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アンバランス

カイバというアニメを見ました。



ポップンミュージック風なかわいらしいキャラにトータルリコール的なハードボイルドなストーリーがとてもアンバランス。



でもそれが嫌いじゃない。




記憶はチップに埋め込んで出し入れできる世界。抜け殻の身体は上流階級の売買の対象に。



あと2〜3世紀もしたら人類もこのくらいの科学技術を持ってるでしょうかね。



自分の記憶は脳チップに移したら何GBかな?


とか


この身体はいくらくらいで売れるかな?


とか考えました。



いやな記憶は消去して楽しい記憶をダウンロード。



倫理的な良い悪いは抜きにして魅力的な世界ではあるよね。


でも自分と他人の境界線が曖昧になっていくのかな。人は快楽に溺れやすいし、いろんな物語の主人公を自分に置きかえれるほど人の想像力は豊かだ。他者との一体感については自分の脳内でも賛否両論です。


この情報化社会だとすでに他人に成り代わることはより容易に、精密になっていってると思う。



ある友人は俺が酔いつぶれると毎度のように俺の携帯を駆使し、アドレスからランダムに女性を選び、俺となってメールを送る。


翌朝、もしくは数日後、非常に苦しい心境に至る。


困ったものです。俺が携帯が嫌いな理由のひとつです。


まぁそうでもなきゃ連絡とらない人もいっぱいいるけどさ。


永く連絡もとらず忘れてさってしまうことと、気まずい連絡を取って関係性を失ってしまうこと、どっちが辛いんだろうか。なんて青臭いことを考えたりもします。



人間個人を定義するものは何でしょうね?


身体?記憶?人格?


ならば記憶喪失の人は?

サイボーグの人間は?

脳チップを入れた人間は?

脳チップを入れたサイボーグの人間は?

感情表現豊かなネコ型ロボットは?


なんてことを考えて夜も眠れません。



意思を持ったロボットといえば、ターミネーターの元締め、スカイネットが有名ですね。


現時点でロボットの反乱が起これば、まず世界が核の炎に包まれるとして



無人の荒野を徘徊するホンダ社製Asimo!


地下に潜む人類を嗅ぎ分け襲いだすAibo!


中華の大地に君臨する無機物の始皇帝、先行者!


といった感じでしょうか?

想像すると恐ろしくてビールものどを通りません。


どうでもいいけど哲学者ってみんなきっとすごい暇人だったのでしょうね。


世界の大多数は生きるために必死。でも哲学者は生きる意味を探し求めるのに必死。時間と余裕の産物です。なんとなく現代日本の若者と重なる気もします。




あははは。花見がしたいぜ!




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― 新着の感想 ―
[一言] 電磁的記録にというのは80年代からありましたが。(それをいうと、もしかしたら宇宙鉄人キョーダインが元祖かもしれませんが) 記憶や人格を「チップ」にというのを明確に活かした作品としては、「オル…
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