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リトルバード

「RPG!!リトル1、回避しろ!!

RPGの発射にいち早く気づいたゴーストは、リトル1に回避するよう指示した。

《くそ!間に合わない!!》


ズガーン


《ひ、被弾した!クソッ!墜落する。う、うわぁぁぁぁぁぁぁ》


ドッカーン


「リトル1!!リトル1!!大丈夫か!!」

ゴーストが必死に呼びかける。

《こちらジョワンナです。リトル1は6階部分のカジノホールに激突しました。こちらから見る限り、

 パイロット2名は生存しているようです。》

ジョワンナの報告に、安心した斎藤。しかし、ゴーストは険しい顔をしたままだ。

「カジノホールは2つもしたの階だ。この下の階の人質か、リトル1パイロットどちらかしか

 助けられないだろう。おそらく、処刑用意はされてるはずだ。」

するとジョワンナは、

《オニキスチームを投入できるか本部に聞いてみます。》

「ありがとう。我々は戦闘準備に入る。」

数分後、本部から入電があった。

《こちら本部。オニキスチームを投入する。屋上にて合流してくれ。その後の作戦はそちらに任せる》

「了解。支援に感謝します。」

ゴーストが振り向いたら、ラガー4が着陸し、オニキスチームがでてきた。

「オニキスチーム隊長のロナルドだ。」

ロナルド隊長が自己紹介をする。

「アルファチーム隊長のゴーストだ。オニキスには6階のカジノホールに墜落した、リトル1生存者の

 確保に向かってもらいたい。」

するとロナルド隊長は、

「了解した。チーム!ラペリング用意。」

すると、オニキスチームはラペリングを用意し、すぐさま降下した。

「よし。我々も行くぞ。」

ゴーストが指示した。



~アルファサイド~

「突入準備。スネークカム起動。内部の敵をマークしろ。」

すると斎藤はスネークカムで内部を偵察した。

「敵兵は二名・・・人質五名」

斎藤が内部の情報を報告した。

「五名?FBI捜査官はいるか?」

ゴーストが聞き返すと

「いえ。一般人しか見当たり・・・ん?あれは!!パルス爆弾です!」

斎藤がパルス爆弾を見つけ、パルス爆弾の存在を報告した。

「クソッ。あれが爆発したら、内外部の電子機器は停止するぞ。」

「本部。こちらアルファチーム。パルス爆弾を発見した。至急処理班を・・・」

《こちら本部。無理だ。屋上にRPG兵が多数。スナイパーが掃討するまで、待てるか?》

「無理です。人質もいます。」

《RPG兵を排除するまでとても着陸できない。君たちでなんとかできるか?》

「やってみます。よし。フラッシュクリア!」


ガチャ


斎藤がドアを開け、ガブリエルがフラッシュパンを投げ入れる


「行け!」

ズガガガガガガッ

「クリア!人質確保!」

斎藤が人質に駆け寄り、ガブリエルが爆弾に駆け寄った。

「ガブリエル。解除できそうか?」

ゴーストが問いかけた。

「時間さえあれば可能ですが、残り1分です。」

ガブリエルは珍しく冷静に答えた。

「なんだと?・・・本部!パルス爆弾の解除はむずかしいものと思われます。」

《そうか。とりあえず、その部屋から・・・ビーーー》

「ほ、本部?ガブリエル!どうした!!」

ゴーストがガブリエルに駆け寄る。

「き、起動してしまいました!遠隔操作で起動したようです。」

ガブリエルが、処理しながら答えた。

「ダメか!斎藤!人質を廊下へ!」

ゴーストが斎藤に命令した。

「了解!さぁ。こちらへ。」

斎藤が人質を廊下に連れ出した。

「ガ、ガブリエル!離れろ!行けっ!行けっ!下の階へ走れ!」

ゴーストが叫ぶと、そこにいた人々は一斉に走り出した。

「ジョワンナ!遠隔操作で防護扉を閉鎖しろ!」

《了解しました。8階部分全防護扉閉鎖。閉鎖完了》

「ラガー1。急いでヘリを着陸させろ。EMP爆発まであと15秒!」

《了解した。》


ビーーーーーーーン


「うわぁ」

機械音が鳴り響く。

「ぜ、全員大丈夫か?」

ゴーストが全員に尋ねる。

「だ、大丈夫です。しかし、全電子機器が使用不能。」

斎藤が答えた。

「そうか・・・とりあえず、防護扉をブリーチで吹き飛ばせ。人質を屋上に連れて行くぞ。」

ゴーストがガブリエルに言った。

「了解。離れてろ。」


                 (第3話終)

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