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皇子と王女の逃走劇(連載版)  作者: ワール
逃走
4/10

王女の契約

「あなたはなんの精霊?」

「僕は光の精霊王だよ。」

・・・・・はぁ?

光の精霊自体珍しいのにその王が出てくるなんて・・・もしもこの精霊がそうならこれは1000年振りの大事でばれればこれからやろうとしている事の妨げになる。それに・・・だが光の精霊の恩恵は大きい。ふむ、天秤にかけてみる。

「どう?契約しない?」

「いえ、お断りします。」

「ふぇ?」

精霊の顔が真っ青です。元々の肌が白いから今は病的な白さになっていますね。

「ええぇぇぇ!何で?何で?何でなんで~?」ヒックッヒッ

うわっ泣いてる・・(引)大の精霊様が泣いてやがるよ・・ゴホンッ

「ねぇ。何でなの?」

「確かにあなたのもたらす恩恵は大きい」

「うわぁ精霊王を損得鑑定してるよ・・でもそれならいいよね?契約しよ?」

イラッ

「最後まで聞いてください。でもあなたという存在は希少で目立つ。そうなることで私の妨げになるんです。なのでお断りします。」

「僕その{やること}でも役に立つよ。それに僕と契約しなきゃ姫様契約無しで迫害されるよ」

迫害か・・・・

フフッでもやっとボロを出しましたね♪上位精霊さん。

「アハハハハハハッアーハハハハハハ。」

スッ

「あなたまだ気づかないの?上位精霊さん?」

サァーーーーーーー

精霊の顔が真っ青になっていく。

「な・・んで・・僕が上位・・精霊だって・・・」

そう、彼の正体は精霊王ではなく上位精霊の末端、というか異端者で一般的にマラフェアリーと呼ばれる契約者の体を乗っ取り意のままに操る自滅の象徴のような精霊だ。事によっては1国をも滅ぼせるという。なぜ分かったかと言いますと私が纏っている■■■■■■■に気づかなかったこと。なのに人型をとっていること。普通の上位精霊なら気づきますよね。■■■■■■■に

「最初から気づいていたんですよ?」

  そう。初めて会ったときから・・・ね?

「あなた、マラフェアリーでしょ?1ヶ月前から付き纏って・・・ねぇ楽しかった?箱入りの感情の無いすぐ騙せそうなお姫様だと思った?すぐ体を乗っ取れそうだとも思ったでしょ。

でもね私だって気がついていたんです。ですからね?少しだけ痛いめ見てもらおうかと思いまして・・・断ったのに諦めなかったあなたが悪いんですからね?

あぁ、倒す気はないから安心してください。あなたはここにいてもらわないと。」

「な・・それならどうするんだ?僕は腐っても光の上位精霊だ君が倒せるはずがない。なら、僕がマラフェアリーだったとしても契約するべきだろう。ありがたく思え。それとも本当に契約せずに戻ってできそこない認て・・「ウォーター」ゴホッ・・・」

嗚呼、やっと本性を出したと思ったら煩わしいことこの上ない。それにまだ気づかないだなんて知能は下位精霊以下ですね。

「な・・なにを「ファイヤー」ギャャャァァァアあーついー助け・・「仕方ないですねウォーター、ファイヤー、リピート×10分 ま、これくらいにしておきましょう。」ゴホッ・・・ギャャャァァァア」

本当に馬鹿なんでしょうか。精霊を見つけれる時点で何か持っていると思わないんでしょうか。確かに私は下位魔法しか使えない味噌っかすです。しかも私はこれでも10才なりたてです。でもあなたはそんな私の味噌っかす魔法に狂ったようにのたうちまわっているんですよ?

「さて、次は何の魔法で更生させましょうか・・あ、風「ストーーーップ」」

嗚呼もう来てしまいましたか。いまからいいところだったのにー

「久しぶりです。闇の精霊王、光の精霊王。ん?なんか肩がゼイゼイゆってますよ?大丈夫ですか?」

そう、この方々こそが闇の精霊王様と正真正銘光の精霊王様です。















コーローナー

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