表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/21

探索者としての始まり

またブックマークとポイントが増えてました!

これからももっと増やせるように頑張っていきます!

「よし!これで倖くんも正式に探索者に登録されたよ」


 受付嬢の早希さんはそう言って僕にドッグタグと呼ばれる銀色のプレートを渡してくれた。


「ありがとうございます!」


 感謝を伝えると早希さんが胸を強く握りしめて、下を向いてプルプル震えていた。

 早希さんどうしたんだろ?


「よかったわね、倖くん。」


 そこに声をかけてくれたのは僕と同じく正式に探索者になった舞さんだった。

 舞さんも無事に探索者試験に合格出来た。


 ちなみに今回の探索者試験の合格者は試験人数の半分以上が受かったらしく、有望視されている人材がかなりいる...と試験監督官が言っていた。


「よし!それじゃああそこでプルプルしてる早希嬢は置いといて、さっそくダンジョンに入ってステータスを開けるようにしておくか」


 そう言ったのは監督官で、今は僕たち2人だけの教官となっていた。

 みんなもう合格通知が来た直後にほぼ全員でダンジョン内の説明を受け、今はもう1階層目は安全だからと適当にダンジョン内を散策しているらしい。


 ステータスというのは自分の獲得したスキルやダンジョン内でなにかの条件を達成した時に獲得できる称号、その人が現在就いているジョブがいつでもどこでも自分にだけ表示される便利なものである。

 初めてステータスを開くときはランダムでジョブとスキルが手に入る。

 スキルは修練を積むことで得ることができたりもするが、ジョブは変える方法などが見つかっていないなめ、最初のジョブはとても重要になってくる。



 そうして僕たちはダンジョンに来てみたわけなんだけど...ダンジョンは入ってみるととても不思議な現象で溢れていた。


 ダンジョン内は光源が見当たらないのにしっかり前方を確認出来るくらいには明るいし、壁に苔とかが生えてる割には虫もいない。

 そして一番驚いたのは教官がいきなり傷をつけた壁がゆっくりだけど少しずつ修復されていったということだ。

 ようやくダンジョンが『ナニカ』と呼ばれる意味が分かってきたかもしれない...そう思っていると

「舞ちゃんに倖くんステータスは取れたか?」


「はい、取れました」


「あっ、はい取れました」


  教官が声をかけてきて、そういえばステータスと思って自分のステータスを見て僕はとても驚いた。


「どんなジョブとスキルが入ったか教えてもらえるか?まだ見つかってないジョブとかも多分多くてな」


「分かりました。私はジョブに刀姫、スキルに調整というものが入ってます。」


「おお!俺の知る限り刀姫と言うジョブは初めて聞いたな。スキルの調整というのはかなり使い勝手のいいスキルだと聞いたことがあるぞ。倖くんはどうだった?」


「...僕は...スキルは転送で...ジョブは分かりません...」


「ん?分からないとは?」


「そのままの意味なんです。ジョブのところの表記が???となっていて...」


 そう、僕が驚いたのはジョブが???だからだった。

GWも部活が入っているので更新頻度はあまり変わらないかもしれないです。

すいません。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ