1185_【AI活用】AIの得意・不得意 #AI
「ハーバード大学教授アルフレッド・ノース・ホワイトヘッドは『教育とは、知識の活用法の獲得である』と言ってます。教育とは知識を教えることにあらず、知識の楽しさを教えることにあり」
「やっほー、知らない知識を無限に収集したい。世界一の美女サクラです! 今回は『【AI活用】AIの得意・不得意』です。よろしくお願いします」
「読者様はAIを活用していますか? 昨今のAIは「すごーい」の一言です」
「文章を要約してくれたり、代わりに資料を作成してくれたり、旅行の計画を立ててくれたり、必要な画像を作ってくれたり、音楽を作ってくれたり、重要な決断をしてくれたり、様々な分野でAIが活躍しています」
「しかし、すべてがすべて、AIに頼っていいのでしょうか?」
「たとえば、人間には得意なことや不得意なことがあります。それはAIにも言えないでしょうか?」
「AIにだって得意不得意はあると思います。というか、あります」
「そこで今回はAIの上手な活用法についてお伝えしたいと思います」
「AIの得意分野と不得意分野を知って、AIを有効活用しましょう」
「参考文献はアメリカのマサチューセッツ工科大学の研究となります」
「研究者はAIが活用する場面を調べるため、過去に行われた106のAIに関する研究を集めて系統的レビューとメタ分析を実施しました」
「分析では様々な分野で活躍するAIが、本当に役立っているのか調べました」
「たとえば、AIが書いた文章、人間が書いた文章、AIと人間の合作の文章のどれが評価が高いのか調べた研究」
「画像を見て、判断を下す研究。創造性に関する研究などが含まれていました」
「要するに、AIと人間の作品を評価して、AIが活躍する場面はどこ? を調べたのです」
「分析の結果、総合的に見るとAIと人間が協力すると、人間が単体で作業するより優秀だと判明しました!」
「人間が一から十まで一人で作り上げた作品より、AIと協力しながら作り上げた作品のほうが評価が高かったのです」
「一人で黙々と作業をするよりAIと一緒に作業をするほうがよかったのです」
「しかし、AIと人間が協力した作品より、AIが単独で作り上げた作品のほうが評価が高い結果となりました」
「つまり、人間単独の作品が一番評価が低く、AIと人間の合作が中間、AI単独の作品が一番高評価だったのです」
「え? 『それじゃあ、全部AIに任せたほうがいい』ですか。ノンノンノン、あくまで全部を総合した時の話です」
「AIにも得意分野と不得意分野があります。得意分野は下手に人間が介入しなほうがいいですが、不得意分野ではAIにだけ任せるのはオススメしません」
「では、AIは何が得意なのでしょうか?」
「それは、判断や決断です」
「人間の場合、何かを決断する際、どうしても感情が入ってしまいます」
「たとえば、ビュー数や売り上げを予測する際、たくさんの人に見て欲しいな、いっぱい売れるといいな、という感情が込められます。そのため、見積もりが甘くなり、予測を大きく外します」
「しかし、AIにはそういった感情はありません。バイアスがかからないので正確に予想することができます」
「研究では偽物のレビューを見つけるというタスクをAI単独、人間単独、AIと人間の協力の三パターンで行いました」
「その結果、AIが一番成績がよかったです」
「AIの精度は73%、人間の精度は55%、人間とAIの精度は69%でした」
「バイアスがかかりやすい分野ではAIに任せたほうが、いい結果を得られやすいです」
「ただし、AIに何でもかんでも判断を任せればいい、という単純な話ではありません」
「研究では鳥の画像を見て、それを分類するタスクも行いました」
「その結果、AIと人間が協力すると一番成績がよかったです」
「AIと人間の精度は90%、AI単独の精度は73%、人間単独の精度は81%でした。画像の詳細を判断するのはまだまだみたいです」
「AIが得意なのは論理的なタスクです。そこに人間の直感をプラスするといい感じになるみたいです」
「要するに、創造的なタスクを行う際にはAIと協力したほうがいいってことです」
「AIはたくさんのデータから、いい感じの作品を作ってくれます。ですが、お客さんに刺さるかは不明です」
「流行に乗り遅れていたり、細かい部分で粗が目立ちます。そこを人間が補ってやれば、いい作品ができるようです」
「AIに取り合えず作品を吐き出させてみて、それを添削していくのがよさそうです」
「読者様もAIの得意不得意を理解して、AIを上手に活用しましょう」
「ということで今回のまとめはAIにお任せします」
「AIは文章作成や意思決定など多くの分野で活躍しますが、得意不得意があります。研究によると、判断・決断はAI単独が最も優秀で、バイアスの影響を受けにくいため正確です。一方、創造的な作業はAIと人間の協力が最適で、AIのデータ活用力と人間の直感を組み合わせると高評価の作品ができます。つまり、AIを上手に活用するには、得意分野は任せ、不得意分野は人間が補うことが重要です」
「読者様も是非、AIを有効活用しましょう」
「最近のAIは本当に優秀です。いずれ、人の手がいらなくなる未来が来るかもしれません」
「今回は『【AI活用】AIの得意・不得意』でした。どんな知識も素晴らしい」
「ありがとうございました。次回は『コーヒーを飲むなら朝』となります! バイバイ」




