないというデータが出ています」
「むしろ、ネタバレされた人のほうが楽しめていたみたいです」
「ネタバレには結末も含まれていました。それでも、ネタバレされたほうが楽しめるのです」
「というのも、ネタバレをされると細かいディティールに注目できるので、作品をより楽しめるみたいです」
「初見の作品はストーリーの全体像を掴んだり、キャラクターの特性を把握するなど、面白さ以外の部分に気を払わなければなりません」
「そのため、純粋にストーリーを楽しめないです。だからこそ、ネタバレに効果があるのです」
「言ってしまえば、ネタバレは面白い作品の二度目の視聴なのです。全体を把握する一回目、細かい部分に注目する二回目。ネタバレは一回目をスキップするものだったのかもしれません」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は映画のネタバレが興業収入に影響があるのか調べたよ」
「すると、ネタバレされている作品は興業収入が高いことが判明したよ」
「ネタバレすることで、知らない映画の内容に親近感を覚えるから、見たくなるみたい」
「ネタバレが未知から既知への架け橋になってくるれるみたい」
「読者様もどんどんネタバレしようね」
「今回の研究はあくまで映画のレビューサイトと興業収入を調べたに過ぎません。ネタバレにどこまでの効果があるかは不明です」
「とはいえ、まったく知らないものに手を出す人は稀です。普通は自分が知っているものに関心を持ちます」
「ですので、ネタバレをしてある程度知ってもらうことは大切なのでしょう」
「読者様も新しいことをする際は、中身を全部公開するくらいの気持ちで挑みましょう。知ってもらうことが重要です」
「ある程度周知したら、大事な部分を隠して、出し惜しみするといいかもしれませんね」
「まあ、ネタバレを嫌う人もいるので、配慮はしましょう。「ここから先ネタバレ注意」などの文言は用意しておきましょう」
「ネタバレ、案外悪くない」
「今回は『【ネタバレ推奨?】ネタバレするほうが楽しい!?』でした。あらゆる知識は素晴らしい」
「ありがとうございました。次回は『ネットを使わなくなると幸福度が高まると言われているから実際にやってみた』となります! バイバイ」




