1059_テストステロンが少ないと長生きできないかも? #寿命
「フィラデルフィアで郵便局長をしていた経験があるアメリカの政治家ベンジャミン・フランクリンは『長生きしても人は満足しないかも知れないが、充実した人生には満足する』と言ってます。人生は長さではなく、中身なのかもしれません」
「やっほー、知識の素晴らしさは留まることを知らない。世界一の美女サクラです! 今回は『テストステロンが少ないと長生きできないかも?』です。よろしくお願いします」
「読者様はテストステロンをご存じですか?」
「テストステロンとは男性ホルモンのことです。男性ホルモンが分泌されると筋肉や骨、体毛が成長します。他にも、生殖組織の発達にも重要な役割を果たしています」
「名前の通り、テストステロンが分泌されると男らしくなります」
「そんなテストステロンですが、分泌される量が少ないとデメリットがあることが判明しました」
「今回はテストステロンの値が低い人の特徴についてお話しします」
「参考文献はオーストラリアの西オーストラリア大学が主導した研究となります」
「研究者はテストステロンについて調べるため、テストステロンについて最低でも5年は追跡調査を行った研究を11件集めました」
「テストステロンと健康の関連を調べて、テストステロンの値でどのような影響があるのか分析しました」
「対象者は24,109人となります」
「さて読者様、テストステロンはどのような影響を与えるのでしょうか?」
「テストステロンが低いと筋肉や骨が成長しません。基礎代謝が低かったり、骨が脆かったりするのでしょうか?」
「テストステロンは睡眠と関係があるのでしょうか?」
「テストステロンの量によって睡眠の質を高めたり低めたりしてしまうのでしょうか?」
「恋愛はどうでしょうか?」
「テストステロンが高いと性欲も高くなります。異性と積極的に交流したくなるので、恋人がいる確率が高くなるのでしょうか?」
「他にも、健康、病気、寿命、味覚、聴覚、嗅覚、触覚、視覚などと関連があったのでしょうか?」
「はたして、テストステロンが低いとどのような影響が出ていたのでしょうか?」
「過去の研究からテストステロンについて調べた結果、テストステロンが低いとーー」
「死亡率が高くなっていました!」
「テストステロンの値が低い男性は、全死亡リスクと心血管疾患のリスクが高くなっていました」
「具体的には、テストステロン濃度が7.4nmol/L(213ng/dL)未満だと全死亡リスクが高くなり、テストステロン濃度が5.3nmol/L(153ng/dL)未満だと心血管疾患のリスクが高くなっていました」
「読者様はテストステロンの値が高いですか? それとも低いですか?」
「筋肉がつきやすかったり、体毛が濃かったりすると、おそらくテストステロンの値は高いと思われます」
「反対に、筋肉が少なく、あまり毛が生えてこない男性はテストステロンの値が低い可能性があります」
「とはいえ、見た目に表れないこともあるので、可能性の一つとして考えてください」
「ちなみに、テストステロンを増やす方法はいくつもあります」
「まずは筋トレです。筋トレはテストステロンを増やす上で最も基本的な行動です。多くの研究で効果が確かめられています」
「ただし、オーバートレーニングには注意です。ストレスホルモンの増加に繋がります」
「ストレスホルモンは血中のテストステロンを壊す恐れがあります。そのため、ストレスを溜めない、ストレスを解消する、なども考える必要があります」
「睡眠時間も大事です。睡眠時間が短いとテストステロンが減少し、睡眠時間が延びるごとにテストステロンも増加します。テストステロンを増やすには寝ることが大切です」
「食事もテストステロンに影響を与えます。適切なカロリーを摂取することが大切です。またタンパク質と炭水化物を摂取するといいです」
「お酒もテストステロンを減少させます。お酒の飲みすぎには注意しましょう」
「反対に、コーヒーは飲んでOKです。テストステロンが増えます」
「他にも、競争することもグッジョブです。スポーツで試合をしたり、ゲームでた対戦をしたり、仕事の成績を競うなど、闘争に身を置くとテストステロンが増えます」
「要するに、テストステロンは健康的な生活を送り、適度に競争すると増えます」
「健康が足りなければ健康を意識して、競争が足りなければ競争を意識しましょう。そうすれば、テストステロンの値は自然と増えます」
「ただし、テストステロンは加齢とともに、量が減ります。年を重ねるごとに量が減ることは忘れないでください」
「という感じで今回のまとめです」
「研究者は男性のテストステロンの値と健康について調べたよ」
「すると、テストステロンの値が低い男性は全死亡リスクと心血管疾患のリスクが高くなっていたよ」
「つまり、テストステロンが低い人は早死にする可能性が高いから、長生きできないかもしれないよ」
「テストステロンを増やしたければ筋トレをしようね。健康的な生活と競争も大事だよ」
「今回の研究では、原因については調べられていません。テストステロンが減少する理由はいくつかあります。一つは加齢、一つは病気です」
「テストステロンが低くなると病気になるのか、それとも病気になったからテストステロンが減少したのかは不明です」
「おそらくテストステロンと病気には何らかの関連があることでしょう」
「前立腺がんの患者にテストステロンの濃度を下げる薬を投与するとがんは治療されますが、心臓病や脳卒中のリスクが増加することが報告されています」
「長生きしたければ、テストステロンの値と病気は気にしておきましょう」
「テストステロン補充療法といって、テストステロンを補う治療もあります。テストステロンが低いと思うのなら、一度専門家に相談するといいかもしれません」
「それでは、今回は『テストステロンが少ないと長生きできないかも?』でした。知識の探求に終わりはない」
「ありがとうございます。次回は『加工食品でアルツハイマーのリスクが上がる』です! バイバイ」




