1154_【意外!】授業中にスマホを触ると学生の成績がアップした! #スマホ #勉強
「アメリカの牧師ジョン・トッドは『およその物は権力で手に入れたりお金で買えたりするが、知識だけは勉強して手に入れる以外に方法はない』と言ってます。知識だけは地道に収集するしかありません」
「やっほー、知識は心を奮わせてくれる。世界一の美女サクラです! 今回は『【意外!】授業中にスマホを触ると学生の成績がアップした!』です。最後までよろしくお願いします」
「読者様は勉強中や仕事中にスマホを触ることはありませんか?」
「集中している時にスマホを触ると、集中力が持っていかれます。一般的に集中している時にスマホを触るのは言語道断です」
「スマホは集中力を奪うツールとして優秀すぎます」
「しかしですね、この考えを改めなければならないかもしれません」
「実は、授業中にスマホを触っても問題ない、むしろ推奨される可能性が示唆されました。もしかしたら常識が崩れる日になるかも史ません」
「今回は授業中にスマホを触る是非を問いたいと思います」
「参考文献はアメリカの南イリノイ大学の研究となります」
「研究者は授業中にスマホを触ると学生にどのような影響があるのか調べるため、大学の授業で実験を行いました」
「期間は一学期間、一回の授業には平均21人(17人~27人)の学生が出席していました」
「実験の内容は単純です。授業中に一回だけスマホを触っていい休憩タイムを設けました」
「スマホを触っていい時間は、授業開始から15分後にあります。休憩時間は1分~4分となります」
「最後には、小テストを行って学生の授業の理解度、つまり成績を調べました」
「また、比較するために、質問タイムを設けた授業も行いました。時間などはスマホの場合と同じです」
「学生は質問タイムに疑問に思ったことなど自由に質問できます」
「要するに、授業中にスマホを触っていい休憩タイム、もしくは質問タイムを用意したのです」
「さて読者様、結果はどうなったと思いますか?」
「一般的に、スマホを触ると集中力がなくなります。普通に考えたら、授業中にスマホを触ると集中力が途切れるので、その後の授業に身が入らなくなりそうです」
「授業内容が頭に入らなくなってもおかしくありません」
「質問タイムはどうだったのでしょうか?」
「学生は授業を受けると内容に疑問を持つことがしばしばあります。それが解消されるので、成績アップに繋がりそうです」
「頭の中のモヤモヤが晴れると、授業に身が入りそうです」
「それとも、どっちもどっちだったのでしょうか? スマホタイムも質問タイムも両方意味があったりなかったりしたのでしょうか?」
「はたして、授業中にスマホを触っていい時間を設けたらどうなったのでしょうか?」
「大学の授業でスマホを自由に触っていい時間を設けた結果、スマホを触るとーー」
「成績がアップしていました!」
「質問タイムを設けた授業に比べて、スマホを触っていい時間を設けた授業のほうが小テストの成績がよかったのです」
「スマホを触ると集中力が切れそうなものですが、実際には問題がなかったのです。むしろ、成績アップの可能性すらあるのです」
「授業中の適切なスマホ休憩が学生には必要だったのかもしれません」
「他にも、色々と判明しています」
「たとえば、スマホ休憩の時間が1分の場合と4分の場合は、休憩時間が終わってもスマホを触り続ける時間が長いことが判明しました」
「1分だと短すぎるので、すべてを確認できなくて延長するのかもしれません」
「4分だと長くなるので、スマホに集中しすぎてしまって、時間を忘れるのかもしれません」
「小テストの成績が一番よかったのは、1分のスマホ休憩でした。平均して80%以上成績がよくなっていました」
「スマホを触る回数は、スマホ休憩が短いほど少なくなっていました。スマホ休憩が長いとスマホを触る頻度が増えるようです」
「まとめると、スマホ休憩の時間は短いほうが効果的みたいです」
「読者様も勉強中や仕事中にスマホを触ったほうがいいかもしれません」
「ただし、制限は必要です。無制限にスマホを使っていると、集中力が途切れます。15分作業をしたら、1分だけスマホを触るなどのルールを決めるべきでしょう」
「どうして授業中にスマホを触ると成績がアップするのでしょうか? 詳しい理由は不明ですが、気晴らしになるからかもしれません」
「授業というのは退屈です。一度感じた退屈をスマホが晴らしてくれるので、授業にまた集中できるようになるのかもしれません」
「現代人はとにかくスマホの通知を気にしています。それは授業中だって同じです」
「授業中にスマホの通知を確認できると、頭の中からスマホの存在を一旦消せるので、授業に集中できるようになったのかもしれません」
「今回の実験はポモドーロテクニックに似ています」
「ポモドーロテクニックとは、25分作業を行って、5分休憩する、というサイクルを繰り返すテクニックです。時間を区切ることで集中力を維持することができます」
「作業中の適切な休憩は生産性をアップさせることが示されています」
「15分の授業と1分の休憩というサイクルが、集中力の維持に役立ったのかもしれません」
「まあ、詳しい理由は不明です。しかし、スマホも適切に活用すれば、授業中だろうと問題ないようです。一概に授業中のスマホが悪、とは言えないみたいですね」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は大学生の授業中にスマホを触っていい時間を設けたよ」
「すると、授業中にスマホを触ると成績がアップしたよ」
「適切な休憩によって授業に身が入ったのかもしれないね」
「作業中の気晴らしにスマホを触るのもアリかもね。でも、ルールは設けないとダメだと思うよ」
「スマホの通知は集中力を奪います。ですが、自分から触る分には問題がないのかもしれません」
「今回の研究では、スマホ以外のデバイスは調べていません。スマートウォッチやノートパソコンで同じような結果になるかは不明です」
「また、学生の授業に対する真面目さはテストによって変わります。テスト本番が近づけば、授業を真面目に受けるようになります」
「時期による違いも調べないといけないでしょう」
「とはいえ、適切な休憩は集中力の維持に役立ちます。ぶっ通しで作業をするより、適切に休憩を挟むほうが効率的です」
「ルールを決めてスマホを触れば、スマホが勉強の邪魔をしなのかもしれません」
「勉強中は絶対にスマホは触らない、と身構える必要はないですよ。問題なのは、スマホを触りすぎることです」
「今回は『【意外!】授業中にスマホを触ると学生の成績がアップした!』でした」
「ありがとうございました。次回は『フードデリバリーを多用するのはお金持ちじゃないみたい』となります! バイバイ」




