まだまだ知らないダンジョン学の世界
入試勉強だのテスト勉強だので時間が取れず、かなり1か月も期間が空いてしまい申し訳ございません。
時間の都合上、期間が空くこともございますが完結までは描き切るので気長にお待ちください。
鳳さんに伝えられてやってきたのは探索者協会の横にある協会提携の武器屋…ではなくその裏手だった。
「本当にここであってるんだよね?」
「鳳さんはここっていってたよ!」
あまりにも不安になるような仰々しさがある目の前の建物を見る。どう考えても高校生が来る場所ではない。うじうじしていても意味はないので意を決して扉をノックする。
「すみません。鳳さんに紹介されて来た姫野といいます」
「おう。よく来たな」
「あっ、鳳さんおはようございます」
「ああ、おはよう。こんなところに呼んですまないな」
「いえいえ大丈夫です。ところでなぜ武器屋じゃなくて裏手なんですか?」
「それは中に入ってからのお楽しみってことでとりあえず入ってくれ」
そう促されて入ったのは一言で言えば工房だった。
「おっ、そっちの二人がこないだ言ってた子たちだね」
「えっと…」
「ああ、名乗るのを忘れていたな。私はここで魔物の素材を用いた特注装備を制作している金屋という者だ」
「魔物の素材ですか?」
「魔物って魔石しか落とさないんじゃないの?」
「一部の魔物は倒す前に体から離れた部位がそのままになるんだ。あまり知られてないがな。例えば、アルミラージの角だったりゴーレムの腕とかだったりを切り落としたときだな」
「知らなかったです」
「そんなの高校でも習わないよね?」
「これは大学でダンジョン学を専攻して初めて習うよう内容だからな。そもそも普通は部位を切ってから倒すなんて余裕がないから殆ど素材が市場に出ることなんてない。まして強力な装備を作れるようなものなど尚更な」
「そうなんですね」
「まあ今回は鳳会長がお金の方は出してくれてるから、そっちの負担は無くて結構だ。二人のために頼まれてるのはミスリルゴーレムから採れた中でも純度の高いミスリル製の長剣とグリフォンの羽から作った疾風の指輪で大丈夫かな?」
「ミスリルゴーレムとグリフォンってどちらも下層の魔物ですよね。本当にいいんですか?」
「会長をやってれば金は溜まっていくからな。どうせならいいものをあげたいんだお金の心配はしなくていい」
「ならお言葉に甘えさせていただきます。海もそれで大丈夫?」
「うん」
「ああそうだ。作るのに2時間くらいかかるんだが会長に任せても大丈夫か?」
「問題ないぞ。二人と話したいこともあったからな。二人は大丈夫か」
「「大丈夫です」!!」
「昼飯でも食べながらにしよう。俺の奢りだ」
鳳さんの出番が殆ど無くなりましたね。これはどうせならと特注品にした本人が悪いのであしからず。
次はさすがに1か月も空かないはずです。恐らくですが。




