1123_【権力と浮気】恋人と対等な関係を築けないのは破局への第一歩 #恋愛 #権力
「イタリア旅行後に古典主義文学を開花させたドイツの世界的な作家ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは『二十代の恋は幻想である。三十代の恋は浮気である。人は四十代に達して、初めて真のプラトニックな恋愛を知る』と言ってます。恋愛はとても奥深いようです」
「やっほー、知識はこの世の至宝である。どうもどうも、世界一の美女サクラです! 今回は『【権力と浮気】恋人と対等な関係を築けないのは破局への第一歩』です。最後までどうぞお付き合いください」
「読者様は恋をしてますか?」
「恋はいいですよね。恋人がいると人生が楽しくなります。恋人のこことを考えているだけで毎日が幸せです。片想いをしている時でさえ、その時間が楽しいです」
「恋っていいですよね」
「しかし、すべての恋が上手くいくわけではありません」
「恋が実を結んで最後までに幸せに暮らせる可能性は、ぶっちゃけ低いです。悲しいことに多くの恋が途中で終わります」
「破局する理由は様々です。恋が冷めた、遠距離による自然消滅、パートナが浮気をした、自分が浮気をしたなどです」
「そこで今回は、浮気をしやすい人の特徴についてお話ししたいと思います」
「実は、浮気には権力が関わっていたのです」
「浮気と権力にどのような関係があるのでしょうか?」
「参考文献はイスラエルのライヒマン大学などの研究となります」
「研究者は権力と浮気の関係を調べるために、四つの実験を行いました」
「一つ目の研究は、128人を集めました。現在交際相手がいる大学生です。男女比は半々です」
「参加者には、パートナーより権力を持っていると感じた出来事、もしくはカップルとして過ごす普通の一日、のいずれかを説明してもらいました」
「次に、現在のパートナー以外との性的なファンタジーの話を自由に書いてもらいました」
「権力について考えた人がどのような話を書くのか調べました」
「二つ目の研究は、一つ目の研究と前半は同じです」
「133人の恋人がいる大学生を集めて、まずはパートナーより権力を持っていると感じた出来事、もしくはカップルとして過ごす普通の一日、のいずれかを説明してもらいました」
「次に、魅力的な異性の写真を見せて、その人物が恋人になり得るか評価してもらいました」
「権力について考えた人の、魅力的な異性に対する反応を調べました」
「三つ目の研究は、130人の恋人のいる大学生を集めて、現在の恋人との力関係を聞きました」
「その後、第三者の異性と対面で共同作業を行い、その人物が恋人としてどうか評価してもらいました」
「権力について考えた人が、実際に対面した異性にどのような反応をするのか調べました」
「四つ目の研究は、123組のカップルに協力してもらいました」
「21日間に渡って、パートナーとの力関係、パートナーに対する性欲、現在のパートナー以外との妄想などを聞き取りました」
「権力を意識した人のパートナーに対する意識を調査しました」
「四つの研究結果から、権力と浮気の関係を分析しました」
「さて読者様、権力は浮気とどのような関係があるのでしょうか?」
「権力を持っている人は浮気をしやすいのでしょうか?」
「地位が高い人が浮気や不倫をして、メディアで報道されることが多々あります」
「権力者は浮気をしやすいのでしょうか?」
「反対に権力を持っていない人が浮気をするのでしょうか?」
「パートナーに比べて地位が低い、という劣等感を埋めるために、他のパートナーを探してしまうのでしょうか?」
「惨めな自分を慰めてもらうために浮気してしまうのでしょうか?」
「それとも、パートナーと権力が均衡している時に浮気が起きやすいのでしょうか?」
「はたして、権力と浮気にはどのような関係があったのでしょうか?」
「権力と浮気に関する四つの研究を行った結果、浮気をしやすいのはーー」
「パートナーより権力を持っていると感じる人でした!」
「参加者に権力を意識させ、相手より自分のほうが権力を持っていると感じると、第三者の異性に興味を惹かれることが判明したのです」
「つまり、カップルのパワーバランスがどちらか一方に崩れると、浮気の可能性が高くなるのです」
「パートナーに浮気させないためには、五分五分の関係が大事だったのです」
「読者様は恋人と対等な関係を築けていますか?」
「どちらかが一方的に引っ張っている関係では、引っ張っている側が浮気をしやすいです。パワーバランスには気を付けましょう」
「では、どうして権力を持つと浮気をしていまうのでしょうか?」
「まず考えられるのは自信です」
「権力を持つと自信になります。自信があるとモテると思えるようになります。よりよいパートナーに目が移ってしまうのかもしれません」
「また、人は自分と同じレベルの相手を恋人に選ぶ傾向があります」
「パートナーと力関係に差が生まれると、いい意味でも悪い意味でも自分と同じレベルではなくなります」
「誤解を恐れずに申し上げるなら、自分よりレベルの低い相手とは付き合いたくなくなるので、自分と同レベルの相手を探すようになるのかもしれません」
「とにもかくにも、恋人は対等な関係を築くのがいいみたいです」
「片方がいつも引っ張っているのもダメですし、片方がいつもへりくだっているのもダメです」
「ギブ&ギブもテイク&テイクもダメです。ギブ&テイクが大事です」
「ちなみに、過去の研究によりますと、カップルの半数は対等な力関係を持っているようです。言い換えれば、カップルの半数は対等な関係ではないようです」
「そして、パートナーと力関係に差があるカップルより、パートナーと対等な関係のカップルのほうが上手くいく場合が多いです」
「読者様は恋人の言いなりになっていませんか? もしくは、恋人にあれやこれやと言いつけていませんか?」
「力関係の不均衡は破局への第一歩ですよ」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は四つの研究を行って、権力と浮気の関係を調べたよ」
「すると、恋人より自分が権力を持っていると、浮気をしやすいことが判明したよ」
「恋人との力関係に差があるカップルは破局しやすいかもしれないね」
「今回の研究は、あくまで状況的な権力に絞っています。参加者が実際に権力を所有したわけではありません」
「実際に権力がどこまで左右するかは不明です」
「また、参加者が若かったです。年齢を重ねた場合は異なる結果になるかもしれません」
「それと、男女平等が遅れている社会では通用しない可能性があります。一部の地域では依然として女性の権力がありません。そのような地域では今回の研究はあまり意味をなさないでしょう」
「とはいえ、権力を持つことで、人の心がなくなるという研究はあります」
「権力者が浮気をしやすいというのは、あながち的外れではないでしょう」
「読者様は、恋人とのパワーバランスには気を付けましょう。傾いたシーソーになるか、バランスの取れた天秤になるかは、行動次第です」
「今回は『【権力と浮気】恋人と対等な関係を築けないのは破局への第一歩』でした。知識は人生で一番大切である!」
「ありがとうございました。次回は『体をとーっても冷やしたら睡眠の質が高くなるらしい』となります! バイバイ」




