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1101_マッチングアプリのプロフ写真は加工すべきか? #恋愛 #テクノロジー

「デ・キリコの形而上絵画の影響を受けているスペインの画家サルバドール・ダリは『絵画というのは手で作った写真だ』と言ってます。写真って、絵だったんですね。衝撃の真実です」


「やっほー、知識は至高だ。世界一の美女サクラです! 今回は『マッチングアプリのプロフ写真は加工すべきか?』です。よろしく」


「読者様はマッチングアプリを利用していますか?」


「運命の人と出会うため、新しい友達を見つけるため、趣味の合う人を見つけるためなど、多くのシーンでマッチングアプリを利用していることかと思います」


「そんなマッチングアプリで大切なのがプロフィール写真です」


「たくさんの人を瞬時に判断するマッチングアプリでは、プロフィール写真の出来次第では簡単に候補から外されます」


「マッチングアプリで出会うためにはプロフィール写真をちゃんとしないといけません」


「しかし、現代の写真は簡単に加工できます。フィルター機能を使うと、肌を綺麗にしたり、小顔にしたり、イケメンにしたり、様々な加工が簡単に出来てしまいます」


「このような加工されたプロフィール写真を使っても問題がないのでしょうか?」


「写真を加工すると本来の顔ではなくなり、不自然になります。そのため、プロフィール写真を盛るとモテなくなりそうな気がします」


「ですが、プロフィール写真は盛っても問題なさそうです」


「今回はマッチングアプリのプロフィール写真の加工の是非についてお話しします」


「参考文献はコロンビアのルイス・アミーゴ・カトリック大学の研究となります」


「研究者はプロフィール写真の加工具合によってどのような影響があるのか調べるため、218人の男女を集めました。女性145人、平均年齢25歳です」


「参加者には研究チームが作ったマッチングアプリを使ってもらいました」


「アプリでは、候補者の写真が表示されるので、瞬時に判断を下すというタイプのものです」


「判断するのは、男性12人、女性12人、合計24人の顔です。その際のプロフィール写真は、フィルターなし、微妙なフィルターあり、大袈裟なフィルターあり、の三パターンが用意されました」


「それぞれの写真を見て、好ましいのか、信頼できるのか、などを評価しました」


「微妙なフィルターとは、肌を滑らかにしたり、顔の一部を強調するような加工です。加工されたかどうか分からないくらいのフィルターをかけました」


「大袈裟なフィルターとは、目を大きくしたり、顔が左右対称になるようにしたりする加工です。一目でフィルターがかけられたと判断できる内容です」


「要するに、加工していない写真、ちょっと加工した写真、滅茶苦茶加工した写真を見せて、どれが好ましいのか調べたのです」


「さて読者様、プロフィール写真は盛るべきなのでしょうか?」


「直感的にはプロフィール写真を盛りすぎるとモテなくなりそうです」


「あまりにも顔を加工すると人間味がなくなります。ロボットや作り物のように感じてしまうので、不気味に見えてしまいます。そうなるとモテなくなりそうです」


「とはいえ、現代では写真は加工するのが当たり前になりました。写真を加工したくらいでは、好感度に影響を与えないのでしょうか?」


「それとも、盛れば盛るほど、モテたのでしょうか?」


「世の中の写真が当たり前に加工されるのは、それだけ『いいね』を稼げるからなのでしょうか?」


「実は、加工しないとモテない社会になっていたのでしょうか?」


「はたして、マッチングアプリのプロフィール写真はどこまで加工が許されるのでしょうか?」


「200人以上の男女を集めて、フィルターをかけた写真を評価してもらった結果、フィルターをかけた写真はーー」


「好感度が高くなっていました!」


「フィルターをかけていない写真とフィルターをかけた写真では、フィルターをかけた写真の方が好感度が高いと評価されました」


「ただし、微妙なフィルターの場合に限ります」


「微妙なフィルター、要するに顔を綺麗に見せる程度の加工は相手の好感度を高めました」


「ですが、大袈裟なフィルターは好感度に影響を与えませんでした」


「フィルターなしと大袈裟なフィルターでは、相手の好感度は同じくらいだったのです」


「バリバリに写真を加工しても好感度がマイナスになることはないようです」


「研究者は、大袈裟なフィルターを使った写真は好感度を下げるだろうと考えていたのですが、実際には好感度を下がらなかったのは予想外と語っています」


「研究では信頼性についても調べています」


「その結果、魅力的な人は魅力がない人よりも信頼できると判断されました」


「まあ、美男美女は信頼されやすい、という結果です。美しい顔はお得なんです。この結果は予想内です」


「ちなみに、社会性愛が高い人は、魅力のない人を強く嫌う傾向も確認されています」


「誤解を恐れずに言えば、性的にオープンな人は顔で判断するってことです」


「とにもかくにもプロフィール写真はちょっとは加工したほうがいいですし、仮にやり過ぎてもそこまで心配しなくていいみたいです」


「あくまで想像ですが、一目で写真が加工されていることが分かれば、美しさの期待値が高くなりません。この人は写真を加工しているな、で終わるので好感度にそこまで影響がないのかもしれませんね」


「ということで今回のまとめです」


「研究者はマッチングアプリのプロフィール写真の加工の是非を調べたよ」


「すると、ちょっと加工している写真は好感度が高くなったよ」


「たとえばバリバリに加工していても、好感度には影響がなかったよ」


「プロフィール写真を加工してもあんまり問題はなさそうだよ」


「今回の研究はサンプルが主にコロンビアの大学生で構成されていました。そのため、狭い幅となっています」


「他の年齢、国、文化が異なれば、フィルターに対する考え方に違いが出る可能性があります。ご注意ください」


「とはいえ、加工された写真を見ても、嫌悪感というのはありません。日本でも似たような結果になるのではないでしょうか?」


「ただし、加工された写真しか見ていないと実際の顔が分からなくなります。実際に会っても同一人物だと認識されなかったり、がっかりされることがあります」


「加工のやり過ぎには注意したいですね」


「写真の加工は程ほどに」


「それでは、今回は『マッチングアプリのプロフ写真は加工すべきか?』でした。知識は究極である」


「ありがとうございます。次は『VRゲームで記憶力が改善するかも』です! バイバイ」

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