1058_仕事で成功するには謙虚さと能力のどちらのほうが重要なのか? #ビジネス #成功
「イギリスの作家サミュエル・スマイルズは『勤勉さと謙虚さを兼ね備えた人物に乗り越えられない壁などないのです』と言ってます。真面目で慎ましやかな人が成功しないはずがありません」
「やっほー、知識の価値は無限大。世界一の美女サクラです! 今回は『仕事で成功するには謙虚さと能力のどちらのほうが重要なのか?』です。よろしくお願いします」
「読者様は仕事で成功したいと思ったことはありませんか?」
「会社で出世して高い給料を貰いたい、部下から慕われたい、仕事をサクッと終わらせたい。こんな妄想、一度や二度はしたことがあるのではないでしょうか?」
「でも、どうすれば仕事で成功できるのでしょうか? 色々なものがあると思います」
「仕事で成功するには、能力が必要です。能力が足りなければ、仕事ができません。頼りにされることもありません」
「仕事で成功するには、謙虚さが必要です。横柄な態度を取っていたら、仲間から嫌われます。時には控えることも大切です」
「では、能力と謙虚さ、どちらが大切なのでしょうか?」
「今回は仕事で成功するのに、能力と謙虚さ、どちらが必要なのかについてお話しします」
「参考文献はオーストラリアのジェームスクック大学シンガポールキャンパスの研究となります」
「研究者は仕事で成功するのに必要なのは能力か謙虚さか調べるために、475人の労働者にオンラインで同僚に関するアンケートを行いました」
「年齢は21歳から77歳、平均年齢は40歳です。就業歴は1年未満から58年まで、平均は20年です。参加者のうち、233人は上級職、206人は下級職でした」
「アンケートでは、能力と謙虚さを調査しました。また、周りからの好感度や人間関係を調べて、仕事で成功するには能力と謙虚さのどちらが必要なのか調べました」
「さて読者様、仕事で成功するには、能力と謙虚さ、どちらが大切なのでしょうか?」
「謙虚なリーダーは成功する、なんて話を以前にしたことがあります。謙虚さは仕事では必須の能力なのでしょうか?」
「謙虚であっても能力がなければどうしようもありません。仕事で大事なのは、完璧以上に仕事をこなす能力だったのでしょうか?」
「また、謙虚さが足りない横柄な人、仕事ができない無能な人の評価はどうだったのでしょうか?」
「はたして、仕事で成功するには能力と謙虚さ、どちらが大切だったのでしょうか?」
「労働者にアンケートを行った結果、仕事で成功するにはーー」
「謙虚さと能力の両方が必要でした!」
「そりゃそうですよね。謙虚さを持ち合わせていて、能力もあれば成功するのは必然です」
「研究者は謙虚な人と横柄な人、能力がある人と無能な人、それぞれを組み合わせてランクをつけました」
「その結果、謙虚さがあって、能力のある謙虚な人を、謙虚なスターと呼び、最高のランクを与えました」
「このタイプの人は、仕事においては優秀であり、それでいて自分の成果を自慢しません。親しみやすく頼り甲斐があるので、仲間から信頼されたり好感が持たれます」
「職場で最強の存在と言えるでしょう」
「ここからが本題です。謙虚さと能力、どちらが大切だったのでしょうか?」
「次にランクが高かったのは、謙虚な愚か者でした」
「このタイプは、仕事はできませんが、謙虚さを持っている人です」
「能力の点では劣っていますが、仲間から好かれます」
「というのも、謙虚な人と一緒に働いて、嫌な気分になる人が少ないからです。職場のコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしたりすることがあります。そのため、仕事ができなくても評価はそこそこ高かったです」
「謙虚さと能力では、謙虚さに軍配が上がっていたのです」
「三番目は、優秀な嫌な奴です」
「このタイプは仕事はできますが、謙虚さはありません」
「仕事ができるので評価されそうなものですが、実際の評価は低いです」
「一緒に仕事をすると、横柄な態度や傲慢な態度にさらされて嫌な気分になります。それに、他の人の成果を下に見ることがあります」
「能力は高くて会社に貢献するかもしれませんが、一緒に働いていて気持ちよくはありません」
「最後に来るのが、無能で嫌な奴です」
「このタイプは謙虚さすらないのに、仕事もできたい最低な人です」
「一つ足りとも好かれる要素がないので、評価は地の底です。職場の雰囲気を悪くするので、存在するだけで害悪です」
「読者様は謙虚さと能力のどちらも持っていますか?」
「どちらも兼ね備えているのなら、会社で成功すること間違いなしです」
「もし、どちらかしか選べないのなら、謙虚さを選んだほうがいいかもしれません。無能を補って余りあるパフォーマンスを発揮することがあります」
「謙虚さか能力、どちらか選べるのなら謙虚さを選びましょう」
「異世界に転生する際に選ぶチートスキルは謙虚さを選ぶといいでしょう。きっと異世界でも成功できますよ」
「それと、今回の研究では勤続年数についても調査を行っていました」
「ですが、勤続年数が周囲からの好感度に影響を与えることはありませんでした」
「長く働いていたら自動的に好かれる、そんなことはありません。職場の仲間から好かれたければ、謙虚になるのが最善です」
「ということで今回のまとーめ」
「研究者は仕事で成功するには謙虚さと能力のどちらが大事か調べたよ」
「すると、謙虚さと能力の両方が必要だったよ」
「当たり前だね」
「仕事で成功したいのなら、謙虚さと能力の両方を鍛えないといけないよ。どちらの能力も同じくらい高いと、仲間から尊敬されたり頼りにされるよ」
「でも、どちらかしか選べないのなら謙虚さを選んだほうがいいですよ」
「今回の研究は、オンラインで行われました。サンプルに偏りがある可能性があります」
「また、同僚を対象としていたため、上司と部下の関係では結果が異なるかもしれません。管理職は部下に謙虚さよりも優秀さを優先する可能性があります」
「参加者の多くは女性で、アメリカもしくはイギリスの生まれでした。結果を一般化するのも難しいです」
「とはいえ、謙虚さを持ち合わせている人は仕事で成功しやすい、というのは別の研究でも報告されています」
「謙虚さと能力の両方を持っている人が仕事で成功しやすいのは間違いないでしょう」
「高い給料をもらって、上司からも一目置かれて、部下から慕われて、同僚に頼りにされたけば、謙虚さと能力をバランスよく伸ばしましょう」
「それでは、今回は『仕事で成功するには謙虚さと能力のどちらのほうが重要なのか?』でした。知識の探求に終わりはなし」
「ありがとうございました。次は『テストステロンが少ないと長生きできないかも?』ですよ! バイバイ」




