超常現象 無命夢編
今回は超常現象の依頼受け取りと準備になります。
俺は一応化け物退治の他にも超常現象の解明の依頼を受ける事もある。
だが超常現象の解明というのは結構面倒な事だ。
何故ならこの現象が起こった理由を突き止め、対策を作るか現象を解消することで解明になる。
この対策を作るか解消するかが本当に面倒くさいので多くの奴らから嫌われている。
この超常現象が発生する理由は主に3つに分けられる。
まず1つ目が依頼者自身の精神不安による思い込みが現象になる。
これは例えば周囲の人々が鏡に映る自分を自分だと認識が出来なくなることや声にエコーがかかるようになるなどがある。
次に2つ目が化け物や神に近い何かが起こす現象だ
この現象の例を挙げるとしたら、体におもりをつけたかのよう体が重くなったり、逆に体重が不自然なほど軽くなってしまうことなどがある。
最後は相手に恨みを持つ人間が機械など使い起こす現象だ。
これは単純だ。家にあるものや家具がひとりでに動き出すいわゆるポルターガイスト現象がこれにあたる。
何故こんな説明をしたかと言うと今回の依頼はこの超常現象の解明依頼だからだ。
「なるほど、あんたの依頼はこの超常現象の解明でいいんだな?」
「はい、僕はこの超常現象に長い間悩まされていて政府公認の方々は中々受けて貰えないので依頼をします。」
正直そりゃそうだと思った。
前にも説明をしたがこの超常現象の解明には金と時間が多く必要になってくるので誰も受けたがらない。
まず必要となってくるのが超常現象の波長や音、電波などを感じ取る機械だ。
だがこれが曲者であり、高いスパンでの交換を強いられることや、本体自体がとても値段が高い。
そして感じ取るまでにも短くても1週間が必要になっており、どの程度期間がかかるのかは運次第になってしまう。
これらの点を理解している奴らからは超常現象の解明は受けたく依頼として周知されている。
かと言う俺もあまり受けたくなかったがこの依頼者である安奈透が提示してきた依頼料が最低でも500万は出すと言い思わず承諾してしまった。
「どうかなさいましたか?」
俺は声をかけられて顔を上げ依頼人に返事を返した。
「嫌、なんでもない少し考え事をしていてな。2日後にあんたの家に向かうとするからよろしく頼む。」
そう言い依頼人の住所と電話番号を受け取った。
そして依頼人が帰った後俺は今回の依頼の確認と準備を始めた。
「確か依頼人の身に起きている現象は夢に関するものだったな。えっとなんだっけな、そうだ!自分の夢に誰が侵入をしてきて殺される夢を見るだったな。」
依頼人は最近夢で知らない人に殺される夢を見ているそうだ。
ここまでなら普通の悪夢に聞こえるが、超常現象が引き起こしている夢なのでこれでは終わらない。
「なるほど。夢のはずなのに殺される感覚が目を覚ましてからでも残っており、夢ではないのに夢の中のように不安に襲われてしまうか」
全ての人は夢を見ていると言われいるが、夢を覚えている人はあまりいない。
その理由は起きてすぐ声を発してしまうからとも言われているし、レム睡眠の外であり忘れてしまうから脳が夢と現実を判断するために記憶を消してとも言われている。
だが依頼人は夢を全て覚えていてその感覚、不安を覚えているそうだ。
「確かにこれは超常現象であり、めんどくさい部類に入る依頼だな。とりあえず準備をするために出かけるか」
外に出た俺が真っ先に向かった先は情報屋というところだ。
解明をするためにはある程度の知識と似たような事例が無いかを確認するとこから始まる。
「よぉ!久しぶりだな。元気してか?」
「えぇ元気ですよ。あなたもその口ぶりからして元気そうですね」
こいつはアイキという情報屋の店員だ。本名は別にあるらしいが俺は知らない。腕立つ情報で信頼できるやつだ。
「どんな情報が欲しいんだい、煉君?」
「あぁ、実はこんな依頼きてな似たような現象はないかと聞きにきたんだ」
依頼内容を聞いたアイキは興味深そうに頷いていた。
「なるほどね。興味深い現象だね。似たような現象は僕が知るとこではないかな」
「まじか。これはちっとばかし難しい依頼になりそうだな」
「あぁすまないね。だがこの現象を解明したら、是非僕にも教えて欲しいな。勿論お金は払うさ。」
「構わないぜ」
そんな約束をし、俺は情報屋を後にした。
その後は現象解明に必要になる機械を買いに行った。
ちなみにこういう系の機械を不正に出回っているやつを買うから割高になることがあるが、アイキが情報がなく手伝えなかったからと質が良く安い店を紹介してくれたので結構助かった。
次は解明編です




