1110_光を適切に浴びましょう #健康 #時間
「ヘレン・ケラーの家庭教師として知られるアメリカの教育者アン・サリヴァンは『知識は愛であり光であり、未来を見通す力なのだ』と言ってます。知識、大事」
「やっほー、知識は人生を楽しくさせる。どうも、世界一の美女サクラです! 今回は『光を適切に浴びましょう』となります。最後までお付き合いください」
「読者様は光を浴びていますか?」
「光を浴びることはとても大切です」
「免疫力を高めるためには、ビタミンDが必要です。このビタミンDは光を浴びることで生成されます」
「また、光を浴びることで体内時計がリセットされます。時間感覚をズラさないためにも光は重要です」
「他にも、美肌効果があったり、健康効果があったり、ストレスを軽減したり、不安を軽減したり、睡眠の質を高めるためにも太陽の光は役立ちます」
「しかし、いたずらに光を浴びていいわけではありません。かといって、まったく光を浴びないのも問題です。光には色々と考えなければいけないことがあるのです」
「今回は光と健康について考えたいと思います」
「参考文献はオーストラリアのフリンダース大学の研究となります」
「研究者は光と健康の関係を調べるためにUKバイオバンクのデータを使用しました」
「対象者は88,905人、年齢は40歳~69歳、平均年齢は62歳、57%が女性でした」
「参加者は手首に加速度計を7日間装着し、光を浴びた量を収集しました」
「また、平均8年間の追跡も行いました」
「そして、光を浴びる量と健康の関係を調べたのです」
「さて読者様、光と健康の関係はどうだったのでしょうか?」
「一般的に光を浴びないのはよくないとされています」
「免疫力が落ちたり、メンタルが不安になったり、健康に悪いです」
「でも、今回の研究ではそんなことは確認されなかったのでしょうか? 光を浴びなくても問題なかったのでしょうか?」
「反対に光を浴びすぎるとどうなるのでしょうか?」
「光を浴びすぎると皮膚がんのリスクが上がると言われています。大量の光によってがんのリスクが上がっていたのでしょうか?」
「それとも、世間で言われているように、光を浴びていると健康になっていたのでしょうか?」
「光を浴びれば浴びるほど、健康に近づくのでしょうか?」
「はたして、光と健康にはどんな関係があったのでしょうか?」
「参加者の光を浴びる量と健康を調べた結果、光を浴びるとーー」
「健康にも不健康にもなっていました!」
「というのも、光を浴びるタイミングが重要だったのです」
「研究では約89,000人のデータから1300万時間の光に関するデータが集まりました」
「それを分析した結果、夜間にたくさんの光を浴びている時と、日中に光を全然浴びていない時に、死亡リスクが高まることが判明したのです」
「夜に光を浴びている人は、死亡リスクが15%~17%高くなりました」
「さらに、夜にたくさん光を浴びている人は、死亡リスクが21%~34%高くなりました」
「次に、日中の光ですが、お昼に光を浴びている人は死亡リスクが10%~34%低くなりました。お昼に光を浴びる量が増えるほどに、死亡リスクが下がっていました」
「つまり、日中にはたくさん光を浴びるといいのですが、夜にたくさんの光を浴びるのは健康に悪いのです」
「光はタイミングと量が大事なのです」
「お昼に光を浴びなかったので、夜にたくさん光を浴びる、なんてことはダメなんです。それは健康を害する行為です」
「光をたくさん浴びていいのは、日中です。夜はできるだけ光を回避しましょう」
「ちなみに、光と死亡リスクの関係は年齢、性別、民族、社会経済地位、運動量、タバコ、お酒、シフト勤務などを調整しても確認されました」
「まあ、誰であっても日中にはたくさん光を浴びないといけなくて、夜には光を浴びない方がいい、ということです」
「読者様は夜にたくさんの光を浴びていませんか?」
「テレビやゲーム、スマホなどを夜に使っていませんか?」
「その光は危険ですよ」
「そして、日中はカーテンを閉め切った部屋にとじ込もっていませんか?」
「その時間に光を浴びないのは危ないです。日中は外に出て、たくさんの光を浴びましょう」
「光を適切に浴びることが大切です」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は光と健康の関係を調べるために、UKバイオバンクに登録されている約89,000人のデータを分析したよ」
「すると、光を浴びるのはタイミングと量が大事だったよ」
「夜間に大量の光を浴びたり、日中に光をまったく浴びなかったら死亡リスクが高くなっていたよ」
「光を浴びるのも、光を浴びないのも、時間が重要だよ」
「日中は光を浴びて、夜間は光を浴びないのが健康的だよ」
「健康になりたければ、きちんと光を浴びる時間を調節しましょうね」
「今回の研究では光を浴びた量が7日間しか計測されていません。正確な光の量を計測できていたのかは不明です」
「それと、睡眠時間は加齢によって早まります。また、光の影響は個人によって大きく異なります。これらの影響は完全にカバーできていませんでした」
「とはいえ、日中に光を浴びなかったり、夜間に光を浴びると、心血管疾患、心筋梗塞、糖尿病のリスクを高めるとされています」
「正しい時間に正しい量の光を浴びることが大切なのは間違いないでしょう」
「光の用法用量を守りましょう」
「今回は『光を適切に浴びましょう』でした。知識は大切じゃ!」
「ありがとうございました。次回は『ゲームでトラウマが減るかも?』となります! バイバイ」




