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1160_激おこぷんぷん丸でアイデアが思い付きやすくなる #アイデア #感情

「イギリスの伝記作家ジョン・モーリーは『人間の器量は、どの程度のことを怒ったかによってはかり得る』と言ってます。つまらないことで激怒していたら、その人の器はとても小さいのでしょう」


「やっほー、知識は心を奮わせてくれる。世界一の美女サクラです! 今回は『激おこぷんぷん丸でアイデアが思い付きやすくなる』です。最後までよろしくお願いします」


「読者様はアイデアが思い浮かばず、困り果てた経験はありませんか?」


「近年ではアイデアが大事になっています。難しいことを覚えても、機械が代替してくれます。困ったことがあればAIに聞けば、大体解決します。そのため、AIに代替されないスキルが重要視されています」


「いわゆる創造性やアイデアのことです」


「アイデアが大事だと分かっていても、簡単には思い浮かびません。サクッとアイデアを思い付くのなら、誰も苦労しません」


「創造性を高めるには、音楽を聴く、公園を散歩する、シャワーを浴びる、インプットを増やす、などのテクニックがあります。これらのテクニックを活用して頑張っていることでしょう」


「しかし、アイデアを考えるテクニックはこれだけではありません。実は、『怒り』もアイデアを思い付くサポートをしてくれるのです」


「今回は怒りとアイデアの関係についてお話しします」


「参考文献は中国の華東師範大学の研究となります」


「研究者は怒りとアイデアの関係を調べるため、過去に行われた研究を23件集めて、メタ分析を実施しました」


「2413人を対象に115の効果をレビューしました」


「そして、怒りがアイデアにどのように影響するのか調べました」


「さて読者様、怒りはアイデアにどのような影響をもたらすのでしょうか?」


「シンプルに怒っていると、アイデアが溢れてくるのでしょうか?」


「怒っていると冷静になれません。言い換えれば、普段とは異なる思考をしていることになります。普段とは違ったことになっているので、突拍子もないアイデアが浮かんできても不思議ではありません」


「反対に、怒られている時にアイデアが浮かびやすくなるのでしょうか?」


「怒られると萎縮したり、反省したりします。内省することで普段忘れていることを思い出し、アイデアに繋がるのでしょうか?」


「第三者になるといいのでしょうか?」


「怒っている人と怒られている人を見ると、斬新なアイデアが思い付くのでしょうか?」


「客観的な視点を得ることで、俯瞰することができます。見落としや新しい発見に気づくのでしょうか?」


「はたして、怒りは創造性にどのような影響を与えるのでしょうか?」


「2400人の怒りとアイデアの関係を分析した結果、怒りはーー」


「創造性を高めました!」


「怒っている人は、創造性のテストのパフォーマンスが高くなっていることが判明したのです」


「普段からぷりぷりしている人は、創造性が高く、アイデアマンなのかもしれません」


「ただし、相関関係は弱いです」


「ムカムカしていると、確かに創造性が高まりますが、その効果は小さいです」


「怒っているからといって、必ずしもアイデアが浮かびやすくなるとは限りません」


「また、地域によっても怒りの影響は違いがありました」


「怒りとアイデアの関係は東洋諸国では強い関係がありましたが、西洋諸国では関係が弱かったです」


「東洋と西洋では怒り方に違いがあるので、創造性にも違いが出たのかもしれません」


「怒りから生まれるアイデアは、邪悪なパターンが多かったです」


「つまり、倫理的ではないアイデア、何かを破壊するようなアイデアを思い付きやすいみたいです」


「うーん、怒りでアイデアが浮かびやすくなるのはいいのですが、この結果だと悪いアイデアが思い付いてしまうかもしれませんね」


「それと、怒りが誰かに誘発された場合のほうが創造性が高まっていました」


「自分で怒りを思い出すより、研究者などの第三者によって怒らされた場合のほうが創造性が高くなっていました」


「どうしてもアイデアが思い浮かばないようなら、誰かに怒らされてみるのもいいかもしれません」


「読者様もアイデアが欲しい時は、堪忍袋の緒を切らしてみましょう。少しだけ、いい結果が得られるかもしれません」


「また、信頼関係があるのなら、友達をブチギレさせてみて、アイデアを思い浮かばせるのもいいかもしれません。自分で思い付けないのなら、誰かに思い付かせればいいのです」


「ただし、信頼関係がない相手にはしないでください。喧嘩の原因になりますし、普通に不愉快です」


「アイデアを得る代わりに、友達を失うかもしれません。誰かをわざと怒らせる場合は、細心の注意を払ってください」


「アイデアを取るべきか、友達を取るべきか、それが問題だ」


「ということで今回のまとめです。むしゃくしゃ」


「研究者は怒りと創造性に関する研究を集めてメタ分析をしたよ」


「すると、怒りには少しだけ創造性を高める効果があったよ」


「はらわたが煮えくり返っている人は、ちょっとだけアイデアを思い付きやすいみたい」


「どうしてもアイデアが思い浮かばない時は、激おこぷんぷん丸になりましょう。普段とは違ったアイデアが溢れてくるかもしれません」


「今回の研究では攻撃性や悪意については調べていません。怒ると攻撃性が増したり、悪意を持つことがあります」


「ですが、それらの悪感情については調査していません。もしかしたら、アイデアを得る代わりに何かを失っている可能性があります」


「怒りでアイデアを出す場合は、気を付けましょう」


「怒っていると、冷静な判断ができなくなります。冷静さを失うことで、普段とは違った思考になり、アイデアに結び付くのかもしれません」


「普段とは違うことをすることが斬新なアイデアを思い付く第一歩なのかもしれませんね」


「今回は『激おこぷんぷん丸でアイデアが思い付きやすくなる』でした」


「ありがとうございました。次回は『優秀な上司の叱責は激励になり、無能な上司の叱責はパワハラになる』となります! バイバイ」

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