1112_ネガティブな感情はAIに向かって吐き出そう #AI #感情
「多数のベストセラーを持つアメリカのトップセールスマンのジグ・ジグラーは『ネガティブで有害な人たちに、頭の中のスペースを貸してしまってはならない。家賃を上げ、追い出すのだ』と言ってます。マイナスの影響しかない相手とは関わらないようにしましょう。人生の無駄です」
「やっほー、知識は人生を楽しくさせる。どうも、世界一の美女サクラです！ 今回は『ネガティブな感情はAIに向かって吐き出そう』となります。最後までお付き合いください」
「読者様は怒りや不満、イライラなどのネガティブな感情に支配された時、どのように対処をしていますか？」
「やけ食いをしたり、ネガティブな感情が去るまで何もしなかったり、物の八つ当たりなどをしているかもしれません」
「対処法の中には、感情の赴くままに吐き出す、という方法があります。この方法をジャーナリングと言ったりします」
「感情のままに言葉にしたり、感情を紙に書きなぐることで対処するのです」
「ジャーナリングには一定の効果があり、ネガティブな感情を軽減させるには有効な手段です」
「しかし、もっといい方法が見つかったかもしれません」
「どうやらAIを活用すると、ネガティブな感情がもっと軽減されるみたいなんです」
「今回はネガティブな感情を軽減させるAIの活用方法のお話です」
「参考文献はシンガポールのシンガポールマネージメント大学の研究となります」
「研究者は今までのジャーナリングと今後のAIを活用したジャーナリングの効果の違いを調べるため、シンガポールの大学生を150人集めました」
「参加者は従来のジャーナリングとAIを活用したジャーナリングの両方を経験しました」
「従来のジャーナリングでは、文章を書いてもらいました。パソコンを使って、最近あった不満やイライラを文章に書き起こしてもらいました」
「AIのジャーナリングでは、AIチャットボットと会話をしてもらいました。友達に不満をメッセージを送るように、AIに向かって不満やイライラを送信しました」
「AIチャットボットは参加者の言葉を優しく受け止め、共感してくれるように設定されていました」
「実験の時間は10分間。一週間のウォッシュアウト期間を設けて、それぞれの実験を行いました。で、ネガティブな感情の減少度合いを調べました」
「さて読者様、AIチャットボットを活用するとどうなるのでしょうか？」
「従来のジャーナリングには一定の効果が確認されています。AIチャットボットは勝てたのでしょうか？ それとも負けたのでしょうか？」
「最近のAIチャットボットはまるで人間と会話をしているのかと錯覚するくらい高性能です。しかも、研究で使ったAIは共感もしてくれるし、愚痴を受け止めてくれます」
「AIチャットボットとの会話でネガティブな感情が減少しても不思議ではありません」
「しかし、AIチャットボットはただの機械です」
「送られてきたメッセージを解読して、適切な言葉を返すだけのマシーンです。これで本当にネガティブな感情が和らぐのでしょうか？」
「所詮は機械。ただのプログラムに人間を癒せるのでしょうか？」
「はたして、AIチャットボットの効果はどれほどだったのでしょうか？」
「大学生に従来のジャーナリングとAIチャットボットとのジャーナリングを試してもらった結果、AIチャットボットは大学生のネガティブな感情をーー」
「和らげていました！」
「従来のジャーナリングでもネガティブな感情は減っていました」
「しかし、AIチャットボットと会話をしていたほうが、ネガティブな感情がより大きく減っていたのです」
「怒り、不満、恐怖などの感情が大きく減りました」
「今までの方法にも効果はあります。ただ、AIチャットボットを活用したほうがお得なんです」
「読者様は不満や怒りの感情を溜め込んでいませんか？」
「ネガティブな感情を溜まったら、すぐに吐き出しましょう」
「文章にするのもいいですが、AIに聞いてもらうほうがもっと効果的です」
「AIチャットボットを活用して、ネガティブな感情を減らしましょう。ネガティブな感情が減ると、メンタルが安定しますし、ストレスも減ります」
「AIが健全な精神を育んでくれます。AI万歳」
「ただし、AIは万能ではありません。前言撤回するほどではありませんが、万歳とも言えないのです」
「AIチャットボットは、怒りや不満などの感情は軽減してくれますが、悲しみには無力でした」
「参加者の悲しみの感情を癒すことはできませんでした。AIが役に立たなかったのです」
「どうやら、悲しい体験を思い出してしまうので、効果が小さくなるみたいです」
「悲しさを感じている時は、素直に友達や家族に話を聞いてもらいましょう。寄り添ってくれると、悲しみも和らぐことでしょう」
「それと、孤独感の解消もできませんでした」
「AIチャットボットと会話をしていると、まるで本物の人間と会話をしているように思えてきます。しかし、参加者はAIチャットボットを本物の人間と認識しませんでした。そのため、友達や家族と話しているような感覚はありません」
「結局、孤独は孤独のままです」
「AIチャットボットでは孤独は癒せません。孤独を感じているのなら、頑張って友達を作りましょう」
「最近のAIは本当に素晴らしいです。ですが、万能ではありません。AIの得意なこと、不得意なことを理解して、適材適所に有効活用しましょう」
「そのためにAIのことを知り、AIを使いこなすスキルを覚えましょう」
「ということで今回のまとめだい」
「研究者は大学生を集めて、従来のジャーナリングとAIチャットボットを活用したジャーナリングの効果の違いを調べたよ」
「すると、従来のジャーナリングよりAIを使ったほうが、参加者のネガティブな感情が和らいでいたよ」
「ネガティブな感情を書き出すのもいいけど、AIに吐き出したほうがもっといいよ。特に怒りや不満だね」
「今回の研究の対象は大学生で、若い人が多かったです。これがもっと高齢になっても同じ効果が得られるかは分かりません」
「とはいえ、AIの進化は日進月歩です」
「今は無理でも、数年後にはもっと多彩なことができるようになるのは間違いありません」
「数年後には、AIが悲しみや孤独感を癒してくれるでしょうし、道徳心を育てるのにAIが活用される未来がきっと来るでしょう」
「読者様はAIの進化に取り残されないでくださいね」
「今回は『ネガティブな感情はAIに向かって吐き出そう』でした。知識は大切じゃ！」
「ありがとうございました。次回は『触覚マッサージでADHDが改善するかも？』となります！ バイバイ」
