いつでもどこでも
単純に思うことがある。
いつでも、どんなときでも、いろんなところで人は営みを行っている。
そしてその人の数だけ物語は紡がれていく。
たくさんの人が知っている物語もあるだろう。
たくさんの人が知ることになる物語もあるだろう。
だが、物語、というのはただ知られているものがすべてではない、ということも同時に知っている。
いろんな物語を聞いたり、見たりしているうちに、知られていない、わからない物語ということもたくさんあることが分かってくる。
ではその物語というのはどうなるのか。
何も変わりはしない。
知られている物語であっても、知られていない物語であっても、結局は人の生活だ。
だからこれからも、その物語を紡いでいくことになるのだろう。
ずっとずっと、きっと死んだ後も。




